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編集者、地方新聞社系列の出版社から、東京の名門出版社へ正社員で転職

編集者、地方新聞社系列の出版社から、東京の名門出版社へ正社員で転職

No.1132
  • 現職

    雑誌・文庫・文芸書・児童書を抱える出版社 編集者

  • 前職

    地方新聞社グループの出版社 編集者

松島 友香 氏 29歳 / 女性

学歴:鹿児島県立 甲南高等学校 卒
地方国立大学 法文学部 人文学科 卒
秘書技能検定 2級

『転職体験記』記載にあたり

 転職を決意してから約半年。今、上京を控え慌ただしく準備を進める中、この『転職体験記』を書いています。簡単ではありますが、これからを前向きに考えている転職希望者のどなたかに届けばと書かせていただきます。

転職を決意するまで

 私は地元の地方国立大学を卒業後、地元企業に入社しました。丁度、新卒の採用状況が悪い時期で、東京での就職を希望するも上手くいかず、何十社も受け、何度もお祈りメールを開封して得た内定でした。入社した会社では、田舎ゆえの閉塞感を感じることは多々ありましたが、編集者として充実した社会人生活を送っていました。

 しかし、長くお付き合いをしていた方と縁談が進み、どうしても上京する必要が出てきました。責任のある仕事を任され、それなりに評価もされていたこともあり、なかなか決心がつきませんでしたが、年齢的なことや今後の景気動向を考えると今動くしかないと考え、転職活動を決意。転職サイトに登録し、活動を始めました。

転職活動開始

 いざ、転職サイトに登録しても「誰彼かまわず送ったのでは?」と思うようなスカウトメールが届くばかり。できれば今と同じ編集の仕事をしたい、と自分で興味のある企業を探し始めました。初めて履歴書を送ったのは、どうせ書類で落とされるだろうと応募した大手出版社で、予想に反し書類選考・筆記技能試験・面接と進んでしまいました。

最終選考は1対10の面接。東京の一流企業勤務の有能な人たちに叶うはずがないと、萎縮してしまい、自己PRをするどころか、自分をさげすむ発言ばかりする始末。結果は当然、不採用でした。
この面接で、私は転職を知らな過ぎると痛感し、エージェントさんの力を借りようと決めました。

エリートネットワークさんとの出会い

 私が転職をする際に絶対に譲れない条件は「正社員」であることでした。そのため「転職・東京・正社員」で検索してヒットしたエリートネットワークさんに書類を送り、お力添えをお願いしました。上京の際に、銀座のオフィスに伺い転職カウンセラーの篠原さんに丁寧なヒアリングをしていただきました。最初は少し怖い方なのでは、と不安になりましたが、篠原さんはご自分の経験を踏まえながら、東京の人もほとんどが地方出身者だから何も恐れる必要はないと断言してくださり、とても救われた気持ちになりました。

その後、篠原さんから数社ご紹介をいただきましたがピンと来るものがなく、以前自分で応募していた出版社から契約社員での採用を打診されてお断りした後は、1カ月程転職活動をお休みしました。なぜ私が転職しなくてはならないのだろうと考え込む苦しい時期でしたが、この時間はあって良かったと思っています。

転職活動は自分の人生をどうしたいかを考えることだと思います。今のまま安定した、けれど大きな変化もない世界で生きていくのか、それとも一度大きく飛び出してみるのか。賭けのようなことをしようとしている自分に不安になったり、絶望したりと色々な感情が生まれました。けれど今の世の中、「絶対」はないと思います。やらなかった後悔で将来の自分をがっかりさせるのではなくて、挑戦したという経験で未来の自分を納得させようと決め、活動を再開しました。

転職活動の再開から内定まで

 転職活動を再開した頃、篠原さんからご連絡をいただき、数十年の歴史のある出版社の編集職をご紹介いただきました。是非受けてみませんか?という言葉にも励まされ、初めて篠原さんを通して書類をお送りすると、数日で書類選考通過のお知らせが来ました。そのスピード感にびっくりすると同時に何か心強いものを感じました。今までは自分ひとりで孤独な活動でしたが、何でも聞ける頼れる方が付いていてくださっているという安心感で、自信が湧いてくるような不思議な気持ちでした。

 その後は、とんとんと話が進み、東京での最終面接。今までの経験を踏まえ、落ち着いて話をすることができました。結果は当日中にご連絡いただき、無事内定をいただけました。ただ、私の希望年収に届かないことが分かり、そこからかなり悩みました。当初は現職より労働時間が増えることは目に見えているのに、お給料に反映されないということが悩みの種でした。ただ、内定をくださった会社がどのように私を評価し、期待しているかという話を篠原さん経由で聞かせていただいたこともあり、少しずつ頑張ってみようと思うようになり、悩み抜いて内定をお受けしました。

年収や待遇面では希望通りになりませんでしたが、東京の名門出版社で正社員の編集者として働くという大きな夢は叶うことになりました。今の自分がどれほど通用するのかは分かりませんが、必死に勉強して居場所を作り、良い本を世に送り出したいと燃えています。

最後に

 内定後まで散々悩んだ私の悩み多き転職活動でしたが、なんとか終わりを迎えることができました。篠原さんには些細な疑問に対する回答をはじめ、地方に住んでいたこともありメールを中心にサポートをしていただきました。結果的には1社目で内定という形になりましたが、半年にわたって気にかけていただき感謝の気持ちでいっぱいです。

 地方から上京転職をしようとしている方はとても不安だと思いますが、求人元の会社や求職者と密に繋がっているエリートネットワークさんの安心感は他社の追随を許さないと思います。

まずは行動しないと始まりません。辛く苦しい転職活動も心強いエージェントがいれば救われます。是非一歩を踏み出してみてください。

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