部署間移動が難しい自動車メーカーから、海外駐在の可能性を求めて海運会社へ

部署間移動が難しい自動車メーカーから、海外駐在の可能性を求めて海運会社へ

No.1557
  • 現職

    【東証プライム上場 財閥系 海運会社】
    本社 陸上総合職

  • 前職

    【東証プライム上場 自動車メーカー】
    開発部門

木和田 孝夫 氏 29歳 / 男性

学歴:旧帝国大学 理工系学部 卒
旧帝国大学大学院  修了
体育会部活動 卒部
TOEIC945点

① 新卒での就職活動

大学時代、体育会部活動の主将を務め、最も影響力のある立場の1人として50名ほどの部員全体のことを考えながら活動をしていました。
少なからずプレッシャーもありましたが、自分の情熱や努力を起点として、部全体に影響を与え、チームの力を何倍にも膨れ上がらせるということにチャレンジした日々は大きなやりがいであり、その期間で自分自身もただのスポーツ大好き大学生から人間的にも大きく成長させてもらうことができました。
この経験から、社会においては更に大きなフィールドで、できるだけ数多くの人々に良い影響を与えられるような仕事をしていきたいと考えていました。

そのような軸を基に、新卒当時は広義のインフラ関係企業を受けておりました。
理由は、社会基盤を支えることを通して、広く社会に貢献でき、影響を与えることができると考えたためです。
具体的には、移動手段としてのインフラという観点で前職の自動車や鉄道業界、エネルギーとしてのインフラという観点でガスや電力、石油業界を受けておりました。

就職活動を進める中で、このようなインフラ関係の企業の多くは主に国内の社会基盤を支える側面が大きいと感じた一方、前職の自動車メーカーは国内のみならずグローバルに自動車を供給しているため、当時内定を頂いた企業の中ではその価値を提供できる人々の範囲が最も大きい企業であると考え、選択いたしました。

② 入社した会社・部門での担当業務

新卒で入社した自動車メーカーでは、生産ラインの設備開発や設備導入・品質管理・調達など複数の部門・業務を担当させて頂きました。

そのような中で、数多くの関係者を巻き込み主体的に業務を推進するプロジェクトマネジメント能力や、複数のプロジェクトを並行して進めるマルチタスク能力を磨くことができたと感じます。
またそれ以上に、職場の同僚や取引先の皆様はロールモデルとなるような素晴らしい人間性の方々ばかりでしたので、日頃のコミュニケーションの取り方、良い人間関係を築く方法など、周囲から多くのことを学ばせて頂きました。

また、1年間の海外勤務の機会も頂きました。
私はこれまでの人生で海外に長期滞在したことは一度もないいわゆる「純ジャパ」でしたので、日本を飛び出す、ましてや海外でビジネスを推進することに対しては少なからず不安もありました。
実際に、赴任直後は言語や文化の面で想像以上に多くの苦労がありましたが、全く新しい環境に飛び込み、自分なりに努力していく中で環境適応能力を磨くことができたと感じます。
何より、これまでの人生で知り得なかった未知の文化に触れ、自分の価値観をめちゃくちゃに破壊することの面白さを学ぶことができました。

③ 転職に至ったきっかけ

新卒当時から、グローバルに活躍し世界中の人々に良い影響を与えられるような人材になりたいという想いを持っていましたが、海外駐在を経験したことで更に海外への想いが強くなっていきました。
ただ前職において、次の海外駐在の機会がいつになるか、そもそも機会があるかどうかは " 運の要素 " が多分にあるということは諸先輩方のキャリアからも明白でした。

加えて、将来的には経営人材として、どのように社会に貢献していくのか、組織やビジネスの方向性を自分自身で考え、意思決定をし、推進していくような形で社会に影響を与えていきたいと考えており、そのためには複数の業務を経験し社内や業界について多角的な知見を得ることが必要であると感じていました。
一方で、前職では部署異動が容易ではなく、異動できたとしても基本的には関連する領域内でのローテーションとなるため、自分の目指すキャリアイメージを具現化することの難しさも感じるようになっていました。

