TOEIC955点海外営業27歳(帰国子女)。成熟したビジネスモデルの鉄鋼商社から、よりグローバルに活躍したく財閥系海運会社へ。

No.1659
  • 現職

    【東証プライム上場 財閥系 海運会社】
    本社 陸上総合職

  • 前職

    【大手総合商社グループ 世界的に金属資源の流通を手がける専門商社】
    鋼材本部 アジア各国への海外営業・海外現地事業会社の統括担当

槙野 修一郎 氏 27歳 / 男性

学歴:神奈川県立高校 卒
難関私立大学 卒
TOEIC 955点

掲載日:2025年8月08日
目次
  1. 学生時代にさかのぼって新卒での就職時の志や志向
  2. 入社した会社での業務経験・培ったスキル
  3. 転職に至った背景・きっかけ
  4. 転職活動でこだわった点
  5. 転職活動での学び・気づき
  6. (株)エリートネットワーク様を利用して良かったポイント
  7. 次の職場に賭ける意気込み

学生時代にさかのぼって新卒での就職時の志や志向

学生時代、私は英語系の学部に所属しており、幼少期に海外で過ごした経験から、自然と「将来はグローバルな環境で働きたい」という志向を持つようになりました。特に、若いうちから海外出張や駐在のチャンスがある企業で、自分の語学力を活かしながら実務経験を積みたいと考えていました。
当時はグローバルメーカーや商社を中心に就職活動を行いましたが、鉄鋼商社が他業界と比べても海外拠点を数多く持ち、若手にも海外との接点を積極的に与えていることを知り、強く惹かれました。加えて、鉄という素材が持つ、産業の「基盤」としての役割や、社会のあらゆる分野を支える裾野の広さにも魅力を感じ、「広く社会に貢献できる仕事」として鉄鋼商社を志望しました。

入社した会社での業務経験・培ったスキル

入社後は鉄鋼商社の海外営業職として約4年間勤務しました。主な業務内容は、日本からの鋼材輸出業務、現地事業会社の在庫管理、現地スタッフ(ナショナルスタッフ)の教育・育成、自動車メーカーとの価格交渉など多岐にわたりました。
中でも、鉄鋼メーカーと海外現地法人との間に立ち、鋼材を期日どおりに届ける「デリバリー管理業務」に最も注力していました。顧客の生産ラインを止めないよう、輸送遅延を回避するためには、社外物流部門や現地法人の営業・在庫管理担当、鉄鋼メーカーや自動車部品メーカーなど多くの関係者と連携する必要がありました。天候不良や通関の遅れ、船腹のスペース不足といった突発的なトラブルが生じることもあり、そのたびに複数の関係者と調整を重ね、納期を守るために粘り強く交渉し続けました。
こうした経験を通じて、強い折衝力と問題解決力を身につけたと感じています。また、在庫管理や納期調整を行う中では、鋼材のサイズ・品質・用途など商品知識の習得も不可欠であり、日々メーカーや顧客とのやりとりを通して専門的な知識の習得に努めました。
さらに、現地スタッフとの業務では、単に業務を指示するだけでなく、相手の文化的背景や価値観を理解したうえで、伝え方や関わり方を柔軟に調整することが求められました。相手のモチベーションを高め、主体的に動いてもらうためには何が必要かを常に考えながら接してきたことで、異文化理解力や育成力も自然と身につきました。

転職に至った背景・きっかけ

前職での業務自体にはやりがいを感じる一方で、長期的にキャリアを考えたときに、現在の業界・ポジションの中では「変化の少なさ」や「新しい挑戦の機会の少なさ」に課題を感じるようになりました。鉄鋼という産業が成熟しきった領域であり、今後の大きな技術的ブレイクスルーや市場変化が起きにくいことも懸念の一つでした。
その中で、日々の輸出業務を通じて接することの多かった「海運業界」に強い興味を持つようになりました。特に海運は、単なる物流業ではなく、次世代のエネルギー輸送や洋上風力発電プロジェクトなど、未来の社会インフラを担う可能性のあるダイナミックな業界です。また、グローバルな事業展開、国家間のスケールでの業務、サプライチェーンの中枢を担う使命感など、多くの魅力を感じました。このように「社会的意義の大きい分野で、まだ自分の知らない世界に飛び込んでみたい」という思いが芽生え、転職を決意しました。

転職活動でこだわった点

転職活動においては、以下の2点を特に重視しました。
・英語を日常的に使用できる環境であること
・海外駐在のチャンスがあるなど、グローバル性を持った企業であること

これらは学生時代から一貫して私のキャリア観の中心にあるものであり、今回の転職でも譲ることはできませんでした。前職においても海外との取引を通じて、グローバルな環境の中で働く面白さと責任の大きさを実感していたため、次の職場でもそのような環境に身を置き、さらに深いレベルで国際業務に関わっていきたいという思いがありました。グローバル展開をうたっている企業であっても、実際には国内中心の業務が主であるケースもあるため、企業の実態と自分の志向がずれていないかを慎重に見極めるよう心がけました。その結果、単に希望条件に合うというだけでなく、「ここなら自分の目指すキャリアを着実に築いていける」と確信できる海運会社に出会えたと感じています。今後も、自分の強みを最大限に活かしながら、より広い世界で価値を発揮できるよう努力を続けていきたいと考えています。

転職活動での学び・気づき

初めての転職活動ということもあり、最初は手探りの状態でした。大手転職サイトからスカウトやオファーをいただいても、画一的なメッセージが多く、面談でも私の志向や価値観に深く寄り添ってくれる感触はあまり得られませんでした。
転職活動を通じて最も大きな学びとなったのは、「自分自身のキャリアを見つめ直すこと」の重要性です。なぜ今の仕事を続けてきたのか、何にやりがいを感じ、何に課題を感じるのかを振り返ることで、自分自身でも気づいていなかった本音や価値観が見えてきました。

(株)エリートネットワーク様を利用して良かったポイント

数ある転職エージェントの中でも、株式会社エリートネットワーク様に登録したきっかけは「一人ひとりにしっかり寄り添ってくれる」という評判をインターネット上で見かけたことでした。実際に複数回のカウンセリングを通じて印象深かった点は、単なる求人案件の提示にとどまらず、「当該業界への志望動機」や「特定企業に対して違和感を覚える理由」など、私自身の意見や感情にじっくりと向き合ってくれた点です。一方的に求人を押し付けるのではなく、共に整理し、共に考える姿勢が非常に心強かったです。

また、選考過程においても、職務経歴書や志望動機の添削、企業別の面接傾向や想定質問の共有など、きめ細やかな支援がありました。特に仕事終わりの遅い時間にも関わらず、面接対策に対面で対応していただけたことは、非常にありがたく、印象に残っています。私一人ではきっとたどり着けなかったであろう企業様に出会い、納得のいく転職活動ができたのは、エリートネットワーク様の支援があったからこそだと思います。改めて深く感謝申し上げます。

次の職場に賭ける意気込み

今回の転職は、鉄鋼専門商社から海運会社という異業界へのチャレンジとなるため、ゼロからのスタートではありますが、前職で培ってきた「粘り強さ」や「対人調整力」は、きっと新たな環境でも活かせると信じています。これからは、海運というスケールの大きな世界の中で、一歩ずつ地道に経験を積み重ね、いずれは新たな事業領域や国際プロジェクトに関わっていけるような人材になりたいと考えています。常に学び続ける姿勢を忘れず、着実に成果を出していく所存です。

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