本日現在:1225 転職体験記
No.818

公認会計士、総合商社から、大手電機メーカーへの転職

前職
四大監査法人            公認会計士
一部上場 総合商社 事業部門内   経理・財務部
現職
一部上場 大手総合電機機器メーカー 本社財務部 IR責任者
中浜 多恵子 氏 / 38歳
神戸大学 文科系学部 卒
神戸大学大学院 国際協力研究科 修了 (経済学修士)
米国公認会計士
公認会計士
英語力:ビジネスレベル上級

はじめに

今回の転職活動においては、(株)エリートネットワーク社の多大なご協力を頂きましたことを、この場をお借りしてお礼申し上げます。特に松井様との出会いは私の人生で大きな宝となりました。
松井様とのコンサルテーションや様々なディスカッションを通じて、自分自身の 「価値観」 の再確認をすることが出来たことは本当に良かったと実感しています。

以下私の 『転職活動体験記』 が少しでも皆さんのお役に立つことができますと幸いです。

これまでの自分の人生を振り返ると、私のキャリアは、模索期、実力養成期、発展期の3段階に分けられると思います。常に 「自分はどうありたいのか、何がしたいのか」 ということを自分自身に問い掛け続けると共に、労働市場のニーズと自分の 「時価」 を意識しながら、キャリアを形成に努めてきました。以下に記する私のキャリアの足跡をお伝えすると、とても華やかなキャリアとして受け止めてくれる人も多いのですが、実態としては本当に “血を吐く思い” の地道な毎日毎日の積み重ねでした。自分が目指した目標に達成するために必要なことはただひとつ、諦めずに、コツコツ地道な日々を乗り越えていくこと、これが私が今心から実感するモットーのひとつです。

模索期

地方出身で元来好奇心が旺盛な私は、人一倍海外への憧れを持っていました。また、公共心が高かった私は、大学卒業後は政府系国際機関の仕事に従事しました。自分の夢が叶う形でのキャリアの第一歩を踏み出せた訳ですが、これは結果であって、就職活動の過程では嫌な思いもしながら苦労を重ねました。(今では少なくなっていますが) 超氷河期、日本の多くの企業は、「総合職女子なんてお断り」 ということを公然と言っており、生まれて初めて男女差別を実感したものです。この時の体験がその後の私に大きく影響していて、「男性に負けないためには、男性の二倍の努力をしなければいけない」 という脅迫観念にも似た (笑) 思いを持つようになりました。

話をキャリアに戻すと、この政府系機関では全く異なる価値観を持つ外国人の間で揉まれながら仕事をしたことにより、私の視野が大きく広がると共に、一生グローバルな環境で仕事をしたいという思いを強くするきっかけとなりました。同時に、世界から日本を見ることによって、改めて日本の素晴らしさを実感し、日本人であることの誇りを持つきっかけともなりました。

また、この時世界で出会った多くの人々は皆自分の専門分野を持つ 「プロフェッショナル」 たちでした。「自分は○○が専門で△△の分野で貢献できる」 と胸を張って言う彼らを見て、私もジェネラリストではなく、世界中どこでも自分の腕で生きていける何か技術・専門性を身につけたいとの思いが強くなりました。今の自分の価値観・仕事への姿勢はこのキャリア模索期を通じて形成されたものだと思います。

余談ですが、英語の勉強もこの時本格的に始めました。純国産 (=大学までずっと日本で教育を受けたこと) の私は、読み書きには一定の自信を持っていたものの、話す・聞くは全く太刀打ちできず、海外出張の時には 「英語を話せない使えない奴は、帰ってしまえ!」 と上司に言われたことも何度かありました。身銭を切ってマンツーマンの英語の先生を雇い、2年くらい経つと少しずつ自分の考えていることを話せるようになってきました。ちなみに、純国産者は英語から少し離れると一気に力が落ちてしまうので、今でも、継続して勉強しています。「継続は力なり」 昔の人が言う言葉はとても正しいと思いました。

実力養成期

上述のとおり、自分の専門分野を持ちたいと考えた私は、公認会計士の資格を取得しました。公認会計士は世界中どこででも通じる資格であること、また、どのような企業・組織体においても会計・税務・財務は必ず備えている機能であることから、この資格を選びました。ちなみに公認会計士の資格は、USCPAを取得後に働きながら取得しました。毎日が、仕事する、勉強する、寝る、ひたすらこの繰り返しでした。乗り切った今だからいい思い出だったと言えますが、本当に壮絶な日々でした。おしゃれをしてアフターファイブに繰り出し、趣味や旅行を満喫している20代の同世代の女性を見てとても羨ましく思ったものです。時折心が折れそうになりながらも、ひたすら仕事・勉強に打ち込みました。

