1度目は背伸びをしてメーカーからコンサルに転職。30歳を前に、適性や幸せの定義を見直し、身の丈に合った食品業界へ転職成功。

No.1605
  • 現職

    【東証プライム上場 大手有名食品メーカー】
    サプライチェーン本部 SCM担当

  • 前職

    【東証プライム上場 トラック・バスに強みを持つ自動車メーカー】
    調達部 SCM担当→国内事業部 実績管理担当

    【外資系 大手アドバイザリーファーム】
    SCM部門 コンサルタント(モビリティ案件)

長山 瑞希 氏 30歳 / 女性

学歴:神奈川県立 国際系の高等学校 卒
上智大学 文学部 国文学科 卒
TOEIC 820点

① はじめに

私はこれまでに2度の転職を経験しましたが、そのいずれも(株)エリートネットワークの担当カウンセラーの保坂様にご支援頂き、希望する業界への転職を叶えることができました。
私の転職経験を一言で表すなら、1度目は「背伸びして後悔」、2度目は「自身の幸せの定義を見直し、趣味に関連する業界へ挑戦」といったところです。

② 1回目の転職―背伸びして得た教訓

新卒では商用車メーカーに入社し、2年間は調達部、次いで約3年間は国内営業管理の部署に従事していました。しかし、コロナ禍や環境規制の影響で売上が縮小していく中、古い日系企業特有の意思決定の遅さに不安を覚えるようになりました。
また、元々現場に出ることが好きだった私にとって、コロナショックによる出張機会の激減は仕事の遣り甲斐に大きな打撃を与え、転職を志すきっかけとなりました。

1回目の転職では、自分の殻を破ることを目標に、ロジカルシンキングを身に付けたいという思いからコンサル業界を志望しました。学生時代、ディベート系のインカレサークルで出会った才気煥発な仲間たちが、コンサルや商社、研究機関などで輝かしいキャリアを築いている話を聞き、私自身もその世界に挑戦したいと考えたのです。
保坂様は、私の中にある「なんとなくカッコいい企業に行ってカッコいい自分になりたい」という浅はかな動機を見抜いていたと思いますが、それでも親身に自己分析や面接対策に付き合って下さいました。
その結果、志望していたコンサルファームから内定を得ることができました。

しかし、実際に入社してみると、コンサル業界への憧れはすぐに打ち砕かれました。

③ コンサル業界での現実

入社後、コンサル業界の厳しさを目の当たりにしました。

「表面的なホワイトさ、優秀な人材が限界まで働いてギリギリ成り立っている現実。」
車に喩えると、私がスクーターだとしたらコンサルで生き残っている人間はある意味戦車のような超馬力・機動力・高機能を備えています。そんな戦車のような人々が毎日エンジンを目一杯ふかしながらなんとか納期に滑り込む場面を見て、私のようなのんびりしたタイプは場違いだと感じました。

「高い志を持つ同僚たちの、顧客や社会のために本気で理想を追求する姿勢。」
(この姿勢を目の当たりにして、意識の違いに絶望してしまう人は、おそらくコンサルには向いていません)

「卓越した能力とたゆまぬ努力の重要性。」
生き残るためには、頭脳、コミュニケーション力、吸収力のすべてが求められます。これに加え、皆さん日々勉強しています。「意識が高い」から自己研鑽しているのではなく、「自己研鑽しないと周りに負ける」からです。優秀な能力を持った人材同士が努力で勝負し、自らの食い扶持を必死に守っているのです。

私自身は2年間なんとかしがみつきましたが、自分には適性がないと感じ、30代を迎える前に新たな道を探す決意をしました。

④    2回目の転職 ― 幸せの定義を見直して

次に選んだ転職先は、食品メーカーです。
長く働ける環境で、かつハードワークでもモチベーションを保てる仕事をと考えたとき、大好きな料理に関連する業界が自然と候補に浮かびました。保坂様から食品メーカーの求人をご紹介頂き、物流系のキャリアを活かしながら、念願だった食品業界に挑戦することを決めました。
商社と食品メーカーで迷った末、最終的に食品メーカーを選んだ理由は、「好きなことに携われる」というモチベーションの高さでした。たとえ忙しさで心がすり減ることがあっても、料理に関わる仕事ならば頑張れる自信がありました。

⑤    転職活動を通じて得た学び

キャリアアップや転職が当たり前の時代だからこそ、安易な向上心や周囲への劣等感に流されず、自分の適性や幸せの定義を見つめ直すことの重要性を実感しました。
生まれ持った気性を捻じ曲げてまで、世間に「カッコいい」と思ってもらえそうな道を突き進んでいった先に本当に幸せは待っているのか? いつか虚しくならないだろうか? といった視点は、SNS等で他者の生活を覗き見やすい現代に転職をするなら、無視してはいけないものだと思います。

以下に、エリートネットワークさんを利用するメリットをお伝えします。

1. スケジュール管理・調整が任せられる
転職活動中は選考スピードが速く、スケジュール調整が大変です。本業で突発的な会議等が入ったときなど、受験者から受験企業に対してリスケ依頼するのは些か気が引けるものです。しかし、保坂様のサポートのお陰で、本業と両立しながら転職活動を進めることができました。

2. 過去の受験者情報が聞ける
応募する企業の選定時に、過去の合格者のエピソードや適性の有無について相談できたことで、ミスマッチを防ぐことができました。あまりにも自らと隔絶した生い立ち、学歴、職歴、有資格者の人を参考にしても仕方ありません。運良く受かったとしても、その人たちの中で生き残れるか? という視点は重要です。

3. テストや面接対策が充実
企業の求める人物像や面接での質問傾向などの情報を共有して頂き、効率的に対策を進めることができました。余りに狭き門だと、ほぼ完全にブラックボックスで大した情報がないということもありますが、私の受けた範囲(商社、メーカー、ITコンサル)では1社のみがそうでした。私はあまり頼みませんでしたが、模擬面接にも対応して下さいます。私がよく依頼したのは、エントリーシートや志望動機の添削、面接での想定問答の壁打ちでした。

敢えて困難な道へ進まれる方、私のように戦地から逃げおおせて居場所を見つけようとする方、様々でしょうが、これから転職活動を始める方にとって、この乱文が少しでも参考になれば幸いです。

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