大手メーカーや総合商社が出資する、大型リチウムイオン電池の研究開発企業。
開発する大型リチウムイオン電池は、一般的な携帯電話の約60倍の容量があり、主に太陽光を使った蓄電システムなどの用途がある。蓄電システムの量産を進め、ハウスメーカーと連携しながら一般家庭向け製品として普及させていく他、病院やオフィス向けの非常用電源としても活用を広げている。
製品は全て国内自社工場にて、安全性をキーワードに開発・製造される。同社では他社多くの大型リチウムイオン電池とは異なり、リン酸鉄リチウムを正極材に利用。これにより、万が一制御装置が故障した場合等でも発火・熱暴走を起こしにくい、リチウムイオン電池特有のリスクが軽減された製品となっている。製品に釘を打ったり銃弾を貫通させたりと、多種多様な検査をクリアしたこの安全性は各所で高く評価されており、リチウムイオン電池製品としては世界で初めて、設立140年超の国際的認証機関の製品安全検査に合格している。
同社の創業社長は、元住友銀行副頭取、リース会社社長、慶應義塾大学教授。蓄電技術で世界の環境問題を解決すべく、69歳で同社を起業。「環境・エネルギー問題への熱い想い」「蓄電技術への目利き」「リスクをとって挑戦する」という熱い思いを持っている経営者。
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