海外駐在のあるLNGプラントエンジニアからコンサルタントに転身した30歳男性。海外事業の第一線でもう一度汗をかきたいと、海運会社へ転職

No.1673
  • 現職

    【東証プライム上場 財閥系海運会社】
    事務系総合職

  • 前職

    【東証プライム上場 大手エンジニアリング会社の海外事業部門】
    プロセスエンジニア 洋上LNGプラントや繊維リサイクルプラントのプロセス開発、プロセス設計

    【東証プライム上場 財閥系グループのシンクタンク】
    新事業・技術戦略コンサルティンググループ エネルギー、鉄道、港湾、食農分野の調査・分析、計画策定支援

今津 直行 氏 30歳 / 男性

学歴:桐蔭学園中等教育学校 後期課程 卒
早稲田大学 先進理工学部 応用化学科 卒
早稲田大学大学院 先進理工学研究科 応用化学専攻(修士課程) 修了
カナダのクワントレン・ポリテクニック大学留学(大学在学中1年間)
青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科 (MBAコース) で学業成績最優秀賞受賞
TOEIC 905点
TOEFL 91点
Python 3 エンジニア認定基礎試験
G検定

掲載日:2025年9月30日
目次
  1. 新卒時の就職活動と目指すキャリアの変化
  2. 1社目と2社目の企業で得た経験、スキル
  3. 2回目の転職に至った理由
  4. 転職で譲れなかった点
  5. 転職活動で意識したポイント
  6. (株)エリートネットワーク様を利用して良かった点
  7. 次の職場に懸ける意気込み

① 新卒時の就職活動と目指すキャリアの変化

大学院時代の研究では、環境負荷低減を目的とした化学工学・触媒化学について学んでおり、アンモニア合成という、水素社会に向けた研究開発を行っていた。

新卒入社した会社では、プラントエンジニアの業務に従事した。海外駐在の機会やダイナミックな事業に関わる機会を求め、就職した経緯がある。学生時代に学んだ知識を生かせる点にも魅力を感じ、プラントエンジニアとして、エネルギーを中心とした社会貢献ができることに、大きなやりがいを感じていた。

その後、日本の老舗シンクタンクに転職し、主に経営コンサルタントとして業務に励んだ。当時は新型コロナの影響を受け、エネルギー業界では未来への不安が沸き上がっていた。パンデミックにより社会活動が停滞し、エネルギー需要が大きく落ち込んだことにより、事業会社としての存亡が揺らいでいたためだった。
その際に、エンジニアではなく 、事業経営やそれに準ずる知見を持ったビジネスパーソンを目指そうと考えた。
社会の潮流を敏感にとらえ、一歩先の未来に向けた新たな事業を考える力を持つことが、不安定な社会で生き延びるために必要だと感じたからである。

② 1社目と2社目の企業で得た経験、スキル

プラントエンジニアとしては、海外駐在を半年間経験し、現地のワーカーをマネジメントする業務に就いた。従事していた洋上LNGプラントのプロジェクト規模は数千億円と巨大であり、スケジュールが逼迫する中で、言葉・文化・生活様式が全く異なるメンバーをまとめるのに苦労した。

コンサルタントとしては、全社戦略・事業戦略を軸に、業務を遂行。顧客はエネルギーや鉄道、港湾、食農など幅広い分野にわたり、主に製造業を対象としたプロジェクトを担当した。製造業の中でも、次世代エネルギー関連のプロジェクトが多く、大学時代の専門知識や、前職での業務経験を活かすことが出来た。その他にも、財務分析、市場動向調査、事業性・経済性評価に加え、一般的なポータブルスキルを身に付けるのはもちろん、経営層など企業の上位レイヤーの方々と仕事をする中で「事業を運営する」という視点を学んだ。

③ 2回目の転職に至った理由

シンクタンクで「構想から実行まで」を意識しながら業務に当たるにつれ 、自らがリスクを取って事業の実行主体としてフロントに立ちたいという思いが改めて強くなり、転職を考えた。

コンサルタントとして、分析・調査する力は圧倒的に鍛えられた。ただ、実際に構想や計画を立案しつつも、その後の実行段階に関わる機会は少なかった。いつしか「分析する側」ではなく、「実際に意思決定し、リスクをとって動かす側に立ちたい」という思いが膨らんだ。
クライアントを支援する立場にやりがいを感じつつも、汗をかきながら実際に事業を形にする仕事に身を置きたいという思いが募り、改めて事業会社への転職を望むようになった。

