本日現在:1223 転職体験記
No.758

25歳、船舶・港湾情報サービス会社から、航空機専門商社へ転職

前職
船舶・港湾情報サービス会社  船舶への情報提供業務 (夜勤月5〜6回有り)
現職
航空機専門商社 カスタマーサポート職
林 麻衣 氏 / 25歳
旧帝大 文学部 人文学科 卒
旧帝大 文学研究科 歴史文化学系 前期博士課程 修了
TOEIC 920点
中国語検定準1級 合格
旧HSK 10級 合格 (現在の6級に相当)

私が転職サイトに登録したのは、自分の市場価値を調べてみようと思ったからでした。
リーマンショック後の超氷河期が終わる前に新卒で就活をし、満足のいく結果を得られないまま妥協して入った会社からは、いつか離れようと思っていました。労働時間は無闇に長いし、仕事はつまらないし、環境はぬるいし、極め付けに職場は辺鄙で、入社当初から不満だらけでした。ただ、まだ社会人二年目の秋だったので、実際に動くのは少し早いという気もしていました。そこで、求人市場回復のニュースと、仕事が落ち着いて余裕ができていたこともあって、まずは市場調査から始めようと相成った訳です。

私はとりあえずエージェントに二つ登録して、時間的余裕を見ながら他にも登録していくつもりでした。ネットで評判を調べて、そこらじゅうで広告を打っている大手と、対照的にこじんまりしてターゲット層を絞っているエージェントを一つずつ選びました。二つのうち後者が(株)エリートネットワークさんだった訳ですが、大手に期待していたのは情報量で、掘り出し物を見つけてくるならここかな、と期待をしていました。

就活が終わった時に私がようやく自覚した己の問題点は、無駄に高い学歴と語学力に比して、積極性や行動力、リーダシップに欠けるところでした。かと言ってサポート役に徹するには、あまりに自己主張の強過ぎる性格をしていました。(株)エリートネットワークという、いかにもな社名が示す通り、高学歴者の転職をバックアップしてきたことは多いでしょうから、そのあたりのギャップにぴたりとはまる、ニッチな求人需要を見つけてくれないかと思った訳です。

どこのエージェントでも最初に面談があり、そこで自分の経歴を話して、応募方針を決めていきます。
私の希望はこんなものでした。土日休みで、ワークライフバランスと言わないまでも人間的な生活を送れる労働時間で、都心勤務、大手であればあるほど良く、できれば優秀な人が多い環境。
第一希望は大手企業や士業事務所の秘書職でした。大人しく秘書をするにはでしゃばりの過ぎるタイプだとは分かっていたのですが、エージェントに指導してもらえば、面接の間くらいは猫を被り通せるのではないかと期待していました。

ただこれだけでは危ういので、大手のエージェントではコンサルタントをお勧めされました。業界全体として人間的な生活とは無縁ではありますが、給料は高いですし、キャリアとしては大きなステップになるので、考慮しておく価値はあるだろうと思って素直に提案を受け入れました。
(株)エリートネットワークさんの方では、コンサルタントは難色を示されました。受かることは受かるだろうが、労働時間からして、私には厳しいのではないか、と。代わりに小規模な企業の面白そうな案件と、希望していた秘書職の案件を、大手よりも多数頂きました。これは後になって気付いたことですが、おそらく大手は 「今まさに募集が出ている案件」 だけを、(株)エリートネットワークさんでは 「着任日が今すぐではないものの求人の話自体はある案件」 の求人票も含めて提示しておられるのではないかと思います。なので秘書職の案件は、書類選考に進めてもらってもなかなか話が進まないものもあり、その点は残念でした。ですが、私が最初に内定を頂き、最終的に行くことになった企業は、面接が終わった日に大手のほうから新規案件として情報が回ってきたので、スピード勝負においては(株)エリートネットワークさんのほうが優位だと思いました。

当初の狙いの 「ニッチな需要」 については、まさにそれに該当する求人案件があったのですが、残念ながら書類選考で落ちてしまいました。
書類選考は順調に進み、順調過ぎてスケジューリングが困難になりました。私は当初どれくらいずつ応募すべきか、(株)エリートネットワークさんより少し先に登録していた大手のエージェントに相談したのですが、あまり選り好みせず出すだけ出してみようと言われた言葉を素直に受け入れて、十件程度出していました。立て続けに五件ほど通過通知が来た時は、通過率を見誤ったと感じました。結局書類通過連絡から一か月近く経ってやっと面接に行った企業もあります。(株)エリートネットワークさんで担当して下さった転職カウンセラーの小中出さんは、そのあたりの見極めは正確で、あまり無理のないタイミングで話を持って行って下さったように感じます。
もっとあちこちに登録してみようという計画は、このあたりで放棄しました。

志望動機書や面接の指導、企業研究については、あちこちで既に語られていることなので、あまり書く必要はないように思います。
志望動機書は普通に添削して頂きました。一度も手書きをする必要がなかったのはとても楽でした。
面接対策や企業対策は、仕事のかたわらの転職活動なので、新卒当時のように綿密に企業のことを調べ上げるのはどうしても難しくなるのですが、そこは全面的に小中出さんに頼りました。もっと自分で調べなければダメだと怒られるかと思ったのですが、意外とそのようなこともなく、企業情報も面接の受け答えもポイントを押さえて教えて下さいました。ご自分で直接企業への訪問もされているので、印象が的確で、受け答えの内容も通り一遍ではなく、企業毎に細やかに調整されていて、とても参考になりました。

