転職活動をする中で目にする機会の多い「ワークライフバランス」という言葉。しかし、依然として転勤、長時間の残業を前提とした働き方の会社も数多く存在します。
転職支援に長年の実績を有するエリートネットワークが、「ワークライフバランス」を重視した転職活動を行う上でのポイントを、サポートした成功例に基づいて解説します。
エリートネットワークでは、これまで多くの方々の働き方の転機に寄り添ってきました。
転職をご相談いただく方の多くは、仕事への意欲や企業への貢献意識を持ちながらも、ご家庭の状況や育児、将来の生活設計などを踏まえ、働き方とキャリアの整合に悩んでおられます。
当社は一人ひとりとのカウンセリングを通してそうした背景を丁寧に伺い、仕事への意欲を保ちながら私生活との調和が実現できる転職を支援して参りました。
前職の生命保険会社では、おおよそ3年に一度、転居を伴う異動がありました。私自身、旅行気分で住む地域を変えられることから、転勤はどちらかといえば好きでした。
しかし、子どもが生まれ、小さい頃は転勤について深く考えることはなかったものの、幼稚園の転園時に友達との別れに涙を流す姿を見て、このままで良いのだろうかと考え始めました。
早朝から深夜まで働き、数少ない休⽇に呼び出されることも多くありました。健康のことを考えて働き方を見直したいという思いも、転職を後押ししました。
営業職の仕事にやりがいは感じていたものの、建設業のアナログな社風や人手不足が原因で、どの部署でも長時間の残業が当たり前の状態でした。接待や休日のゴルフも多く、プライベートの時間が十分に確保できませんでした。当然そのような環境では、特に女性の営業職は定着せず、自分より年上の女性営業社員は全員、離職または部署異動で去っていきました。私自身も、この環境で長く働き続けるのは難しいと感じていたため、転職の機会をうかがっていました。
結婚して子供を持ち、妻も正社員の総合職として働く中で、徐々に今後のキャリアと家庭の両立に不安を感じるようになりました。家事や育児は妻と分担して進めていましたが、国会対応や予算要求の時期、また災害発生などにより、突発的に深夜残業が必要になることが多く、家庭での負担が妻に偏る状況が続きました。このままでは家庭が危機的状況に陥ると感じ、より計画的に働ける職場に転職する決意を固めました。
このような悩みを抱えて、ワークライフバランスを重視した転職活動を考えている方へ、どのような企業を選ぶべきか、国の施策、注意点などをご紹介します。
人材確保のため、「同意なき転勤」を見直す企業が増えています。「エリア総合職」の枠組みを設ける、転勤を希望制にするなどといった様々な施策が講じられています。
さらには、ジョブローテーションがない、リモートワークが基本、事業所が一箇所にしかないなどの理由で、そもそも転勤のない企業も存在します。
| 三菱ケミカル |
一般社員の転勤は本人の同意がある場合のみ https://www.m-chemical.co.jp/saiyo/culture/ |
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|---|---|---|---|
| 住友不動産 |
営業職、事務職は転勤がない https://www.sumitomo-rd.co.jp/jobs/career/faq.html |
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| SBIホールディングス株式会社 |
基本的には都内での勤務 https://www.sbigroup.co.jp/company/recruit/career/faq.html |
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| 東レ |
年1回、キャリア形成や異動希望を申告できる https://www.toray.co.jp/saiyou/fresh/recruit/faq.html |
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| 地方銀行 |
その都道府県内での異動がメインであり、全国転勤の心配が少ない |
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| コンサルタント シンクタンク |
拠点が東京や大阪の都心部に集中しており、ジョブローテーションはほぼ無い |
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また、長時間労働を前提としない仕組み作りも加速しています。残業時間上限目標の徹底や勤務時間帯の柔軟化など、一定の時間の中で最大の成果を出すための先進的な施策が、様々な企業で導入され始めています。
| SCSK |