④    転職で譲れなかった点

譲れなかった点は、事業の中心に身を置いて働けること。事業運営の上流部分だけでなく、現場で実際に事業を動かす仕事を選んだ。
現場業務の大切さを学んだのは、1社目でのタフなプロジェクトマネジメントの経験からであり、今回の転職においても同様に現場を重視した。

前々職でF-LNGの開発、前職で港湾企業向けの経営計画支援に関わったことをきっかけに、インフラの中でも海運業界に興味を抱いた。海運業界はBtoBの業界であり、日々の生活では実態を知る機会があまりなかったが、自分の業務との関連により、海運業の壮大さ、社会や環境への貢献などに徐々に興味を持つこととなった。

海運業界の中でも、再エネや次世代燃料などのエネルギー領域に積極投資をしている現職の企業に魅力を感じ、志望するに至った。将来、海外駐在の機会があることもこだわった点だった。
基本的に上記のこだわりを捨てることなく、転職活動が出来たと思っている。

⑤    転職活動で意識したポイント

実務経験を評価してもらうためには、職務経歴を深く分析することが重要だと感じる。自分としては当たり前にやっている日常業務が、外部から見ると高く評価されることもある。多角的な視点を持って自己分析を行うことがポイントになる。

企業分析も重要。私は過去20年ほどの財務分析に加え、中期経営計画などにも目を通し、投資計画を中心に企業の方針を理解することを重視した。一つの企業の分析には約20時間を掛けた。

⑥    (株)エリートネットワーク様を利用して良かった点

企業に関する幅広い情報を基に、柔軟な打合せ対応や面接へのアドバイス、フォローアップまで、色々とサポートして頂いた点に感謝している。
まずは対面で数時間対話し、面接の準備を行った。転職カウンセラーの久井さんだけでなく、ベテランのカウンセラーの方も同席して頂いた。法人営業もカウンセリングも両面でやっているから(企業とのリレーションがあるから)こそのリアルな情報も伺うことができ、非常に有益だった。

実際に、エリートネットワーク様は蓄積している転職成功例が多く、それらの実績を基に的確に指導して頂いた。また、一次面接から最終面接まで、どのようなマインドで臨むべきかなど、プロの人材コンサルタントとして具体的で有益なアドバイスがあり、本番も落ち着いて対応することが出来たと感じる。

⑦ 次の職場に懸ける意気込み

次の職場では、会社の中長期的な発展の一助になるように業務に励みたい。まずはオペレーションの基礎部分を学びつつ、顧客対応や法人営業など、幅広いスキルを身に付けることを第一目標としたい。
現場に積極的に入りこみ、自分が貢献できる点をいち早く見つけ、活躍していきたいと決意を新たにしている。

転職体験記に記載されている氏名は、ご本人のご要望により仮名を使用している場合があります。
転職支援サービスに登録する

この記事をご覧になったあなたに

転職情報

関連する転職体験記

転職体験記を絞り込み検索 全ての記事一覧は
こちら

エリートネットワークは1997年の創業以来、正社員の人材紹介一筋の転職エージェントです。

クライアント企業との太いパイプと採用実績・高い定着率で財閥系企業や上場企業を中心に各業界の大手企業各社から評価を頂いており、ハイキャリアの転職支援実績が豊富にございます。
各紹介先企業に精通した専任のカウンセラーが転職活動の各プロセスにおいて、職務経歴書の作成に関する具体的なアドバイス並びに添削、退職にまつわるノウハウも提供し、次の会社への入社に至るまでひとりのカウンセラーが一貫してサポートします。

  • 法人営業 兼 転職カウンセラー
    によって伝言ゲームにならない専任対応
    当社では、各企業に訪問して求人ニーズをヒアリングする法人営業担当と、転職希望者から転職のご相談を承るカウンセラーを分業しておりません。
    その為、1件1件求人情報の詳細なニュアンスに至るまで直接お伝えすることが可能です。
  • ”求人開拓”による
    豊富な独自の求人情報
    東証プライム上場企業を中心に、財閥系企業・大手優良企業からスタートアップまで、紹介先企業の業種・業界を幅広く揃えており、多様な選択肢の提供が可能です。
    他の転職サイト、人材紹介会社のサイト等では一般にオープンになっていないコンフィデンシャルな求人案件も多数お預かりしています。
  • 社風・企業風土とのマッチングに重点を置いた企業選び
    内定獲得はゴールではありません。私たちは転職希望者の方が、次の勤務先で末永くハイパフォーマーであり続けられることを願っています。希望の企業、職種への転職が叶っても、その企業の組織体質や社風が肌に合わないということがないよう「相性合わせ」に努めています。

転職支援サービスのご案内はこちら