●職務内容:
主に通信ケーブル用被覆材料、電子線被覆材料の開発を担当。
通信ケーブル用被覆材料は、高難燃化、発泡による高機能化が開発目標としてあり、多くのポリマー材料、難燃材料、発泡材料から組成を検討していく。電子線被覆材料は、高耐熱化、高耐摩耗化などの開発目標があり、老化防止剤や無機フィラーなどの材料も取り扱う。
組成検討とラボ試作&評価を繰り返し、選定した組成をもってコンパウンドの量産試作を行う。良好なコンパウンドが得られれば実際に工場でケーブル・電線試作を行い被覆材料を決定する。
これら研究開発の過程で、各種材料メーカー、外部のコンパウンドメーカー、工場関係者と関わり合いながら業務を進めていく。
材料に関して多くの知識を修得し、充実した人脈を形成することが出来る。
●部署・課の役割:
通信事業分野、産業電線・機器事業分野における電線・ケーブル被覆材料を開発する。
特に高い技術水準が求められるとされる高耐熱・高電圧・高難燃を特徴とする材料開発に注力している。組成検討からコンパウンド量産試作、電線・ケーブル試作を経て工場移管を行い、製造条件の最適化や初期トラブル対応などのサポートも行う。また、当課がこれまでに開発してきた、これら電線・ケーブル被覆材を支える基盤技術の1つである”新しい架橋技術”について、高機能・多機能を指向した開発、新しい架橋技術の強みを最大限発揮するための製造技術の開発など、課員を2つのチームに分けて、さらに一段上をめざした技術革新、基盤技術の発展に取り組んでいる。
●働き方
・時間外労働(月)20H、繁忙期無
・テレワークの頻度0~1回/月
・出張の頻度2~4回/月
・主な出張先・エリア加工メーカー、グループ会社拠点
・出張の補足:関東が多い(名古屋まであり)。試作してもらう場合2~4日の泊りもあり
・海外なし
・出張先:加工を委託するメーカー、ケーブル工場、三重、千葉、九州、神奈川
※慣れたらメーカーには一人で行って頂きます
●将来的なキャリアパス(5~10年)
入社当初は通信事業分野の業務を担当してもらうが、産業電線・機器事業分野における電線・ケーブル被覆材の開発、または、同じポリマー材料開発部内で光ファイバや光部品に用いる材料の開発に携わる機会もある。
研究開発でキャリアを積んだ後は、開発した材料を実際に使用する工場へ異動し、生産技術や品質管理に携わることでそれまでのキャリアを最大限に活かすことができる。
また、生産技術や品質管理で得られた経験・知識を研究開発に持ち帰ってもらうことで、より質の高い研究キャリアを積み重ねていくことができる。(一例です)
●必須条件:
材料開発に関する業務経験
化学・材料に関する一般知識
機器分析に関する一般知識
コミュニケーションスキル(業務になれた後、取引先メーカーや自社工場に一人で訪問し、実現に向け意見交換をする場面があります)
●歓迎条件:
ポリマーおよびその添加剤類(無機フィラー、難燃剤、老化防止剤など)に関する専門知識
加工設備(押出・射出・混練など)に関する一般知識
統計分析、情報科学
新しい材料設計思想や評価手法などを提案し取り入れた経験
【東証プライム上場 財閥系 製紙メーカー】 研究開発本部 植林木の研究・開発職
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