本日現在:1029 転職体験記
No.1022

人事マン、再度メーカー人事職へ返り咲き(海外現地採用の限界)

前職
東証一部上場 大手非鉄メーカー 生産管理→人事担当者
日系人材紹介会社 海外現地法人 人材紹介サービス担当者
現職
東証一部上場 小型ベアリングメーカー 工場人事部門 人事労務担当
飯野 利之 氏 / 27歳
学習院大学 法学部 政治学科 卒
Griffith Business School Graduate Certificate in Human Resource Management 課程 修了
TOEIC 970点
IELTS バンドスコア 7.0
Standard Mental Health First Aider

はじめに

海外という遠隔地に在住している、現職は人材紹介会社(=エリートネットワークさんの同業者)、希望している前々職と同じ業種(メーカー)・職種(人事担当)から離れて1年以上のブランクがある、海外での日本人「現地採用」という肩書きが付いている、これまでの転職の軸が「海外志向」なのか「人事職希望」なのか定まっていない……など、人材紹介会社からすれば転職をサポートするにはハードルとなる要素が、自分には非常に多かった。
実際に、これらの理由からサポートを断られた転職エージェントもあった。

そんな中で半年以上という長い期間にわたって、親身に且つ綿密なサポートをいただいたエリートネットワークの転職カウンセラー杉本さんには心からお礼を申し上げたい。
選考が思い通りには進まず非常に苦労したこともあったものの、杉本さんのサポートのお陰で、希望通りの「BtoBメーカー、人事労務職、グローバル企業」という条件で長く勤められる転職先を見付けることができた。

転職活動を体験記として文章に起こしてみると、今後のキャリアの方向性を決めかねていた自分にとって、杉本さんとの面談・会話での情報の一つひとつが「腹を決める」ための鍵になっていたことに気付かされた。「ハードルが多い」、「転職の軸が複数あり、どの方向に進むべきか分からない」と悩んでいる同世代の転職希望者に、この体験記が役に立てば幸いである。

新卒での大手非鉄メーカー入社から留学、人材紹介会社の海外現地法人で働くまで

幼い頃から縁あって外国の方々・外国語と触れ合う機会が多くあったために、気が付いたときには外国の文化・語学が好きな根っからの文系学生になっており、漠然と「海外と関わる仕事ができれば」と考えていた。
一方、乗り物・機械も好きだったため、携わる製品が明確で、且つスケールが大きいメーカーにそれとなく憧れと格好良さを感じていた。

新卒の就職活動では、総合商社や様々なメーカーを中心に説明会に参加したが、最終的にエントリーをした企業のほとんどはBtoBメーカーであった。(金融・保険業や商社志望の男子学生が圧倒的に多い大学・学科に在籍していたので、「珍しい」と思われていたらしい。)

BtoBメーカーの中でも「既に大々的に海外展開している企業よりも “これから” 海外事業を強化しようと考えている企業の方が、自身の語学力や海外志向を強みとして活躍できるチャンスがあるのではないか」と考え、国内専業のイメージが強い企業も含めてエントリーした。
その中で、独自製品を多く持ち、競合他社が目をつけないニッチな分野・材料で強みを持つ一部上場の非鉄メーカーから内定を得て入社を決意した。

入社して約1年間工場で勤務した後、本社人事部へ異動となった。
海外駐在員に係る人事業務や給与計算業務、人事システムやワークフローの改善、安全衛生のための諸活動など様々な業務を経験し、組織全体に対して、自分の仕事が持つ影響力と責任をひしひしと感じ、大きなやりがいを覚えるようになっていった。
また人事職でありながら、どういう訳か労働組合の役員にも指名され、組合の立場からも工場の安全衛生・労使交渉に携わることになった。

思い返してみれば、人と人との交流が常にある工場に居心地の良さを感じていた。工場に足繁く通っているうちに、現場の方々と一緒に食事をする機会も増え、可愛がっていただいたように思う。
本社内に限らず各工場の方々と関わり合いながら仕事ができ、管理部門の管理職の皆様や現場出身の労組役員の皆様、双方から多くのサポートを得て、人事職として、多彩で面白くやりがいのある仕事をさせていただくことができたと感謝している。

