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起業後10年間副社長、一部上場企業の新規事業推進室で再出発

起業後10年間副社長、一部上場企業の新規事業推進室で再出発

No.1051
  • 現職

    東証一部上場 不動産デベロッパー 新規事業推進

  • 前職

    製薬企業向けITソリューション・広告代理事業 副社長

畑田 康之 氏 36歳 / 男性

学歴:東京電機大学 工学部 精密機械工学科 卒
東京電機大学大学院 工学研究科 精密システム工学科 修了

■最初の就職から起業のきっかけ

大学時代は精密機械工学を専攻していたので、私のまわりにいる大学の友人は大手自動車メーカー、大手医療機器メーカーなどに就職することが良しとされていました。

しかし、私は将来起業したいと思っていたので、若いうちから経験を積める環境をと考え、当時勢いのあったジャスダックに上場後間もない携帯コンテンツを扱うベンチャー企業で、社会人生活をスタートさせました。
その会社は数年で辞め、すぐに友人とネットベンチャーを起業することになりました。私は工場を営む父のもとで育ち、今も別の業界で会社を経営する兄を持ち、学生時代の友人の多くが起業をしているという、起業が当たり前な環境に身を置いてきたせいか起業に何の不安もありませんでした。

■転職活動をするようになったきっかけ

起業したのは製薬業界をお客様とした広告代理店業で、その会社を10年経営してきました。起業してからの私はずっと、経験を積み自分自身の能力を上げること、そして、会社の利益を出し自分の実入りのお金を増やすことを目的にして働いてきました。「お金があれば、満たされて、幸せで、楽しく生きられるのではないか」 と思い、お金を第一に追い求めてきました。

しかし、会社が成長して一定の資産を築いた時、それだけでは不足していると感じるようになったのです。お金だけでは充足感にはつながらない、仕事を通じて社会をより良くすることに貢献するという 「理念」 こそが大事なのではないか、と気づいたのです。そして、「リスクをとらずに今あるものを守り続ける人生はつまらないのではないか。今迄とは異なるリアルなビジネスで新たな事業に挑戦がしたい。」 と強く思うようになり、漠然と新たな環境に身を置きたいと考えるようになりました。

■エリートネットワークさんとの出会い

新たな環境に身を置くとはいっても何も具体化していない頃、自身の会社で採用活動をしている際にエリートネットワークさんの名前を知りました。採用が上手くいっている同業の経営者に採用の秘訣を尋ねたところ、「エリートネットワークさんで良い人材を採用できる」 ということでご紹介頂いたのです。当時は転職をすることを微塵も考えておらず、採用側としてホームページを拝見させて頂いただけでした。

その後、自分の次のステージをどうするかを考え始め、独立するにしても視野を広く持って次の最適な環境を見つけようと考え始めた時にハタと思い出し、問い合わせしてみたところ松井社長に出会うことになりました。松井社長は私のビジョンや理念を真剣に聞いてくださり、真摯に取り組んでくださいました。
そして、独立志向が強くて一般的に企業が求める社員像には当てはまりにくいタイプであるにも関わらず、そんな私に合いそうな懐の深い企業群を何社か見出して紹介してくださいました。

最終的には、紹介して頂いた中の1社に就職することになりました。独立するつもりだった私がこのような異業種への転職の機会に恵まれて、私自身がいちばん驚いています。ですが、元々個人的にも興味のある分野でチャレンジさせてもらえるという正に求めていた理想の環境なので、転職することに迷いはありません。
このようなご縁を頂けたのも、深く相手のことを知り、その人に合う企業、ポジションを的確に見つけてマッチングするプロのサポートを頂いたからだと感謝しています。

■成し遂げたい目的、キャリアプラン

次のキャリアで、私は不動産を通じて地域活性化を図り、社会に貢献したいという理念を持っています。
新しい環境ではまず事業立ち上げの基盤を整える必要がありますし、何よりもこれ迄取り組んでいなかった業界・新領域へのチャレンジになります。いちから学んでいく必要がありますが、これ迄のビジネス経験を通じて気づかされた 「理念」 を大切にするためにも、これから先のキャリアではこの理念を確固として持ち続け、それを実現するために挑んでいきたいと思っています。

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