「1級陸上無線技術士」を持つ放送エンジニア。34歳で抱いた危機感を機に、特殊な業界経験の言語化に苦戦するも、自分一人では届かないと諦めていた世界的な大手電機メーカーグループの技術系総合職へ。

No.1720
  • 現職

    【東証プライム上場 有名電機メーカーグループ】
    技術系総合職

  • 前職

    【地方放送局】
    放送技術職(報道・スポーツ中継エンジニア)

田代 航平 氏 34歳 / 男性

学歴:地方県立高校 卒
都内有名私立理工系大学 工学部 電子工学科 卒
地方国立大学大学院 理工学研究科 環境システム工学系専攻 修了

保有資格:
第一級陸上無線技術士
TOEIC 700点

掲載日:2026年4月22日
目次
  1. 地方放送局での10年と、静かに募る危機感
  2. エージェント前田氏との出会いと、意表を突かれた提案
  3. 応募後の苦闘:言語化できない「経験」という壁
  4. 最終面接の朝に届いた一通のメール
  5. 新天地での覚悟

① 地方放送局での10年と、静かに募る危機感

大学院を卒業後、新卒で地元の放送局に入社しました。以来10年間、報道やスポーツ中継の現場でカメラを回し、システムを組み、放送の「命」を守る技術職として心血を注いできました。地元の名門企業で働くことに誇りはありましたが、30代半ばを迎え、今後の長い人生をどう歩むべきかを熟考したとき、自分の中の視界が大きく変化しました。業界全体の収益悪化に伴い、現場の予算は削られ、反比例するように一人当たりの負担は増大。疲弊する現場に対し、経営陣からは「さらなる奮起 ! 」を促す精神論が繰り返される日々。この環境で、果たして自分はエンジニアとして、また一人の人間として、納得のいく未来を築いていけるのか。人生の転機とも言えるこのタイミングで、私は愛着ある生まれ育った地元を離れる覚悟を決め、環境を劇的に変えるための挑戦をスタートさせました。

② 転職カウンセラー前田氏との出会いと、意表を突かれた提案

2025年10月、転職活動の第一歩として複数のエージェントに登録しました。その中で出会ったのが、(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの前田様です。最初の面談で私が驚いたのは、前田様から提示された求人リストでした。そこには、自分一人では到底手が届かないと思っていた世界的な有名企業が名を連ねていたのです。「本当に、今の自分がここを受けて受かるのでしょうか?」と思わず聞き返したのを覚えています。前田様は、私の放送技術者としてのニッチな実務経験を、大手企業のインフラやシステム部門で必要とされる汎用的な「強み」として再定義してくれました。この出会いが、私の転職活動の視座を一気に引き上げてくれました。

③ 応募後の苦闘:言語化できない「経験」という壁

前田様のアドバイスを受け、10月末から一気に書類応募を開始しました。しかし、ここからが本当の苦難の始まりでした。放送局という特殊な環境で磨いてきた「阿吽の呼吸」や「現場での判断力」は、一歩外に出れば非常に抽象的な言葉に聞こえてしまいます。面接では、自分の実力を客観的な「数字」や「具体的成果」として語れず、面接官に価値が伝わらないもどかしさを何度も味わいました。さらに、業務で必須だった「1級陸上無線技術士」の資格はあれど、IT・通信大手が求める英語力や汎用的なビジネススキルを証明する指標が不足していることも痛感しました。事実、書類選考での落選も重なり、「自分には市場価値がないのではないか」という不安に押しつぶされそうな時期もありました。

④    最終面接の朝に届いた一通のメール

11月下旬、苦戦しながらも数社の選考が最終面接のステータスを迎えました。不安を抱える私に対し、前田様は最後まで徹底的に寄り添ってくださいました。特筆すべきは、ある1社の最終面接当日のことです。前田様から、その日の日本経済新聞に掲載された同社の最新ニュースがメールで届きました。自分一人では拾いきれなかった直近の情報を武器に面接に臨めたことは、単なる知識以上の「自信」となりました。その熱意が伝わったのか、面接終了からわずか30分後には合格の連絡をいただくことができました。結果として、12月頭までに大手企業3社から内定をいただくという、当初の予想を遥かに超える「上振れ」の結果で、人生の再出発を切ることができました。

⑤    新天地での覚悟

最終的に入社を決めたのは、個人の裁量が大きく、今後のビジネスパーソンとしての市場価値を最も高められると感じた現職です。他社での内定を報告した際も、前田様は、「あなたが一番納得できる場所へ行くのが最善です」と背中を押してくださいました。
10年間慣れ親しんだ地を離れる決断は、決して容易なものではありませんでした。しかし、不合格通知の山を越えた先に待っていたのは、かつての自分が想像すらできなかった『自分の姿』でした。

現在は、巨大な電機メーカーグループ企業の一員として、覚えるべきことの多さと格闘する日々です。しかし、あの時勇気を出して応募し、プロの力を借りて自分の価値を磨き直したことで、かつては想像もできなかったステージに立つことができています。
もし今、職場環境に悩み、自分の力に確信が持てずにいるのなら、まずは信頼できるパートナーを見つけてください。自分では気づけない「強み」を言語化できたとき、道は必ず開けます。

貴重なお時間を割いてお読みいただいた皆様へ心より御礼申し上げます。

転職体験記に記載されている氏名は、ご本人のご要望により仮名を使用している場合があります。
転職支援サービスに登録する

この記事をご覧になったあなたに

転職情報

関連する転職体験記

転職体験記を絞り込み検索 全ての記事一覧は
こちら

エリートネットワークは1997年の創業以来、正社員の人材紹介一筋の転職エージェントです。

クライアント企業との太いパイプと採用実績・高い定着率で財閥系企業や上場企業を中心に各業界の大手企業各社から評価を頂いており、ハイキャリアの転職支援実績が豊富にございます。
各紹介先企業に精通した専任のカウンセラーが転職活動の各プロセスにおいて、職務経歴書の作成に関する具体的なアドバイス並びに添削、退職にまつわるノウハウも提供し、次の会社への入社に至るまでひとりのカウンセラーが一貫してサポートします。

  • 法人営業 兼 転職カウンセラー
    によって伝言ゲームにならない専任対応
    当社では、各企業に訪問して求人ニーズをヒアリングする法人営業担当と、転職希望者から転職のご相談を承るカウンセラーを分業しておりません。
    その為、1件1件求人情報の詳細なニュアンスに至るまで直接お伝えすることが可能です。
  • ”求人開拓”による
    豊富な独自の求人情報
    東証プライム上場企業を中心に、財閥系企業・大手優良企業からスタートアップまで、紹介先企業の業種・業界を幅広く揃えており、多様な選択肢の提供が可能です。
    他の転職サイト、人材紹介会社のサイト等では一般にオープンになっていないコンフィデンシャルな求人案件も多数お預かりしています。
  • 社風・企業風土とのマッチングに重点を置いた企業選び
    内定獲得はゴールではありません。私たちは転職希望者の方が、次の勤務先で末永くハイパフォーマーであり続けられることを願っています。希望の企業、職種への転職が叶っても、その企業の組織体質や社風が肌に合わないということがないよう「相性合わせ」に努めています。

転職支援サービスのご案内はこちら