「スマートワーク・チャレンジ20」を掲げ、月間残業20時間未満、年次有給休暇20日取得を目標化。達成度に応じて浮いた残業代をボーナスで還元する仕組みを導入 https://www.scsk.jp/corp/csr/work/index.html |
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|---|---|---|---|
| 味の素 |
所定労働時間を7時間15分(16:30終業)へ短縮。16時以降の会議禁止や「どこでもオフィス」制度により、短時間で成果を出す文化を徹底 https://story.ajinomoto.co.jp/report/040.html |
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| ダイキン |
週一日の定時退社日を設定。原則として休日出勤を禁止し、オン・オフの切り替えを推奨 https://www.daikin.co.jp/recruit/workstyle |
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| ミネベアミツミ |
ノー残業デーなどを実施。平均残業時間は6.7時間/月 https://www.minebeamitsumi.com/csr/evaluation/ |
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| マブチモーター |
管理職による残業時間の把握と削減目標を設定。残業時間が多い社員に対しては、人事部門と管理職が連携して業務そのものの見直しや配分の適正化、業務の効率化を促進 https://www.mabuchi-motor-recruit.com/working-environment |
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| ゼンショーホールディングス |
COO、労務担当、組合代表が参加する時間管理委員会を発足させた。労働時間が長くなりそうな従業員に対し、月に1回解決策の提案や指導を行う https://www.zensho.co.jp/jp/company/improve/ |
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昨今、行政の後押しもあり、多くの企業がワークライフバランスの適正化へと舵を切り始めています。特に経済産業省による「ホワイト500」などの認定制度の普及により、自社の「ホワイト経営」を戦略的に対外的にアピールする企業も増えています。
しかし、こうした国や企業による施策が進む一方で、現場では必ずしも実態が伴っていない事も現状です。
弊社エリートネットワークを活用して転職に成功された方の中には、前回の転職で「働き方改革」の掛け声が逆効果を生む職場に在籍していた方もいらっしゃいました。
転機となったのは働き方改革の建設業への適用です。そこから残業規制、管理が厳しく言われる様になりました。
しかし、業務量の管理に関してはほぼノータッチで、会社から管理される総残業時間と業務量の差が個人の努力や作業効率化ではどうにもできない程、大きくなっていました。
実際に繁忙期のある月は110時間超の残業をしましたが、会社からは80時間未満にする様、指導があり、その差30時間超はかくれ残業として会社には申告しませんでした。
貢献していると感じていた会社からの矛盾した要求に強いストレスを感じ、今度こそ安定した労働環境で働きたいとの思いが強くなり3度目の転職を決意しました。
保船業務をこなしながらわからない点は学び、また、同時並行で大きなプロジェクトに従事する中、どうしても業務時間内に全て完遂することができず祝休日に隠れて出社する日々が続きました。
(中略)
当然ながら労務上の業務指定時間内に完遂することはできず、時間外労働をせざるを得ない状況でしたが、この時間に関しても各部で定める重要業績評価指標(KPI)を事由に時間を削る指示が度々あり、自分の耳を疑いました。
そんな中でも、社会における自身の業務は非常に大きな影響があることを自負して日々業務を進めていきましたが、今積み重ねている嘘が今後30年近く将来の自分に降りかかると考えた時に、前々職で自身が経験した失敗を繰り返すことはできないと考え、転職することを決意しました。
エリートネットワークは、日ごろからご紹介する企業に取材目的で何度も足を運び、ヒアリングを重ねています。そのため、実際に訪れたオフィスの環境や社員の皆様の雰囲気など、実態に即した生の情報をお伝えすることができます。また、「求人票上では『全国転勤の可能性がある』と記載されているが、実際には勤務地変更の可能性は低い求人案件」「基本的にはフル出社前提だが、家族の事情などでリモートワークや時差出勤も認めている企業」など、1997年設立以来、各企業の採用・就業実態の推移を見届けて来た人材紹介企業だからこそ持ち得る、様々な個別情報も蓄積しています。
