●知財の有効活用
・事業部門や開発部門と日々コミュニケーションを取りながら事業計画や製品開発計画を把握し、進捗をモニター。併せて、業界・競合の動向を把握し、それらをもとに知財担当者として対処すべき課題を適切に設定する。
・開発部門との緊密なコミュニケーションのなかでコア技術を探索し見極める。その際、コア技術を正しく理解し、コア技術の本質(本質的な技術的特徴)を抽出することが重要。
・コア技術の特性を理解し、戦略的観点から特許として保護すべきか否かを判断する。特許として保護すべきコア技術については、特許価値を最大化できるように特許出願(クレーム・明細書作成)、公知技術調査、拒絶理由(オフィスアクション)など様々な実務に対応。なお、それらの実務において国内外の特許事務所とも密に連携する。
・開発部門とコミュニケーションを取りながら現時点での特許ポートフォリオの評価を協議する。競合他社の製品・サービスの情報を入手し、特許ポートフォリオの活用可能性を検討し開発部門に提案する。
●知財リスクマネジメント
・開発部門とのコミュニケーションのなかで、新製品・サービスに採用予定の新技術に関する情報を漏れなく入手する。その情報をもとに、クリアランス調査(FTO調査)すべきテーマやスケジュールを開発部門と協議のうえ決定し、調査を実行。調査結果に基づいて知財リスクを適正に評価し対処する。調査や知財リスクの評価・対処に当たっては、調査会社や社外専門家(弁護士等)とも適宜連携。
・特許訴訟では、裁判地の代理人弁護士とチームを組んで必要な手続に対応。開発部門や法務部門とも密接に協力しながら、製品情報や先行技術情報等を正確に把握しつつ、裁判所に決められたタイムラインで適正に対応する。
・知財デューデリジェンスでは、デューデリジェンスの全体チーム(部門横断チーム)と密接に連携しながら、限られた時間のなかで対象会社の保有特許・技術の分析、潜在的な知財リスクの分析などを行う。
●汎用業務
・IPランドスケープでは、各種の特許分析ツールを活用して、テーマに沿った特許情報の分析を行う。事業部門や開発部門と協議してテーマを設定し、分析結果をその協議先に提供する。
・買収した海外の子会社の知財担当と連携し、特許出願・権利化、クリアランス調査(FTO調査)等の各特許業務の推進
【ポジションの魅力】
同社の知的財産部では、様々な事業領域で多様な知財業務に携わりながら、知的財産の専門家として幅広くキャリアを積み上げていけることが魅力です。
・特許権利化業務では、いわゆる上流から下流まで一連の業務に携われます。開発部門とのコミュニケーションのなかで製品の開発段階から発明を発掘し、国内外で特許出願を行った後、各国での権利化に向けた特許審査手続に対応します。権利化後も、登録クレームと競合他社の製品・サービスとの関係性を調査したり、登録クレームの今後の活用可能性を検討したりします。日々の業務を通じて、発明の本質を捉える力やクレームドラフティングを含む権利化スキルを向上させることができます。
・特許分析ツールを駆使してIPランドスケープ(特許環境分析)のスキルを磨くことができます。その結果をもとに事業戦略や製品開発に関する提言を経営層に向けて発信する機会が得られます。
・事業部門に対する様々な知財支援を通じて、社会に新たな価値を提供する最先端技術に日々接することができます。技術分野は、光学・レンズ、精密、AI・画像処理、細胞・バイオ、材料、宇宙など多岐に渡ります。
・海外子会社の担当者とチームを組み、英語力を駆使してグローバルな知財業務を行うことができます。
・知財係争対応業務では、国内国外からの警告への対応および特許訴訟対応により、グローバルな知財係争業務の経験を積むことができます。
また、担当いただく事業領域によっては次のような業務を経験することができます。
・中期経営計画で掲げた「戦略事業」などでは、同社に居ながらにして、あたかもベンチャー企業のようなスタートアップに知財戦略面から携わることができます。
・M&Aや出資のプロジェクトに参画することにより、知財面からデューデリジェンスの経験を積むことができます。
・史上最も精密な機械と呼ばれ、精密技術、光学技術の結集である半導体露光装置・FPD露光装置の知財戦略立案、出願・権利化、クリアランス調査(FTO)を通じて、技術力と知財対応力を兼ね備えた知財エキスパートを目指すことができます。
・創薬支援等の知財業務を通じて、人々のQOL向上支援に携わることができます。
【キャリアパス】
・ジョブローテーションにより、様々な事業分野・技術分野を担当していただくことができます。多様な知財業務に幅広く携わっていただくことで、知財エキスパートとして着実にステップアップしていただきます。
・ご意向や適性に応じ、知財戦略・実務のリーダー、マネジメント等のポジションを担っていただくことや、知財実務の専門性を深めプロフェッショナルとして活躍いただくことを期待します。
・長期的な視点では、主として特許関連業務でキャリアを積んだ後に、意匠・商標等を含む知財ミックスでスキルアップをはかり、知財ジェネラリストとしてキャリアアップしていただく可能性もあります。
・海外駐在(現地法人への赴任、海外代理人事務所でのインターンシップなど)を通してグローバルな知見・スキルを習得することもできます。
●ポジションのやりがい
・社会に新たな価値を提供する世界トップレベルの最先端技術が産み出されるところ(源流)から特許創出や権利活用まで知財部員として関与できます
・売上の約8割を海外であげており、特許の出願・権利化やリスクマネジメントもグローバルな対応が必要であるため、グローバルな知財業務経験とそれによるスキルアップがはかれるとともに、海外駐在しグローバルに活躍する機会があります
・知財デューデリジェンスなどで経営に提言する機会があります
【必須要件】
・特許権利化業務の実務経験または特許調査業務の実務経験
(特許権利化業務は、国内外の特許出願業務、中間処理業務等を含む。特許調査業務は、クリアランス調査(FTO調査)、無効資料調査、IPランドスケープ調査、特許審査に関する先行技術調査等を含む。)
・基礎英語力(少なくとも、英語の特許公報/特許関連書類の読解力、英語によるメールのやり取りができるレベル)
【歓迎要件】
・企業の知的財産部門または特許事務所での、特許権利化業務の実務経験および特許調査業務の実務経験
・次のいずれかに関する特許権利化業務の実務経験
【機械、電気・電子、精密、計測、通信、光学技術、光学機器、自動車・自動車部品、画像処理、画像圧縮、信号処理、ソフトウェア、制御、医療機器、細胞・バイオ関連技術】
・特許訴訟手続、交渉の実務経験
・出資または買収(M&A)のための知財デューデリジェンスの実務経験
・国内または国外の弁理士または弁護士資格の保有
【求める人物像】
以下のような意識や行動力を有する方の応募を期待しています。
・周囲とスムーズなコミュニケーションをとることができ、チームの一員として活動できる。
・関係者と積極的に関わりながら能動的、主体的に責任感をもって活動することができる。
・関係者の意見を誠実に受け止め、多様な価値観を尊重しながら自らの意見や提案を発信できる。
・グローバルな視点、長期的な視点で物事を客観的、論理的に捉えることができる。
・目的や課題を意識しながらチャレンジ精神をもって業務に取り組むことができる。
・好奇心をもって新しい技術や法律知識を積極的、意欲的に学ぶことができる。
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