手当たり次第面接を受けていた一度目の転職活動を反省した26歳女性。社員同士で高め合う風土を求め、Big4 税理士法人へ

No.1652
  • 現職

    【Big4 税理士法人】
    セミナー及びイベントの運営・管理スタッフ

  • 前職

    【東証プライム上場 不動産会社】
    業務管理部 契約データの管理、入出金業務
    →人事総務部 役員アシスタント(役員のタスク管理、プロジェクトの進捗管理、Salesforceを活用した業務改善など)

西井 千恵美 氏 26歳 / 女性

学歴:愛知県内の高等学校 卒
法政大学 法学部 卒
TOEIC 745点
ビジネス実務法務検定試験 3級
日本商工会議所簿記検定 3級
ITパスポート試験 合格

掲載日:2025年7月22日
目次
  1. 新卒での就職活動
  2. 1回目の転職活動
  3. 転職活動を止めたその後
  4. 2回目の転職活動(ぶれない軸を探すところから再スタート)
  5. 最後に

① 新卒での就職活動

大学では国際政治を学び、特に国際開発や社会課題への関心がありました。コロナ禍だったこともあり、キャリアプランを考える中で「社会に必要とされる仕組みに関わりながら、安定して長く働きたい」と考えるようになりました。
就職活動では、次の2つの条件を重視して企業を探しました。

1.    ビジネスモデルが安定していて、世の中に無くてはならないこと
2.    全国転勤がないこと(=安心して長く働ける環境)

特定の業界にこだわらず、不動産・インフラ・物流など、安定性と長期的に働ける環境が整っている企業を幅広く見ていました。最終的に、東京勤務を前提とした選考であったことが大きな安心材料となり、前職の不動産会社への入社を決めました。
ただ、今振り返ると、当時「全国転勤がある」と分かった時点で選択肢から外してしまっていた企業も多く、今思えば20代の若いうちはもっと多様なキャリアの選択肢を持っても良かったかなと感じています。

② 1回目の転職活動

社会人4年目を迎えた頃、「このままで良いのか」という漠然とした不安から、初めての転職活動を始めました。当時は「自分には専門性がない」という焦りが強く、経理職など手に職がつく職種を中心に転職活動をしていました。
複数の転職エージェントを活用し、実際に内定をいただくところまで進みましたが、「給料を下げてまで本当に経理職をやりたいのか?」「今の会社の条件の方が良いのでは?」という迷いが生まれ、ちょうど同じタイミングで新しい業務の機会もあったため、内定は辞退し、転職活動を一度止めることにしました。

当時の転職活動は、「軸が定まらないまま手当たり次第に面接を受けていた」ように思います。大手のエージェントからは「受けながら考えていきましょう」とアドバイスをもらいましたが、結果として、自分の理想のキャリアを考えるよりも「内定をもらうための活動」になってしまい、終わりの見えないつらさがありました。

③ 転職活動を止めたその後

転職活動を止めた後の新しい業務では、幅広い業務を担当し、尊敬できる上司のもとでプロジェクトリーダーとして主体的に動く経験を積むことができました。
仕事内容はやりがいもあり、周囲からの評価も感じていましたが、一方で「この会社の中で評価されているだけで、市場価値は本当にあるのか?」という不安は拭えずにいました。また、周囲との仕事に対する姿勢や取り組み方に差を感じることもあり、もっと共に高め合える環境で働きたいと考えるようになりました。

④    2回目の転職活動(ぶれない軸を探すところから再スタート)

1回目の反省を活かして、2回目の転職活動ではまず「自分が何に不満を感じているのか」「どんな環境で働きたいのか」を丁寧に言語化することから始めました。
また、1回目の転職活動でお世話になったエージェントは、とにかく数多く面接を受けるように勧めてくるスタイルが自分にはあまり合わなかったと感じており、今回は丁寧に寄り添ってくれる、相性の良いエージェントと出会えるよう、複数のエージェントと面談を重ねました。

(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの千葉様には、面談の度に不安や混乱を再整理していただき、冷静に自分の価値観と向き合うことができました。時間をかけて自己理解を深めていく中で、自分にとって譲れない軸は「社風」だと気づきました。私にとっては、対話があり、自分の意見を持って共に高め合えるような風土、そうした人間関係や企業文化こそが、やりがいや成長実感につながるのだと腹落ちしました。また、「評価されること」がゴールではなく、「自分がちゃんと成長していると実感できること」が本当のモチベーションなのだと気づけたことも、大きな収穫でした。

1回目の転職活動とは違い、面接では企業に合わせて自分を偽るのではなく、ありのままの自分を見せることができたのも良く、結果として選考もスムーズに進みました。面接を終える度に千葉様とお電話でお話しする時間をいただき、毎回的確なアドバイスをくださったことは、大変心強く感じました。
最終的にはとても良い会社と出会うことができ、大学時代には挑戦できなかった英語を使う仕事にもチャレンジできる職種で内定をいただき、納得して転職活動を終えることができました。

⑤    最後に

転職活動で最も大切なのは、「軸を明確にすること」と「自分に合ったエージェントと出会うこと」だと思います。
転職活動中は、選考結果や他人と比べて落ち込むこともありますが、そんな時こそ「自分はなぜ転職しようと思ったのか」「どんな未来を描きたいのか」を立ち止まって見直すことで、また前に進むことができます。
私自身、何度も不安や迷いに直面しましたが、丁寧に自己理解を深めたことで、自分に合った環境を選ぶことができました。これからも、「自分の貢献が実感できて、成長を感じられる環境」で、周囲と共に高め合いながら働いていきたいと思っています。

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