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国家公務員、国際畑のキャリアを貫くため海外案件に強い政府系金融機関へ

国家公務員、国際畑のキャリアを貫くため海外案件に強い政府系金融機関へ

No.1253
  • 現職

    海外案件を扱う政府系金融機関 総合職

  • 前職

    国家公務員 霞が関 中央官庁 国家総合職(入省後は国際畑)

倉本 佳祐 氏 31歳 / 男性

学歴:地方の 県立高等学校 理数科 卒
東京大学 法学部 卒
海外の 名門大学院 修了
TOEIC 980点
IELTS スコア7.0
HSK(漢語水平考試)5級(201点)

<転職を決意するまで>

学生の頃から海外に興味があり英語が得意だったことも手伝って、新卒時には政府間交渉などの海外案件にも携わることのできる官庁を就職先として選びました。入省以来これまでに、海外案件に関わるポストを多く経験したほか、海外留学にも行かせて頂き、省内では国際畑の人間として見られるようになりました。新卒での入省時に期待していたような国でしか経験できない貴重な仕事の機会に恵まれた一方、国内部門のほうが強い官庁であったため、今後も国際部門のポストを軸に継続的なキャリアを積み重ねていけるのか不安がありました。

また、同じ政府の中でも一部の他省庁・機関と比べて海外案件を進めていく上での組織としての力の差を感じたことから、今後は海外に強い組織でより専門的なキャリアを積んでいきたいと考え、転職を決意しました。更に、前職では、ひと月当たりの残業が100~200時間に及ぶことが珍しくなく、連日深夜や明け方まで働くことを余儀なくされる環境にありました。数年前に子供が生まれて以降、転職をきっかけに少しでも働き方を変えられればという思いもありました。

<転職活動>

民間企業で通用するハードスキルを身に付けにくい国家公務員からの転職は一般的に潰しが効かないと言われ、転職に関する情報が非常に限られていました。そうした中で、国家公務員からの転職について一定の実績があるエリートネットワーク様をたまたま見つけ、松井様にご相談したのが転職活動の始まりでした。初回の面談では、当初予定時間を大幅に上回る3時間半に亘って、身の上話からこれまでのキャリア、転職での希望をじっくり聞いて頂いた上で、自分に何が向いているのか、あるいは向いていないのかのアドバイスを頂きました。

転職活動において最終的に進路を決めるのは自分自身ですが、独りで考えるだけでなく、第三者の視点でアドバイスを受けることは非常に有益です。私自身の場合は、松井様よりアドバイス頂いた内容が、家族から受けたアドバイスと一致したことも手伝って自分の中での確信が高まり、目指すべきキャリアの方向性を見定めていくことができました。最終的には、海外案件を専門にしていきたいという自分のキャリア志向と合致し、更にこれまでのキャリアとの親和性や得意の語学力といった自分の能力を活かすことのできる政府系金融機関から内定を頂くことができ、納得のいく結果で転職活動を終えることができました。

転職活動では求職者が単独でアクセスできる情報に限りがある中、転職エージェントを使うことは不可欠ですが、その中でも一からじっくり話を聞いてそれぞれの人に合わせたアドバイスを与えてくれるエージェントを選ぶことが転職活動の第一歩を踏み出す上での大きなポイントです。一般論として転職エージェントが言うことの全てが自身にとって正解とは限りませんが、私の場合、エリートネットワーク様から「考えるための材料」を提供頂き、それを自分で解きほぐす中で考えが深まり、確信を高めることにつながったと感じます。

また、冒頭で述べた国家公務員からの転職の難しさについて不安を感じておられる現職の公務員の方もいると思いますが、私自身が面接を受ける中で如実に感じたことは、何よりも国家総合職として厳しい環境を経験する中で培われた高い事務処理能力やバランス感覚はどこに行っても大いに評価されるということです。30代の転職ではこれまでのキャリアで得た専門性が重要であること自体は間違いありませんが、国家公務員のキャリアの中で厳しく鍛えられた経験はどんなハードスキルにも勝る強みになりますので、自信を持って転職活動に臨んで下さい。

現在、私自身は、前職を無事に退職し、新しい仕事に向けた準備期間の中でこの文章を書いています。どのような環境で仕事をしていくことになるのか、期待と不安が入り混じった日々ですが、転職活動を始めた4か月前は、こんなに早く納得のいく形で新たな仕事人生を迎えることになるとは思ってもいませんでした。改めて背中を押して頂いた松井様を始めエリートネットワークのスタッフの皆様に感謝申し上げるとともに、気持ちを新たにあと数日で始まる新しい仕事に邁進していきたいと思います。

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