【東証プライム上場 日本最大級の発電会社】
電力需給業務システムの開発・構築プロジェクトリード(主任)
【東証プライム上場 鉄道事業会社】
東北地方の支社 接客業務(駅の窓口、車掌、運転士など)
→首都圏の本社 業務改革プロジェクトリーダー・事業企画・リスクマネジメント・社員教育(主務)
向井 和美 氏 32歳 / 女性
学歴:関西私立高校 卒
関東国立大学 卒
TOEIC 850点
新HSK5級(中国語)
簿記検定3級
体育会 少林寺拳法部 卒部
学生時代は体育会系の部活動が忙しかったこともあり、業界を絞って航空業界を中心とした就職活動を行っていました。航空業界を志望していた理由としては、父が海外赴任をしていたこともあり、飛行機が移動ツールとして身近な存在であったこともありますが、「人の生活の土台を支えるような仕事がしたい」との想いを持ち志望していました。
結果としては、航空業界の希望職種(総合職)では内定を頂くことができず、当初は競合他社として見ていた鉄道会社にご縁を頂き、入社することにしました。
入社後は、東北地方の拠点に配属となり、駅の窓口・車掌・運転士といった現場での業務に約4年半携わりました。東北にゆかりがあったわけではないので、当初は冬の日本海の厳しさでホームシックになることもありましたが、温泉めぐりや旅行などを通して、東北生活を満喫することができました。
その後、入社5年目で、念願の本社勤務となり、各駅勤務の社員の教育やDXを用いた業務変革などのプロジェクトに従事しました。社内でも組織再編などがあり、社員教育の在り方を抜本的に見直す経験ができたことは、成長や自信につながりました。
ちょうど1年前に育休を1年間取得し、その後本社勤務に復職しました。現場に密接な業務ゆえのテレワークがしにくい環境、及び息子の度重なる体調不良もあり、今後の自身の働き方を考えるようになりました。新卒で入社した鉄道会社は転勤も多く、育児中は多少考慮してもらえるとはいえ、職場の場所が変わる可能性は多々あります。
私自身の母は専業主婦だったこともあり、小さな時からやりたい習い事は全てやらせてもらえる環境にありました。息子が将来習い事をしたいと言った時に、実の両親からも義理の両親からも手助けを期待できる環境にはないので、今の環境では息子がやりたい習い事に向き合ってあげることは容易ではないと感じました。もちろん仕事は仕事でしっかり取り組みたいですが、息子がやりたいことを自分の仕事が理由で諦めるようなことにはしたくない……と思い、転職を考えるに至りました。
前述したとおり、一番こだわった点はテレワークできること、また国内での転勤の可能性を無くすことです。逆に少し矛盾してはいますが、自分の強みである外国語を活かしたいという気持ちから、海外赴任はチャレンジできるのであればしたいと思い、国際的に働ける会社というのもこだわりの一つに入れました。わがままな制約も多くあった中で、私の希望に合う求人案件を多数提案してくださった株式会社エリートネットワークの担当カウンセラーの岡本さんには大変感謝をしております。
基本的にはこだわった点は全て叶えた転職が出来たと感じているので、こだわらなかった点はぱっと思い浮かびませんが、強いて言えば業界でしょうか…。最初はこんな業界がいいなあ……くらいのイメージはありましたが、働き方を重視で考えたということもあり、そこまで業界に大きくこだわりはしませんでした。ですが、自ら書類を提出するといったものの、どうしても興味を持てず途中で選考辞退したい……という趣旨の話をしてしまったこともあるので、多少は業界や職種というのも意識して求人は見られた方がいいのかもしれません。
生半可な気持ちで転職活動はするものではないな……というのが一つ気づいた点でしょうか。
個人で求人案件に応募するくらいのゆるい転職活動は、昨年暮れくらいからしていたのですが、なかなか思うような結果に結びつきませんでした。短期間で効率的に成果を出すのであれば、エージェントを使った方がいいのかな……と思い、某転職サイトに登録しました。メールボックスには一日何十件ものエージェントの方から連絡が来るので、正直どの方にお願いすべきなのか、転職も初めてということもあり困っていたのですが、国立大出身者や大手企業からの転職希望者が多いとのことで、自分のバックグラウンドに近いのかな……と思い、直観でエリートネットワークの方にお願いしてみることにしました。