しかしながら、ダイバーシティの推進(外国人従業員の採用など)のように、「柔軟さ・寛容さ」のある人事施策が組織として受け入れられず、「海外とのつながり」を業務・事業の中で感じることが少ないのも事実であった。また、人事労務に関する業務を進めるにつれて他社事例の情報に触れる機会が増え、よりグローバル且つ大きな組織では、どのように人事労務を運営しているのか興味を持つようになった。
さらに、海外事業は海外合弁会社への資本参加が主で、実際に海外で勤務するチャンスは若手・中堅クラスには無いことが分かった。おまけに、事業体制の見直しの中で海外事業の規模は今後拡大しない方針であることも分かり、「より国際的な環境」で働くにはどうすれば良いかを改めて考えるようになった。

当時も転職という選択肢は考えたが、その頃の自分には「国際的な組織の中で人事労務の業務をする」には経験も知識も到底足りていないことは理解していた。
そこで、まずは人事労務マネジメントについて「世界の常識、セオリー面で教科書的な部分」を身に着けるため、大学院で人事マネジメントを学ぼうと決意し、前々職の大手非鉄メーカーを退職した。

その後、人事マネジメントに関する学位(準修士)取得を目指して、とある英語圏の大学院(ビジネススクール)に1年間留学することにした。
久しぶりの学生としての1年間は、あっという間に過ぎた。学生といっても社会人が集まる大学院だったため、人事職として豊富な経験を持っているクラスメイトばかりで、アラサー世代の自分はクラスでも最年少であった。出身国も業界も、また経験値も全く異なる彼らとの交流は日々発見のある刺激的なものであり、自分も負けじと課題・勉強・読書に取り組む日々を過ごした。

学位取得後もインターンで短期の仕事をしながらその国に数か月残り、次の仕事を探そうとしたが、就労ビザの要件がクリアできず断念。
人事職や人事コンサルティング、人事関連業務のアウトソースなど何かしら “人事労務” に関わりがある仕事をしたいと考え、勤務地は日本に限らずアジアにも範囲を広げて、転職活動をすることになった。

その中で、アジアのとある都市にある日系の人材紹介会社へ求職者として声を掛けたところ、ちょうど欠員が出たタイミングで、「HRコンサルタント」の日本人現地採用の募集枠があることを知らされた。応募の返事をしたところ、その翌日か翌々日にSkype面接を実施していただき、面接の翌日には内定を得ることができた。
実にスピーディ、悪く言えばあっけない選考だった。

人事労務と人材紹介の双方のサービスを手掛ける会社であったので、任される仕事内容については「労務サービス寄りの配属になるかも」と曖昧なままであったが、就労ビザ取得が難しいとされるその国で働くチャンスが得られることと、人事労務に携われる可能性があるという2点が決め手となり、その内定を受けることにした。

当時、1年間を学生の身分で過ごしたために貯金が大分減ってしまっており「早く仕事に就いて経済的な足場を立て直したい」という焦りや、「海外で就職できるこのチャンスを逃したくない、まずはトライしてみよう!」という浅はかな判断があったことは事実である。
回り回ってこの判断が後々、現地採用社員として一体どのくらいの期間仕事を続けられるのか、人材紹介会社の事業が自分に合っていないのではないか、という悩みを生じさせ、この度杉本さんにお手伝いいただいた再転職につながってくるのである。

日系人材紹介会社の現地採用社員として働いて感じた違和感、日々強くなる人事職への想い

留学先(英語圏)から、現地採用担当として内定を得た勤務地(アジアのとある都市)へ移動し、その次の日には仕事が始まった。
「HRコンサルタント」と大層な職種名であったが、実際に任されたのは人材紹介・派遣サービスの日系企業向けの営業活動であった。
想定していた業務とは異なっていたが、「まずはやってみるか」という気持ちで最初は抵抗感なく業務を始めることができた。現地で様々な業界事情や現地法人の日本人管理職のビジョンなどについて聞けたのは、日本だけで仕事をしていたらできない経験だったと思う。

また、現地の求職者のキャリアカウンセリングも担当し、求職者のキャリア観と日系企業が求めていることをどうマッチングさせていくか、試行錯誤しながら考えることにやりがいを感じていた。