さらには、ご紹介する企業の人事担当者の方々と深い信頼関係を築いているため、転職をお考えの方の事情やご要望を伝えたうえで、交渉の余地が無いか個別擦り合わせすることも行っております。
ワークライフバランスを重視して転職する際、重要なのは「譲れない条件」を明確にすることです。
「新しく建てた家から1時間以内で通勤できる範囲」「配偶者との仕事の兼ね合いで週3回は子どもを迎えに行くため、最寄り駅に18時半までに着く必要がある」など、なぜ 「転勤したくない」「残業を減らしたい」のか理由を具体化することで、優先順位(年収、役割、勤務地)が明確になります。また、「繁忙期のみ残業が増えるのは問題ない」「一都三県内なら転勤できる」など、次善の策として妥協点を見出すこともできるでしょう。
転職で拘ったこと
- 実務経験が活かせる研究・開発職であること
- 勤務地が夫婦共に馴染みのある土地であること
- 少なくとも、ここ数年は転居を伴う転勤の可能性が低いこと
- 海外転勤に際しては、職務内容が明確で、かつ準備期間が十分に確保されている体制が整っていること製造業で海外転勤が無いことの方が珍しいことは理解しており、また前職での苦い経験からきちんとステップを踏んでもう一度海外にチャレンジしたい思いは少なからずありました。
給与アップが転職の主目的では無いため、希望年収は現行同等、または現収入の1割減を限度としました。
転職活動を行うにあたってこだわった点は、下記の4点です。
・残業時間が少ないこと(家族と過ごす時間を確保するため)
・勤務地が東京であること
・転勤がないこと(自分の居住地を会社の都合で振り回されたくなかったため)
・自分がやりたいこと、実現したいことに直結した仕事であること
逆に、こだわりを捨てた点は、「業界にはこだわらないこと」です。
(中略)
業界を絞らず、会社の知名度への先入観(自分が企業名を知っていただけ、等)を捨ててフラットな目線で一から業界選び、会社選びを行いました。
転職にあたって譲れなかった条件は、家族がいることを踏まえて年収が同等以上であること、転勤がない、もしくは少なくとも当面は発生しないこと、そしてスキルアップにつながる業務内容だった。
一方で、それ以外の条件についてはこだわりを手放した。特に、企業の社格やネームバリューといった点については、新卒時とは異なり、優先度を下げた。
【譲れなかった点】
・コミュニケーションを多く取れるような職場環境であること
・時間外労働、休日出勤が少ないこと(前職は時間外労働が多かったため、家族との時間を取れることを優先したいと考えた)
・会社都合による転勤が少ないこと(前職は全国転勤があり、会社都合で突然の転勤が発生する可能性が大きかったため、人生設計をするにあたり、難しさを感じていた)【譲った点】
・年収が多少下がることは覚悟の上、転職活動を行った
しかし、どれほど充実した制度が存在する会社であっても、実際に活用できるかどうかが、入社後のパフォーマンスに大きく関わってきます。
例えば、リモートワーク制度がある企業でも、「試用期間中は業務習得を優先するため原則出社」といった規定を設けているケースは少なくありません。たとえ同業界・同職種での転職であっても、社風や日常業務のワークフローが多少なりとも異なる場合は多く見受けられます。まずはその組織の「作法」を受け入れることが先決です。
制度とは、会社が社員の自律を信頼して提供しているものです。本当の意味で会社の制度をフル活用し、自由度の高い働き方を手に入れるには、まずはプロフェッショナルとして責任持って業務を完遂し、周囲からの信頼を勝ち取ることが欠かせません。条件面だけでなく、第一義として「その仕事に対して真摯に向き合えるか?」という視点を忘れないようにしましょう。
弊社は、転職先の企業で末永くハイパフォーマーとしてご活躍していただくことを何よりも大切にし、転職支援を行っています。経験豊富なカウンセラーがじっくりと対話を重ね、様々な観点から最大限実現可能性の高いご提案をさせていただきますので、是非、本音でお話し下さい。
【財閥系 老舗生命保険会社】 本社総合職 企画部門
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クライアント企業との太いパイプと採用実績・高い定着率で財閥系企業や上場企業を中心に各業界の大手企業各社から評価を頂いており、ハイキャリアの転職支援実績が豊富にございます。
各紹介先企業に精通した専任のカウンセラーが転職活動の各プロセスにおいて、職務経歴書の作成に関する具体的なアドバイス並びに添削、退職にまつわるノウハウも提供し、次の会社への入社に至るまでひとりのカウンセラーが一貫してサポートします。