担当カウンセラーの岡本さんとの初回面談では、転職動機や求人条件などのヒヤリングがあったと記憶しています。岡本さんの印象としては、とても爽やかな方だなと思った一方、割と淡々とされた方だなと最初は思っていました。
その後はとても速いテンポで求人への応募やテストセンターでの適性検査受検や面接が進んでいきました。私自身は何事にも準備に時間をかけるタイプなので、育児や息子の体調不良、当時大きいプロジェクトを複数件抱えていたこともあり、毎日が必死で、正直記憶が曖昧なくらいです。適性検査などの勉強は新卒の時にはすらすら出来ていた気がしますが、もう10年近くベン図なんて書いてないし、組み合わせなんて解いていないし……、という状態で非常に辛かったと記憶しています。あまりにも出来なかったので、2冊くらい週末にテキストを解くなどしました。追い詰められれば何とかなるんだな……と思いました。
岡本さんのフォローは本当に細かく、面接を受ける会社ごとに志望動機や逆質問などのスクリプトを見て頂きました。最初にスクリプトを提出したときに3問程度の逆質問を用意していたところ、「少ないです。最低でも10問用意して下さい。」と言われ、あまりにものスパルタにちょっと白目になりました。ただ、この10問の逆質問に本当に救われたことが、今回転職先となった会社を含め2社程あり、本当に感謝をしています。特に、カジュアル面談というプレ面接のような機会をセッティング頂いた際には、基本的に応募者は質問に専念するような形になることが多く、1時間逆質問をするというような羽目になったので、10問用意して本当に良かった……と心から思いました。
逆質問を作るのはとても大変だったので、週末の度に息子を外に連れ出して、一人の時間を捻出してくれた夫のサポートも有難かったと感じています。
私の場合は何か特筆した業務経験や専門的なスキルがあったわけではないので、あまり業界を絞らずに割と多くの求人に応募するようにしていたのですが、転職時の面接は新卒時とは異なり、面接時間も1時間程度要することも多く、かなり深いところまで聴かれるので、各企業ごとにそれなりに面接対策が必要となります。そのことをあまり考えず、ポンポン多数の求人に応募していたので、実際に面接準備をするとなると気乗りがせず、途中で、受けたくないなあ……絶対この会社は私に合わないなあ……なんて気持ちになることもあったので、多少は自分がその会社・そのポジションに興味を持てるのかということは精査して応募した方がいいのかもしれません。
ただ、面接を実際に受けてみると会社の印象がガラリと変わるということも無きにしも非ずなので、あまり先入観だけで絞るのも良くないかと思います。バランスかとは思いますが、自分はこれは受けたくないなと思った求人案件については、受けたくないと自分の気持ちに正直になることも必要かと思いました。
転職活動の中で新卒と大きく異なると感じた点としては、私の場合新卒での就活では比較的苦労せず内定までスムーズに進んだのですが、転職では面接で落ちてしまうことも多々あり、「自分は社会から必要とされていないのではないか?」というような自己嫌悪に陥ってしまうこともありました。心が折れそうな気持ちになった時に岡本さんから、「新卒で上手くいった人ほど、転職時にそのような気持ちになることは多々ありますが、よくあることですよ。その中でもきちんと進んでいる方ですよ」と励まして頂いて、とても心が軽くなったことを覚えています。普段淡々と話されるだけに、この時頂いた励ましは、転職を進めていく中で自分の大きな支えになりました。本当にありがとうございました。
新卒から9年間在籍していた会社を離れるので、最終出勤日にはエレベーターまで見送って頂いたり、沢山の送別会も開いて頂きました。名残惜しさもありますが、長い人生なので新たな挑戦をしたいと思っています。次の業界は、まったく異なるフィールドになるので、また一からのスタートだと思いますが、即戦力となれるよう最大限努力しつつ、育児とも両立していきたいと思っております。
末筆となりますが、今回の転職活動にあたり多大なるご支援を頂いた岡本様にはこの場を借りて御礼申し上げます。
クライアント企業との太いパイプと採用実績・高い定着率で財閥系企業や上場企業を中心に各業界の大手企業各社から評価を頂いており、ハイキャリアの転職支援実績が豊富にございます。
各紹介先企業に精通した専任のカウンセラーが転職活動の各プロセスにおいて、職務経歴書の作成に関する具体的なアドバイス並びに添削、退職にまつわるノウハウも提供し、次の会社への入社に至るまでひとりのカウンセラーが一貫してサポートします。