山一電機株式会社

山一電機株式会社
エリートネットワーク取材班による独自解説
半導体検査用ソケット、コネクタ、高速伝送FPC、光学フィルタ等を製造する電子部品メーカー。
メイン商品である半導体検査用ソケット分野(半導体耐熱検査用ソケット)では、トップクラスのシェアを誇る。
同社売上構成比の約5割を占める上記ソケット分野の他、近年のスマートフォン、電気自動車の普及、IoT技術の進歩に伴い、コネクタ分野も成長しており、ソケットに次いで全売上の約4割を占める。
クライアントのニーズに合った製品をオーダーメイドで生産しており、髪の毛の細さ程の部品を組み込むといった、手作業での製造も一部行っている。
耐久性が高い樹脂材料や銅合金などを様々な形状にする切削加工技術や射出成型技術に強みを持ち、こうした繊細で高い技術力が、他社の追随を許さない強みとなっている。

また、売上比は海外が9割を超えており、海外比率が高いことも特徴。
営業、エンジニア問わず、常時1割弱の社員が海外に駐在する等、グローバルなフィールドで活躍することが可能。2025年3月期の売上高約453億円、営業利益約82億円で、営業利益率約18%を誇る。

マザー工場はフィリピンにあり、高品質と生産コストの低減の双方を実現させる生産体制をとっている。
製品の部品を作る金型も内製しており、取引先企業からの要望をタイムリーに柔軟に受け入れることができる体制を整えている。
供給力強化に向けた投資にも積極的に取り組んでおり、2024年には、総額約35億円を投じて主力工場の佐倉事業所とフィリピンの生産拠点を拡張。生産能力が大幅に高まり、半導体需要をより一層素早く取り込めることが期待されている。

【社風・風土、働き方】
●社風の面では、営業・技術・製造がバランス良く協業している。
●何事も前向きにチャレンジしていく風土があり、風通しもよく、年齢や職位にかかわらず自由に意見を言い合えることも魅力。
また、コンパクトな企業なので、社長を始め経営陣と近しい距離で仕事をすることができる。
●離職率が3%未満と非常に低く、社員の平均勤続年数も17年と長期的に腰を据えて働くことが可能。
●工場もあり、海外売上比率が高いグローバル企業により幅広い業務を経験できる。
●技術者は、やりたいことを広範囲で任せて貰えるため「コスト感覚に優れていること」が求められる。
●高専卒の技術者も多数在籍しており、大歓迎です。
●学歴による区別なく、同じ賃金テーブルで評価される環境です。

山一電機株式会社の求人・転職・中途採用情報

企業情報

2025年11月更新

設立
1956年11月1日
資本金
10,084百万円
従業員数
単体390名、グループ2,061名
株式
◆東証プライム上場
決算月
3月
男女比
山一電機グループ(連結)女性比率43.7%(2024年度)
山一電機(単体)女性比率19.5%(2024年度)
平均年齢
43.5 歳(2024年度)
事業内容
●テストソリューション事業
・検査用バーンインソケット
・検査用テストソケット
・プローブカード
・テストサービス
●コネクタソリューション事業
・コネクタ
・実装用ICソケット
・フレキシブル配線板(YFLEX)
●光関連事業
・光薄膜フィルタ
・半導体レーザ光源
・光フイルタモジュール製品

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