新卒時との違いで言うと、学生だった頃ほどプレッシャーを感じず、リラックスして面接に臨めました。就活をしていた頃は、いつ掛かってくるか分からない非通知電話を待ち続けては、ストレスのあまり毎晩吐きそうになり、立て続けに落ちようものなら自分は社会には要らない人間なんだとお決まりの悲観論にはまりこんでいましたが、転職活動は、ダメならダメでその企業と合わなかっただけのこと、と大して気にもしていませんでした。一度は社会に出て、一旦職場で居場所を作ったことが大きいと思います。

一方で、面接を受けているうちに、転職をしたいという気持ちが強くなっていきました。元々現職にやり甲斐はあまり感じていませんでした。今勇気を出して動くだけで、面白そうな環境で、もっと能力を発揮して、面白い仕事ができるのに、私はどうして、こんなつまらないところで、つまらないことをして時間を浪費しているのだろう——仕事をしている間、そう思うようになりました。そのうちに市場調査という軽い気持ちはなくなり、このタイミングで転職をしようと思うようになりました。

小中出さんとの連絡は深夜になることが多かったです。一人のエージェントで企業訪問して候補者と面談をしてあれこれ面倒を見てだと致し方ないだろうな、と思っていました。その他ショートメッセージサービス (SMS) で携帯に直接連絡を頂いたりと、ビジネスマナーとしてはアウトなことも多かったですが、 臨機応変 で助かると私は思っていました。逆に大手のエージェントだと業務に余裕があるのか、連絡はまめで常識的な時間でしたが、マニュアル通りで融通が利かないのも確かでした。これは面談対応においても似たような印象を抱きました。

最初の内定が出たのはかなり早い時期でした。
仕事はとても面白そうだったのですが、規模の小さい会社という点が希望から外れるので、私はずっと悩んでいました。第一希望はやはり秘書で、そこに受かればそこに行けばいいのですが、落ちた場合、内定を断って転職活動を続けるかどうかが焦点でした。続けるにしてもポイントはいくつかありました。あくまで秘書を諦めないのか。秘書を諦めても大手企業にこだわるのか。大手企業の中でもコンサルタントでいいのか。


大手のエージェントを通じて応募したコンサルタントの選考も進んでいて、そこからは、小さい会社で本当に満足なのかと言われ、小中出さんからはコンサルタントはご希望の就労環境とは遠いのでは……とそれぞれ自社でない案件の欠点を挙げられました。どちらももっともらしいことを言っているのですが、自分のところを通じて転職をして欲しいという本音も多少透けて見えて、与えられる情報に百パーセント信頼を置けなくなりました。この時、ちまたに溢れる 「本当に転職者のことを思って〜」 だとか 「自社の利益より最良の選択を優先します」 だとかいった広告はもう信じるまいと決意しました。結局自分である程度裏取りをし、小中出さんのおっしゃったことは本当だと再確認できました。こんなところで余計な気苦労をするくらいなら、最初からエージェントは一つだけに絞った方が良かったかもしれない、と後から思いました。

秘書職は、第一志望だった企業との1次面接に向けて、小中出さんが対策のために事前面談の時間を作って下さり、一生懸命設定を詰めたのですが、志望動機の部分で難航しました。結局条件が合うから希望しているだけで、私の今までの人生において特に接点もなかった仕事で、性格的にも条件的にも特別向いている訳ではないことが浮き彫りになりました。なので、そのような準備を経て、短い面接であっさり落ちた頃には、私も 「仕方ない」 という気持ちになっていました。人には向き不向きがあるし、今持っているカードで勝負するしかない。どの企業も私に秘書が務まるとは思っていないのなら、素直に諦めよう —— そう思いました。

ちょうどこの頃、転職活動が始まって一月半が経とうとしていました。ほとんど休みなしで動いていた疲れが出始めて、危うく出社できないレベルに体調を崩した時、コンサルタントはやめよう、と思いました。この程度で倒れかけるような人間が、コンサルタントでやっていける訳がない、と。
それからほどなくして、私は転職活動を終えて、上述の内定を頂いた会社に行くことを決めました。
決断までは本当に悩みました。私は新卒の時、就活留年を検討していて、結局諦めた経緯があります。現職に何かしら不満を抱く度に、あの時、もう一年頑張ることを放棄して、持っている内定で妥協したことを、苦い思いと共に悔やみました。私が今しようとしていることは、それと同じなのではないかと、何度も自問自答しました。また、もう少し頑張ることを諦めて、今ある内定に飛びついて、後悔するのではないか。第二新卒で転職できるのはせいぜい一回きり。次のチャンスはもうないのだから、もっと満足いくところまで頑張るべきではないか。

そういった気持ちを納得させた理由はいくつかあります。一つは、現職と内定先の間に重要な違いを見つけたからです。それは、私の能力の特性を正しく理解して頂けて、優秀な方と一緒に働けることでした。二つ目は、仕事が面白そうだったこと。三つ目は、小中出さんに 「一度にすべての希望を叶えることは難しい」 と言われたことでした。確かにそうなのかもしれない、と思いました。
内定受諾を決めて、私はやれやれ終わったという気分でしたが、ここからがまた一波乱でした。

またもや全面的に小中出さんに頼って、退職届の書き方から退職意志の伝え方まで一通り教えて頂き、面接のように 「こう言われたらこう答える」 というシミュレーションもして、さあこれを出したら終わりだと退職届を持って上司との面談に臨んだのですが、上司が激怒して話が難航しました。結局小中出さんの上司の方も交えて、話の持っていき方や法律のレクチャーをして頂くことになり、なんとか無事退職に漕ぎ着けたのですが、一人でやろうとしたらさぞうろたえたことだろうと思います。

此の度は、お世話になりありがとうございました。

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