監査法人においては公認会計士としても実務経験を積みました。具体的には法定監査・任意監査、売上高1兆円弱規模の会社のIPO支援、財務コンサルティング業務、大手電機メーカーのIFRS導入支援、新聞の一面を飾った1件当たりのディールが数百億から数千億円規模でのインバウンド・アウトバウンドM&Aプロジェクト等、監査法人で経験できる業務の全てといっていいほど、小規模から大規模まで幅広く色々なサービスに従事することが出来ました。

この時のキャリア形成は、点から面に広げていくようなイメージでした。公認会計士という資格を中心点に、そこから実務経験を幅広く積み、自分がサービスできる領域を同心円状に広げていったような気がします。漫然と仕事をこなすのではなく、常に自分に足りない分野を探しながら、周囲の理解が得られるように努力し、少しずつレベルの高い仕事を割り振ってもらいました。

発展期

監査法人に勤務後、一部上場の著名な総合商社へ転職しフィールドを広げました。総合商社では、社内のTOP3に入る部署の予決算 (約100社の連結企業の数字の取りまとめ) やIFRS導入の責任者として取り仕切り、その他、財務戦略、数百億円規模M&Aプロジェクトへの参画と、幅広い範囲で業務に従事しました。監査法人での勤務時代は、どれほど頑張ってもやはり 「外部者」 だったのですが、事業会社では 「会社の人」 として主体的にプロジェクトに関与することが出来て、見える景色が監査法人時代とは全く異なり、とてもエキサイティングで充実した日々を送りました。

監査法人時代のキャリアの積み方が、会計士の資格を中心とした同心円状の広がりを持つものと例えるなら、事業会社での業務を通じては、その同心円が立体的に垂直に伸びて、プロフェッショナルとしての力に厚みを持たせることができたような気がしています。また優秀な同僚から多くの刺激受け、学ばせて頂きながら、高い目線で仕事をすることを学び、自らの業務やキャリアを俯瞰的に考えられるようになったのもこの頃です。

このように毎日とても充実した日々を送っていたのですが、一方、総合商社で海外での経験値を積むにつれ、日本人としてはやはり日本の得意分野である 「製造業・メーカー」 のグローバル化に貢献したいと考え、松井様のご指導に支えられ、現在は一部上場の大手総合電機機器メーカーで勤務し、充実した毎日を送っています。今後はこれまで培ってきた経理・財務面での総合力をフルに発揮する時期に来ていると考えています。技術革新がこれまでにないスピードで進み、ビジネスを取り巻く環境がどんどん変化していく今、私自身も成長を続け、周囲の人と協力して知恵を出し合いながら、日本企業の発展、ひいては日本経済の根幹を支えるような仕事をしていきたいと思っています。

キャリアや仕事に対しては人それぞれ色いろな考えがあり、どの見解もその人にとっての正解であると思います。私にとってのキャリアとは、自分の人生そのものであり、キャリアを少しずつ積み重ねてきたからこそ、自分の視野が広がり、なかなか通常味わうことができない稀有なビジネス経験も出来ているのだと思っています。

一見華やかに映るキャリアですが、自分の足跡を振り返ってみると、それは、先にも記しましたが、一歩一歩地べたを這い回るような地道な毎日を、持ち前の負けず嫌いの性格と、「人と同じ事をしていては成功できない」 という思いをばねに、一日一日積み重ねてきた時間により形成されてきたと思います。苦しい思いをした分、人が遊んでいる間に努力を積み重ねた分、今やっと少し、自分の足で歩いているという自信を少しだけ持つことができるようになりました。

転職活動に励んでいる皆さんにも、是非自分の目指す姿が何なのか、改めて立ち止まって深く考えてみて欲しいと思います。自分のビジョンやなりたい姿を描くことは、とても楽しいことである反面、とてもしんどい作業であることも事実です。自分は何がしたいのか?、どうなりたいのか?、自分にどんなに語りかけても答えが見つからない時があると思います。それでも問いかけ続けることを諦めないで下さい。自分との対話を続けていれば、いつか自分の譲れない価値観がはっきりしてくると思います。

「人は自分が描いたどおりの人生を歩める」、私のとても好きな言葉です。自分のビジョンを明確にし、そこに向けて歩き出した時、それはもう叶っていることに等しいと思います。必ず自分が描いたところまでは自分で辿り着くことが出来る。私もまだまだ目標は遙か彼方にあり、これからも一層の精進が必要だと思っていますので、頑張りたいと思っています。是非皆さんも自分の価値観を大切にしながら、自分の目指す自分の輪郭を描き、その姿に向かって今日から歩みを進めて欲しいと願っています。

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