機械物理工学専攻の大学院卒36歳女性、航空会社の技術系職種に新卒入社し、BIG4コンサルを経て、プライム上場 大手海運会社の事務系総合職へ

No.1645
  • 現職

    【東証プライム上場 大手海運会社】
    事務系総合職

  • 前職

    【東証プライム上場 ⼤⼿航空会社】
    技術系総合職

    【Big4コンサルティングファーム】
    新規事業戦略策定、営業戦略策定、DX構想策定、BPR・業務整理、システム導入に向けた業務要件定義などのプロジェクト(重電、重工業、建設、不動産分野)

渡辺 冴花 氏 36歳 / 女性

学歴:愛知県⽴ 公立高校 卒
国立大学 工学部機械系学科 卒
国立大学大学院 理工系専攻 修了
TOEIC 890点
日商簿記2級

目次
  1. 新卒での就職活動
  2. 航空会社での担当業務
  3. 1度目の転職に至ったきっかけ
  4. コンサルティングファームでの担当業務
  5. 今回、2度目の転職に至ったきっかけ
  6. 転職活動でこだわった点
  7. 転職活動を通じて学んだ点
  8. 最後に

① 新卒での就職活動

新卒の時は、
 1. 技術的な分野での活躍ができる
 2. 海外駐在を経験できる可能性が高い
 3. 1つのことを極めるというより、強みとする軸はありながらも幅広い業務に関わり、事業全体を見渡す広い視野やマネジメント能力を強化していくようなステップアップが望める
の3点を軸に就職活動をしていました。
この点で合致しそうな航空会社、海運会社、プラントエンジニアリング会社の技術系職種を志望していました。

② 航空会社での担当業務

航空会社では座席、Wi-Fiといった客室の技術開発・実装を行う部署と、運航便の不具合対応を行う部署の2部署を経験しました。

1部署目では、客室空間の刷新プロジェクトにおける担当領域のスケジュール策定や、スケジュール通りに導入工事を完了できるようにするためのPMO的な業務を担当しました。
具体的には、プロジェクトのリスクや進捗の管理、作業指示書の作成や部品の調達指示などです。その業務を通して、俯瞰と詳細の双方の視点からプロジェクトリスクを察知し、必要な人を巻き込み解決する力が身に付きました。

2部署目では、数十分や1時間という時間的制約の中で、便の状況や機体の不具合に関わる必要な情報を収集し、定刻通り便を出せるかの判断や、どのような修理を行うかの検討を行いました。これによって端的にレポーティングするスキルが醸成されたと思います。

③ 1度目の転職に至ったきっかけ

1つ目の所属部署の上流に、会社としてどのような客室刷新プロジェクトにするかという戦略を検討している部署がありました。私もそういった領域に関わりたいと思いましたが、技術系から事務系という職種を跨いだ異動は前例が少なかったため、戦略的なスキルを身に付けるために思い切ってコンサルティングファームへ転職する決断をしました。
コンサルで培ったスキルを自らの所属会社に還元するために再び事業会社に戻ろうという考えはこの当時から持っていました。

④ コンサルティングファームでの担当業務

製造業や建設業などの企業様をクライアントとする、新規事業の戦略策定やDX構想策定、業務要件定義といったプロジェクトに幅広く関わりました。
プロジェクトのゴール、クライアントの懸念や要望を達成するためには何が必要かという論点設計のトレーニングや、週次のクライアント定例ミーティングに向けた資料準備(アジェンダ設計、主要なメッセージの整理、コンテンツ詳細の検討およびPPT資料への落とし込み)やファシリテーションを通して、特に論理構成力が強化されたと考えています。

⑤ 今回、2度目の転職に至ったきっかけ

大きく2点あります。

1点目は、当初の想定通り事業会社に戻り、培ったスキルを活かして事業運営に貢献したいという気持ちが強くなったからです。
クライアントの新規事業やDX、業務改革に関わる中で、外部の人間という立場上、構想のご提案はできても実際に実装できるかどうかに対しては貢献するにも限界があると感じることが多くあり、それが後押しとなりました。

2点目はワークライフバランスの改善です。
子供が赤ちゃんではなくなり精神的にも寄り添う必要が出てきた中で、自分自身の時間的・精神的な余裕が欲しいと思うようになり、早い成長速度を求められる就労環境が自分に合わなくなったと感じたためです。

⑥ 転職活動でこだわった点

こだわった点は、2点あります。

1点目は、事業会社の中でも日々の生活の中で接点がある事業・サービスのある会社、もしくは強く興味のある会社を受けることです。
入社後にやりがいを持って仕事に取り組むために、自分にとって重要なポイントだと思ったからです。前者は教育、飲食や玩具といったBtoCメーカー、銀行など。後者は海運会社です。ポジションはコンサルの経験を活かし得る経営企画やDX企画、そして総合職に応募をしました。

2点目は、ワークライフバランスが前職より改善されることです。(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの松本様にご協力頂き、応募したい会社の残業時間、働き方に関わる制度や運用状況について情報収集をし、応募企業を決めました。

⑦ 転職活動を通じて学んだ点

転職活動の進め方、面接の受け方についてそれぞれ1点ずつあります。

転職活動の進め方については、信頼できるエージェントに絞って転職活動をした方が良いということです。
私はまず、有名なスカウトサービスに登録をして転職活動を開始しました。転職活動がうまくいくのか自信がなかったため、その中で多くのエージェントと繋がり、そこまで志望度が高くない、あるいは要件へのスキルマッチ度が低い会社であっても手当たり次第応募をした時期があり、結果として進捗管理や面接に追われ、時間的・精神的に負担の大きい日々を過ごすことになってしまいました。
最終的には、面接に向けたフォローや面接後のフィードバックを丁寧に行ってくださるエリートネットワークの松本様ともう1名ぐらいとしかコンタクトを取らなくなっていました。
そのような経験から、ご紹介頂く求人案件などから自分に合うエージェントかどうかを初めに見極めた上で、絞って転職活動をしていたらもう少し余裕のある転職活動だったなと反省しています。

面接の受け方については、聞かれたことにきちんと答えるという基本に忠実であることが重要だと改めて感じました。
質問に対してストレートかつ長すぎずに答えられた面接はテンポ良く進み、結果も良かったように思います。
とはいえ自分の強みを示すエピソードなど積極的に差し込んでいきたいと思い、転職カウンセラーの松本様にもご相談しましたが、「面接はお互いコミュニケーションなので、会話が円滑に進んでいるのであれば無理にエピソードを挟む必要もないですよ」とアドバイスを頂き、自分の受け方に少し自信を持つことができました。

⑧ 最後に

これまでの経験から得たものに固執せず、会社の文化ややり方を素直に吸収し、一つ一つの仕事に誠実に向き合って早期戦力化に努めたいと思います。
また、社内外の方々と円滑にコミュニケーションを取り、より良い職場環境作りにも貢献したいと考えています。

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