大手ハウスメーカーの建設資材の購買・調達担当30歳男性。転勤の無い東証プライム上場老舗IT・通信システム会社へ

No.1728
  • 現職

    【東証プライム上場 大手IT・通信システム会社】
    サプライチェーン戦略部門 間接材ソーシンググループ 建物の新規・修繕案件のサプライヤ選定及び見積評価

  • 前職

    【東証プライム上場 大手ハウスメーカー】
    戸建住宅の建設資材(木材、鉄骨部材、壁材、断熱材等)の手配・在庫管理及びサプライヤーとの価格交渉
    → 商業施設の建設資材(コンクリート・鉄筋・窓サッシ・ガラス等)・施工業者の手配、予算管理及び価格交渉

辻田 貴広 氏 30歳 / 男性

学歴:東京の私立高校 卒
早稲田大学 創造理工学部 総合機械工学科 卒
宅地建物取引士
乙種第4類危険物取扱者
QC検定3級
エコ検定

掲載日:2026年6月22日
目次
  1. 学生時代の就職活動と、当時重視していたこと
  2. 前職での8年間と購買部門での職務
  3. 転職を決意した背景と、価値観の変化
  4. 今回の転職活動で得た気づきと自己分析
  5. 自身のルーツとしての集団行動と、対人能力
  6. 新しい職場への決意

① 学生時代の就職活動と、当時重視していたこと

私の社会人としての第一歩は、今振り返れば非常にシンプルな動機から始まりました。学生時代の就職活動において、私が企業選びの最優先事項として掲げていたのは「年収」でした。将来への漠然とした不安から、高い報酬を得ることが社会的な成功であり、充実した生活を送るための絶対条件だと信じていたのです。

そのような背景から、動く金額が大きく、高収入が期待できるデベロッパー業界を志望し、数多くの会社説明会に参加しました。しかし、当時の私は「内定を得ること」や「企業を回ること」自体が目的化してしまい、自分自身の内面と向き合う「自己との対話」「自己分析」というプロセスを疎かにしていました。自分がどのような環境で、どのような役割を担ったときに最も力を発揮できるのか。そうした本質的な問いを深めないまま、社会人生活をスタートさせました。

② 前職での8年間と購買部門での職務

縁あって入社した大手ハウスメーカーでは、購買部門に配属され、通算で8年間勤務いたしました。ここでの実務経験は、私の社会人としての基礎を築き、購買のプロとしての自覚を育む非常に濃密な時間となりました。

購買部門での主な任務は、工場で住宅を生産するために不可欠な、木材、壁材、断熱材といった資材の調達業務です。単に発注作業を行うだけではなく、常に生産状況を見据えた在庫管理や、コスト削減・効率化を目指した場内の改善活動にも積極的に取り組みました。また、工場内だけに留まらず、工事現場の施工店の手配や価格交渉、詳細な原価管理も担当しました。

特に価格交渉においては、単に安値を追求するのではなく、パートナー企業との信頼関係を維持しながら、いかに適正なコストで高品質な部材を確保できるかという難しいバランスが必要でした。現場の職人さんやメーカーの担当者など、立場が異なる方々と円滑に意思疎通を図り、共通のゴールを目指して調整を行う日々は、私に「現場感覚」と「実務的な交渉力」を授けてくれました。

③ 転職を決意した背景と、価値観の変化

8年間、全力で仕事に邁進してきましたが、キャリアを重ねるにつれて自分自身の生活の在り方について深く考える機会が増えました。転職を意識し始めた大きな理由は、自身の私生活と仕事のバランスを見直したいと強く感じるようになったことです。

前職は全国転勤を伴う職種であり、将来的なライフプランが立てにくいという側面がありました。また、業界の風土として、業務時間外の飲み会や週末のゴルフといった付き合いが多く、知らず知らずのうちに私生活の時間が仕事の延長線上として侵食されていくことに、少しずつ違和感を覚えるようになりました。

「仕事は生活を豊かにするためのものであるはずが、仕事のために生活が制約されているのではないか」。そうした問いが自分の中で大きくなり、「年収」という一点張りだった私の価値観は、より多面的に変わっていきました。

④    今回の転職活動で得た気づきと自己分析

今回の転職活動を進めるにあたって、私は以下の4点を軸に据えました。

● 転勤がないこと(腰を据えて生活基盤を築くため)
● テレワーク環境があること(柔軟な働き方で生産性を高めるため)
● 現状以上の年収(これまでの実績と市場価値の反映)
● これまでの実務経験が活かせること(購買・調達のスキルを還元するため)

この過程を通じて、学生時代には気づけなかった「自己分析の重要性」を痛切に学びました。自分が何を得意とし、何を苦手とするのか。どの程度の負荷であれば心地よく働け、どの範囲を超えるとストレスを感じるのか。こうした自分自身の「取扱説明書」を正確に理解しておくことは、今後長期的に仕事をしていく上で不可欠な要素だと気づきました。

現在は次の職場への入社を控えていますが、業務が始まるまでの期間を利用して、さらに自己分析を深めています。自分の強みを最大限に活かすためには、まず自分自身を客観的に知ることが第一歩であると考えています。

⑤    自身のルーツとしての集団行動と、対人能力

私が仕事において大切にしている「相手の立場に立つ力」や「集団内のバランス感覚」は、これまでの長いスポーツ経験から養われたものです。
小学1年生から高校3年生までの9年間、私はサッカーに打ち込んできました。また、大学時代のサークル活動でも常に集団の中に身を置いてきました。サッカーは個人の技術以外にもチーム全体の状況を把握し、自分が今どこに動くべきかを瞬時に判断する力が求められる競技です。

こうした経験から、私は周囲の感情の機微を察知したり、チームが円滑に回るために自分がどのような役割を果たすべきかを自然に考える習慣が身に付きました。これは、購買業務における多方面との調整や、異なる意見をまとめる場面でも大きな支えとなりました。組織の一員として、個人の成果だけでなく「チーム全体の最適解」を模索できることが、私の大きな強みであると自負しています。

⑥    新しい職場への決意

次の職場では、これまでの8年間で培ってきた調達・購買のスキル、そして現場での調整力を存分に活かしていきたいと考えています。それと同時に、自分の仕事の知見を広げるために、「まずはやってみる」という姿勢を忘れないようにしたいと思っています。

未経験の領域や新しいシステムに対しても、最初から限界を決めず、まずは前向きに挑戦してみる。その試行錯誤のプロセスこそが、自分自身をさらに成長させ、組織への貢献に繋がると信じているからです。
自己分析を通じて見えてきた「自分らしく働ける環境」の中で、これまでの実務経験という武器を持ち、何事にも誠実に、そして果敢に挑戦していく所存です。これからの新しい環境での日々に、私自身大きな期待を寄せています。

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