1937年創業の老舗外航海運企業。日本郵船やコスモ石油との長期貸船契約を軸に売上の約7割を確保する堅実な収益構造が強みだ。少人数精鋭で若手からグローバルな大型案件に挑める環境と、環境対応船への積極投資が光る。
大型原油船(VLCC)、石油製品船、LPG船、ばら積み船を展開する1937年創業の老舗外航海運企業。
事業の根幹は、船舶を傭船者に貸し出す「長期貸船契約」に基づく安定収益モデルである。売上の約7割を日本郵船(構成比約43.9%)やコスモ石油(同約28.0%)といった主要顧客が占め、数年~10年単位の契約で市況変動リスクを最小化している。総資産約772.9億円のうち約666.4億円を船舶資産が占める圧倒的なアセット基盤を有し、安定したキャッシュフローを生み出し続けている。
大手海運と異なり「少人数精鋭」の組織構成であるため、1人あたりの事業規模が非常に大きく、若手からグローバルな大型案件やアセットマネジメントに直接携われるダイナミズムが存在する。さらに2019年11月にはシンガポール現地法人を設立し、アジア市場での機動的な営業や新規案件の獲得を進めている。
環境対応への取り組みも先進的だ。環境マネジメント規格「ISO14001」を取得し、電子制御主機関の採用により燃料消費量およびCO2排出量を従来の機械制御式から約2割削減する新鋭船を導入するなど、脱炭素時代を見据えた船隊最適化を着実に推進している。
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