明治期の1888年に倉敷で創業した、創業135年を超える老舗総合素材メーカー。1933年より大阪に本社を置いている。堺筋本町駅至近の中央大通に面した一等地に、本社の入る自社ビルを有している。
社名から繊維の会社というイメージを持たれることが多いが、祖業である繊維事業から多角的に事業を展開しており、繊維、自動車、住宅、エレクトロニクス、半導体、環境プラント、バイオメディカルなど幅広い分野で事業を展開。歴史あるプライム上場企業でありながら、各事業部が中小企業の様に大きな裁量を持っている点は大きな特徴。
事業の売上比率は、繊維事業37%・非繊維事業63%。特に近年はエレクトロニクス分野の成長が著しい。
また、本社ビルの隣に、「クラボウアネックスビル」というテナントビルも有しており、不動産事業の収益も縁の下で業績を支えている。財務的に堅い優良企業である。
研究開発分野においては、コア技術として、「数理科学」「物理科学」「光電工学」「情報工学」「物質科学」「生命科学」の6分野を位置付けている。
社名にも残る創業の地である倉敷については、現在はオフィスや製造拠点を有しておらず、1973年に倉敷工場の土地を再開発し、「倉敷アイビースクエア」という複合観光施設となっている。
高専出身者・女性総合職社員の積極的な採用、定年後再雇用の実施といった多様な人材の活躍の推進に注力している。
事業部を跨いだ部署異動は基本的に発生しないため、腰を据えて働くことが可能。
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