1876年創業の歴史を誇る日本の総合印刷企業。国内印刷業界2強の一角を担う。紙への印刷にとどまらず、長年培った高度な印刷・情報処理技術を応用し、エレクトロニクス、生活・ヘルスケア、デジタルソリューションなど多岐にわたる事業をグローバルに展開。
■設立背景
1876(明治9)年、佐久間貞一らによって前身である「秀英舎」として創業されました。明治維新後の日本において「文明の進歩に寄与する事業」として活版印刷に着目し、国産初の活版洋装本を印刷するなど日本の出版文化の発展に大きく貢献しました。その後、1935年に日清印刷と合併して「大日本印刷株式会社」へと改称。戦後には「P&I(印刷と情報)」の強みを軸に、紙以外の領域へ事業を広げる「拡印刷」を推進し、現在の多角的な事業基盤を確立しました。
■事業の特徴と具体事例
同社は印刷技術(微細加工、塗工、光制御など)をハイテク分野へ発展させた独自の事業を展開しています。
・エレクトロニクス事業
印刷の精密撮影・微細加工技術を応用し、半導体製造に不可欠な「フォトマスク」や、スマートフォンのディスプレイに使用される「光学フィルム(反射防止フィルムなど)」で世界トップクラスのシェアを誇ります。また、次世代半導体の微細化を支えるナノインプリント技術の開発にも注力しています。
・生活・ヘルスケア事業
食品や医薬品向けの「高バリア性パッケージ」や、環境配慮型包材を開発・提供しています。さらに、車載用の高耐久インテリアフィルムなどのモビリティ部材や、リチウムイオン電池用の外装材(バッテリーパウチ)でも高い技術力を発揮しています。
・スマートコミュニケーション事業
出版・商業印刷に加え、セキュリティ性の高い「ICカード」の発行やBPO(業務受託)サービスを展開。近年では、ハイブリッド型総合書店「honto」の運営や、リアルとバーチャルを融合させた「XRコミュニケーション」など、デジタル領域の体験価値創出にも注力しています。
■ 働き方・社風
・従来の印刷枠を超え、IT・BPO・エレクトロニクスなど多角的に事業を拡張しており、事業部をまたいだ新規事業の立ち上げなど多様なチャレンジ環境があります。
・選択定年制(60~65歳)やコアタイムなしのフレックス制(裁量労働制含む)、育児短時間勤務(小6修了まで免除枠あり)など、ライフステージに合わせた柔軟な働き方が整っています。
・観光地のリゾート施設、フィットネスクラブ、全国14ヶ所の社内診療所や各種専門相談室など、自社保有の施設・インフラが非常に充実しています。
・導入教育から専門講座、資格取得奨励まで自己啓発を強力に支援する研修体系も充実。
続きを読む