そこで、以下2点
・将来的に海外駐在の可能性が高い点
・経営人材を目指すことができる、そのためにジョブローテーションを通して複数の業務を経験することができる点
これらを満たす仕事を探すために、転職活動をすることに決めました。

④ エリートネットワークさんとの出会い

自分自身で情報を集める中で、海運業界が条件に当てはまりそうだと感じました。
海運業界のことは新卒の頃から知っていましたが、当時は英語の面で即戦力でないと入社することは難しいと先入観を持っていたことから海運業界の企業を受けることはしておらず、海運業界についての情報はさほど持ち合わせていませんでした。

そんな中、こちらの(株)エリートネットワーク様のHPにて、海運業界へ転職された方の『転職体験記』を読ませて頂いたことから、自分もぜひご相談させて頂ければと思い、転職カウンセラーの篠原さんに面談のお時間を頂くこととなりました。

篠原さんは私の想いを親身に聞いて下さるだけでなく、時に笑いもありながら、本音でのコミュニケーションができました。
当初は面談後に、伺った情報を整理したのちに(株)エリートネットワーク様にサポートをお願いするかどうかを決定しようと考えていたのですが、篠原さんとの会話から真摯さを感じ、思わず面談中に「ぜひサポートをお願いします!」とお伝えしたことを今でも覚えています。

そこから篠原さんには二人三脚でのサポートを頂き、結果的に志望していた海運会社から内定を頂くことができ、転職することを決めました。

⑤    転職活動を通じて学んだ点

私が今回の転職活動を通じて最も学んだ点は「素の自分を大切にする」ということです。

まず転職カウンセラーさんとの相談では、自分がどのような悩みや不安を抱えているか、どのような希望や想いを持っているかを、腹を割って正直に話すことが重要だと感じました。
本音のコミュニケーションをすれば、カウンセラーさんも本気で考え、こちらの想いに応えるべく真摯にサポートして下さると思います。

私の場合、カウンセラーの篠原さんが私の素の部分を引き出してくれたため、この部分は自然とできていました。
篠原さんと会話する際は、真剣なシーンはもちろんあるものの、笑顔で雑談をすることも多々ありました。そのくらい、良い意味で構えずに素直にコミュニケーションを取らせて頂いたからこそ、互いに信頼関係が構築できたと思います。

また、志望企業との面接の際も、篠原さんにアドバイス頂いた通り「できるだけ普段の会話のように、肩肘張らず自分らしくフランクに!」を心がけました。
もちろん常識的なマナーは守った上で、志望動機など実際にお伝えさせて頂く内容の部分も重要だとは思いますが、笑顔を絶やさずに素のコミュニケーションができたからこそ、自分のパーソナリティを伝えることができ、今回内定に繋がったと感じています。

内定を頂いた後は、家族や前職に転職の意思を伝えることになり、その中で心を揺さぶられることもありましたが、新しい環境にチャレンジしたいという自分自身の素の想いを大切に、そこを曲げることなく想いを貫きました。

万が一前職に留まってしまうと、行動しなかった後悔がこれからの人生で必ず出てくると思います。
もちろん、転職という行動をした結果、後悔することも今後あるかもしれません。
ただ、行動しない後悔より行動した後悔の方が必ず自分で納得することができると思うので、周囲の意見も有り難く受け止め感謝しながら、自分の素の想いに従って考え得るベストと思える行動を起こすことが大切だと感じています。

⑥    最後に

今回転職をするにあたり、全く不安を感じないと言えば噓になります。
ただ、それ以上にワクワクする気持ちが大きいです。
これまでの実務経験や自分自身の人となりを受け入れて内定を下さった企業、また、お世話になった前職、周囲の家族や友人に感謝し、自分らしく頑張っていきたいと思います。

カウンセラーの篠原さんには、初回の面談から書類の準備、最終面接から内定に至るまで本当にお世話になりました。
篠原さんとの会話があったからこそ、等身大の自分で、自信を持ってチャレンジできたと思います。
本当にありがとうございました。

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