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信託銀行から、入社難易度の高い財閥系不動産会社の総合職に

信託銀行から、入社難易度の高い財閥系不動産会社の総合職に

No.1042
  • 現職

    東証一部上場 財閥系 総合不動産会社 総合職

  • 前職

    財閥系 信託銀行 運用部門 調査役

藤原 啓信 氏 28歳 / 男性

学歴:慶應義塾大学 法学部 政治学科 卒
証券外務員一種
宅地建物取引士
TOEIC 795点
証券アナリスト 第一次レベル試験合格

①学生時代の就職活動について

私は、学生時代の就職活動において「○○になりたい!」「○○をしたい!」といった確固たる希望が無かったため、方針を決めるのにとても苦労しました。そのため、とにかく学生・社会人を問わず多くの人と会い、色々な話を聞くことを就職活動中は心がけました。

就職活動が本格化し、日々合同説明会等を通じて色々な会社を見て回る中で、社会・経済に大きなインパクトを与えることができ、かつ自身の人間としての魅力・スキルが商品となる仕事に携わってみたいと漠然と考え始めるようになりました。
総合商社や経営コンサルタント、金融機関を中心に面接を受けましたが、最初に内定を頂いたのが前職の信託銀行でした。自分の当初の条件を満たしていたことに加え、実際にセミナーでお会いした社員の方々や面接官の人柄に強く惹かれ、お世話になることを決めました。

信託銀行は融資や住宅ローン等の銀行業務だけでなく、不動産仲介や年金運用等の信託業務も行っており、幅広い業務領域と高い専門性を有する会社で働けることに、大きな期待とモチベーションをもって入行したのを今でも覚えています。

②前職の担当業務と会得したスキル

信託銀行へ入行後は、運用会社からファンドを受託して管理を行う、資産管理専門の信託銀行子会社へ出向し、投資信託ファンドの管理業務を担当しました。最初は投資信託の基準価額を日々算出する計理業務を経験し、仕事の進め方の基本や幅広い計理知識を学ぶことができました。その後、お客様である運用会社の窓口担当として、様々なご要望にお応えするコンサルティング業務に携わりました。

日々フェイスするお客様は部長クラス以上の方が多く、その要望も非常にレベルの高いものばかりでした。まだ若手で、知識も経験も未熟だった私にとっては、とてもハードな環境ではありましたが、ビジネスパーソンとして大きく成長することが出来た期間だったと思います。特に、社内外の様々なチームを取りまとめ、リーダーシップを発揮してプロジェクトを引っ張っていく能力は大いに磨かれたと思います。

③転職するに至った背景・きっかけ

上記の通り環境にも恵まれ、充実した日々を送っていましたが、ふと将来のキャリアについて「信託銀行で本当に自分のやりたい仕事ができるのだろうか?」と考えるようになりました。
資産管理ビジネスは非常に社会的・経済的意義が大きく、重要な業務を担っている自負もありましたが、あくまで運用会社のサポート的な側面が強いのも事実であり、もっと自分から、世の中へ「目に見える価値」を生み出せるような仕事がしたいと思うようになりました。

そんな中、文系であっても「不動産」や「街」という目に見える価値を生み出し、オペレートしていけるディベロッパーという業務に興味を持ち始め、丁度その時期にエリートネットワークの転職カウンセラーの高橋さんから「不動産開発の仕事に興味ありませんか?」と声をかけて頂きました。
これも何かの縁だと思い、まずは直接お会いして話を聞いてみようと、カウンセリングの機会を設けて頂きました。そこで高橋さんから転職先の厚い待遇や就労環境等の具体的なお話を聞いたことでモチベーションが高まり、是非チャレンジしてみようということになりました。

④転職活動で実践したこと

私は前職において、将来に対する悩みはありましたが、何が何でも今すぐ転職したい、という程の大きな不満はなかった為、基本的にはお声がけ頂いた不動産開発の仕事を第一志望としてチャレンジし、駄目だった場合はまた長い目で考えようと思っていました。その為、あまり視野を広げ過ぎず、ご紹介頂いた会社一本に絞って集中的に企業研究をすることにしました。(結果的にはそれが正解でした!)
応募先の会社に知り合いがいなかった為、OB訪問等は出来ませんでしたが、会社のHPはもちろん、その他様々な転職サイトの情報や日経新聞の記事をとことん読み漁り、気になるものは全てワードファイルにまとめておきました。

実際の面接では、自分自身のこれまでのキャリアや学生時代に関する質問が大半で、会社について調べた成果が火を吹く機会はあまり無かったのですが、やはり調べられることは徹底的に調べておくことで、面接に挑む際の余計な不安を減らすことが出来たと思います。
まさに「備えあれば憂い無し」です!

自己分析については、幼少期まで遡って自身の経験・成長や性格や志向の変化等をまとめておきました。それに加えて、様々な質問を想定した簡単なQ&A表も作成し、面接会場まで持参して、空き時間に目を通すようにしていました。
会社によるかもしれませんが、自己分析と企業研究の重要さの比率は8:2くらいで、自己分析は非常に重要だと感じました。(それほど私自身のことを深く掘り下げられた質問が多かったです)

結果的にご縁があり、希望通りの会社に入社することができ、無事に転職活動を終えることが出来ました。

⑤次の職場に賭ける意気込みや覚悟

今思えば、学生時代は周りに影響されながら、なんとなく形成された軸で就職活動を行っていたような気がします。一方で、これから私が携わる不動産開発業務は、社会人として実務を経験する中で改めて自分自身で考え抜いた結果、初めて本気で挑戦したいと思った仕事です。その為、人間関係も業務知識もゼロからの再スタートとなり不安もありますが、それ以上にワクワクしている気持ちが大きいです。
いつか妻や友人、自分の子供に対して、「これは自分がつくったんだ!」と胸を張って言えるような不動産・街並をつくることが目標です。

最後になりますが、あの時高橋さんにお声をかけて頂かなければ、恐らく今も悶々としながら前職の会社で働いていたことと思います。私の人生転換に大きなきっかけを与えてくださったエリートネットワークの高橋さんに心より感謝申し上げます。
知識も豊富な上、非常に気さくで楽しい方なので、気になる方は是非一度お会いしてみてください。

皆様の転職活動を心より応援しております。

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