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ロボコン全国大会に出場した高専卒27歳。部品設計~量産まで一人で行った経験を評価され、射出成型のオペレーターから、自動車メーカーの金型設計職へ

ロボコン全国大会に出場した高専卒27歳。部品設計~量産まで一人で行った経験を評価され、射出成型のオペレーターから、自動車メーカーの金型設計職へ

No.1499
  • 現職

    東証プライム上場 完成車メーカー 生産本部 試作・金型工場 サイドボディアウター・フェンダールーフや骨格部材(ハイテン)部品の金型設計職

  • 前職

    母校の先輩が立ち上げたプラスチック成形加工を得意とする製造メーカー 金型技術担当

竹内 啓太 氏 27歳 / 男性

学歴:国立 東京工業高等専門学校 機械工学科 卒
プラスチック成形技能検定試験 射出成型作業1級(成形技能士1級)
使用可能ツール:3DCAD(SolidWorks)・CAM(hyperm)
使用可能機械:マシニングセンタ・NC旋盤・ワイヤー放電加工機・型彫り放電加工機・平面研削盤
卒業研究のテーマ:自動きさげ盤の研究
高専1年生~3年生までは高専ロボコンに参加し、以下を担当。
・1年生:テーマ「ラグビー」製造担当
・2年生:テーマ「玉入れロボット」機械設計・製造担当
・3年生:テーマ「なわとびロボット」縄回しロボット設計・製造担当

ロボコンゼミ所属 (全国大会出場歴有り)

① 高専進学のきっかけ、高専で学んだこと

小学生の時から身の回りの物を手当たり次第分解しており、ねじを見ると思わず外したくなる性分だった。
工学院大学の文化祭にも行き、紙飛行機を作ったり、鏡を作ったりと色々なものを作る体験学習をした。
そんな体験をしつつ小学校6年になった時に、1年かけて様々な実験を行う理科教室があり、東京高専にてロボットを作る回があった。
これがきっかけで高専を知り、高専に興味を持つようになった。
中学生の夏休みには高専の文化祭やサイエンスフェスタに参加し、はんだ付けやロボコンを見学して、いつしか自分もロボコンに参加したいと思うようになった。

そうして入学した高専では、正式にロボコンゼミに参加し、ボール盤や旋盤、フライス盤でロボットの部品加工を担当した。
3次元CADソフトウェアのSolidWorksを使ったロボットの設計も行っていたが、その時にCADの使用経験と加工の経験が非常に役立ったと感じた。

また、SolidWorksを使用した経験を活かして設計のアルバイトも行っており、このアルバイト先がのちの就職先となる。
卒業研究では自動きさげ盤の研究を行い、機械でどこまで平面を出すことができるかを研究した。

② 就職活動・入社した会社での担当業務

就職活動はほぼ行わず、前職の会社からすぐに内定が出たために入社することにした。
この当時は、一般的に企業規模が大きくなると自分が担当する業務範囲が専業的になり過ぎるのではないかとの懸念があり、中小企業に入社した。

実際、入社してからは部品設計、金型設計、金型加工、金型組み立て、成形機での量産を一人で行っており、非常に幅広い仕事を経験することができた。
SolidWorksの使用経験を始め、CAMによるNCコード作成、マシニングセンタでの加工、射出成型機の使用経験まで体得(成形技能士1級)でき、ロボコンでの加工経験や設計経験を活かして、より高度な知識や経験を積むことができた。

そんなこんなで働いてきていたが、下請け仕事が多く、より身近な製品の製造に携わりたいという思いから転職を決意した。
後輩も入社してきており、人数も増え、自分自身も30歳が近くなってきたということも転職の後押しとなった。

③ 転職に至ったきっかけ

高専時代には就活をほぼしなかったこともあって、今回初めての転職活動で、「東証プライムメーカーへの転職」という軸しか決まっていないまま転職活動を始めた。
最初は業種も職種も決めないまま面接を受け続けていたが、面接を受け続けるうちに「金型屋として独立できるようになる」という目標に行きつき、金型の知識を広げていけるような仕事をしたいと考えた。
また、自動車業界への憧れもあったので、現在の完成車メーカーに決めた。

④ 転職活動を通じて学んだ点

今回の転職活動では、よく知られている大企業の面接を多く受けたが、中小企業にいるからといって自分の興味のある会社に行けないということは無いとわかった。
自分自身、高専卒というところにはあまり触れられなかったが、設計から量産までと広い範囲の仕事をやらせてもらっていたことが非常に高く評価されていると感じた。
中小企業だからこその一人一人の仕事の範囲の広さは、非常に強い武器になる。

⑤ 今後の意気込み

これからは自動車の外装に携われるということもあり、世間の評価を目の当たりにすることになるだろうと感じる。
やはり自分自身が設計した金型で量産した製品が市場に出回るのはとてもやりがいを感じられるし、その分責任も大きくなる。
今までより企業規模が大きくなり、誰もが知っている世界的な企業だからこそ今までにない経験を積めると思う。

これから自分が設計で携わった自動車が市場に出回るのを目標に頑張りたい。

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