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地方公務員、母親との模擬面接も経て民間企業へ転職

地方公務員、母親との模擬面接も経て民間企業へ転職

No.1039
  • 現職

    新電力会社 (PPS) 事業企画担当

  • 前職

    地方公務員 国際交流関連業務担当

三沢 汐里 氏 28歳 / 女性

学歴:獨協大学 法学部 国際関係法学科 卒
TOEIC 860点
実用英語技能検定 準1級

今思えば、私はとても欲張りで、転職に対して大雑把な希望を持っていたと思います。

 新卒の時に就職活動をほとんどしていない、民間企業での就業経験が無い、というのは私にとって大きな不安要素で、転職市場では全く取り扱ってもらえないだろうと思っていました。
エリートネットワークさんに相談してみよう!と思ったきっかけは、公務員から民間企業への転職を成功させた方の『転職体験記』を見つけたことです。
自己分析や就活のイロハもよく分かっておらず、とにかく一度プロに相談してみよう!という気持ちでエリートネットワークさんを訪ねました。


 カウンセリングのため銀座のオフィスに伺った際、私はガチガチに緊張していましたが、まずは思いの丈を正直に語りました。あまり整理されているとは言えない私の話を真摯に受け止めてくださり、適切なアドバイスをくださったのが、担当の転職カウンセラー廣重さんです。
例えば、「やりがいのある仕事がしたい!」という大変ボヤっとした希望を私が熱く語った場面では、「具体的にどういう仕事をやりたいのか分かりません。」とビシッとご指摘いただきました。その後、そのボヤっとした部分を一緒になって丁寧に明確化してくださいました。

結果的に、カウンセリングを行っていただいた中で具体化したのは、「主体性・裁量権のある仕事がしたい、できれば国際的な仕事がしたい」ということです。
私は今まで、社内外との調整やプロジェクトをマネージメントする仕事を多く経験していたため、そこで培ったスキルを活かすことができて、新しいことにもどんどんチャレンジしていけるような求人をご紹介いただき、応募しました。


 応募した企業のうちの2社が、書類選考を経て1次面接に進みました。地方公務員の経験しか無いこと、就活の経験が無く面接慣れしていないことに、とにかく劣等感を感じていた私は、面接の場でガチガチに緊張してしまいました。また、企業研究のコツを掴み切れていなかったのか、毎日結構な時間を費やしていた割にあまり企業理解ができておらず、面接の準備も十分ではなかったと思います。

そんな時、廣重さんより、「受験勉強と一緒です!ノートに書き出して勉強してみてください。質問も少なくとも10個用意するようにしてください。」とアドバイスをいただき、企業のHPに載っている会社概要、経営理念、沿革、実績やインタビュー記事などを参考にして私なりにノートにまとめ、質問も20個くらい用意しました。また、自己紹介、志望動機、転職理由、そのほか面接時の想定問答を用意し、お恥ずかしい話ですが、母に付き合ってもらって模擬面接をたくさんしました。

 結局、面接は毎回ガッチガチに緊張してしまったのですが、最後に受けた第一志望の企業の最終面接が一番楽に感じました。猛勉強・猛特訓の結果、面接に進んだ2社からはどちらも内定をいただくことができました。準備は本当に大事だな、と思います。
面接官でもあった現在の上司に、「面接の時、たくさん質問を用意していたよね!」、「この子、うちの会社が大好きでHPをすごく読み込んでくれているんだと感じたよ!」とのお言葉を入社後にいただいた時は、心の中でガッツポーズしました(笑)。

一番大事なのは、企業研究をしたうえで、面接の場で自分の正直な思いを伝えることだと思いました。今までやってきたことを踏まえて「こんなことをやりたい!」という夢を素直に熱く、恥ずかしがらずに語ることが大事だと思います。そのために、自分の人生やキャリアの棚卸し、これからどう生きていきたいか、などをじっくり考えるきっかけになったので、まずは転職活動をしてみる!というアクションはとても有益だと思います。


 2社から内定をいただき、現在の会社に決める過程では、転職における自分の希望条件の優先順位や、どういう環境で働きたいかを改めて考えました。
私は最初、これから何をしたいかばかり考えていたのですが、転職することで得られるメリット、内定をいただいた会社が自分の相性に合っているかどうかも考えました。

その結果、「民間企業のスピード感や柔軟性をもって、切磋琢磨しながら自分も成長していきたい」という思いと、「今まで公務員としてやってきた仕事のように、たくさんの人の利益に繋がって、社会貢献できる仕事、普遍的で恒久的な価値に繋がる仕事がしたい」という思いが強いことに気が付きました。
加えて、地方公務員として、地域の人と協力して草の根的に活動することの大切さ、やりがいも感じていました。そんな仕事は民間ではなかなか無いだろうと思い、いつのまにか希望の中から抜け落ちていたのですが、ピッタリ合う企業を見つけることができました!

現在働いているのは、再生可能エネルギーという地域に根差しながら国際的な枠組みに挑戦でき、これから成長していく業界です。環境・エネルギーは転職活動を始める前には全く想定していなかった業界でしたが、様々な業界から使命感を持って入社してきた社員が多く、毎日が刺激的で学ぶことが非常に多いです。
求人を探す際には、業界や職種から絞っていくのが定石かと思いますが、自分のやりたいことを今一度考え、マッチしそうなポジションや企業を紹介していただくと、思わぬところにピッタリくるお仕事があるかもしれません。


現職に入社して1か月程が経ちました。転職活動してみようかな!と思い立ったのが2017年8月末、半年程でこんなにも人生が大きく変わるものなんだな、と驚いています。
結果的に転職してもしなくても、転職活動は非常に勉強になることが多いです。世の中や自分に向き合って勉強する良いきっかけになります。
転職活動の成功の秘訣は、とにかく純粋に自分がやりたい!と思うことに正直になることだと思います。固定観念を捨てて、様々な角度から自分が本当は何をしたいのか、何を優先したいのか、ゆっくり考えてみてはいかがでしょうか。

廣重さんには大変お世話になりました。就職活動ド素人の公務員の私が無事に転職できたのは、廣重さんのおかげです。本当にありがとうございました。

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