その一方で、人事労務に関係する知識・経験は求められておらず、あくまで「御用聞き」として、お客様である現地日系企業に対して「退職者の代わりを繰り返し探すこと」が最大の仕事であった。前々職で「組織のために仕事ができる点」に喜びを感じていた自分には、終身雇用という概念がなく、ターンオーバーが早いこの国でのこの仕事が会社の役に立っているという実感を持てずにいた。苦労して求職者と企業をマッチングさせて入社しても、一定期間後に退職すればまた同じことの繰り返し……。
仕事の成果が形として残らない点に、もやもやとした気分を感じ始めた。

また、仕事を始めて半年が経とうとしている頃、周囲にいる様々な企業の現地採用者の日本人から話を聞く機会があり、5年後・10年後の自分のキャリアに猛烈な不安を覚え始めた。
勤務先企業に限らず「現地採用の日本人」は昇進の機会が限られ、ある日突然レイオフ(解雇)をされるケースも珍しくないというのだ。

その国では20年ほど前に「現地採用で働く」ことがブームになり、当時若者であった多くの日本人が海を渡ってきていた。彼らが集う狭い日本人コミュニティの中では、
「○○さんがレイオフされたが、40代では次の仕事はもう無理だろう。」
「会社を辞めた▲▲さんが怪しいビジネスを始めた。」
などのネガティブな噂話ばかりが話題に上がり、嫌気が差し始めていた。
この地で日系企業の現地採用で勤務する以上、そういったしがらみや制約からは逃れられないことを悟り、自分が将来長きにわたって働く姿を前向きにイメージすることができなくなってしまった。

中には、ずば抜けた専門性を活かして世界的に有名な多国籍企業で働き、日本人社会と全く関わらずに生きている方々もいるが、それはごく少数の優秀な方々の話。
自分がそのレベルにあるとは到底思えないし、彼らのようになることを夢見ていたものの、そのレベルに到達するために必要な経験やキャリアパスが何なのかすら分からなかった。
結果的に「国際的な組織の中で人事労務の業務をする」という当初の目標からは日に日に遠ざかっていった。

さらに、勤務していた会社は20名にも満たない少人数の会社で、レポートラインや職務分掌などがはっきりせず、アイディア・思い付きによって方針が決定・実行される。しかしそれは、組織全体としての意思統一やプランがあってのことではないので、現地人もしくは日本人のスタッフはそれに常々振り回されていた。
MD(マネージングディレクター)をはじめ管理職は、全員が現地在住もしくは15年以上会社に在籍している日本人であったが、長期間にわたり同じ組織・役職で仕事をしているためか、仕事と彼らのプライベートの垣根が曖昧になっており、日系の親会社があるとはいえ、管理職がほぼ全てを取り仕切る「準オーナー企業」のような企業文化となっていた。
管理職たちの誕生日パーティのアレンジや、彼らの個人的理由での御遣い、コネクションのある企業の事業PRなど、本来手掛けている業務とは関係が無い割には労力がかかる仕事も少なくなかった。

人材紹介会社で働く or 事業会社で人事職になる、規模が小さいがスピード感のあるオーナー企業 or 安定した大企業のどちらが良い・悪いという話では決してない。
しかし私は、前々職や現地採用の日本人コミュニティでの経験を通じて「やはり、しっかりした企業・組織の人事職に戻りたい」と思い始めた。
でもどうやって?この国で?どこで?
一体何から手を付ければ良いのか分からなかった。

杉本さんとの面談、今後のキャリアについて考えさせられたこと

改めて転職を考え始めたとはいえ、今後のキャリアの方向性についてはまだ定められずにいた。
「事業会社の人事職」を目指すことは間違いないにしても、それを今住んでいる国で挑戦できるポジションがあるのだろうか。他の国に行けばチャンスがあるのか。
仮に日本に戻るとしても、外資系企業の日本法人で本国の定める人事ポリシーをローカル人事として実行し、組織を渡り歩きながら経験を積むべきか。グローバルに事業展開する日系企業で様々な人事業務に携わり、組織内で長期的なキャリアアップを目指すのか。

ありとあらゆる選択肢に埋め尽くされたように感じ、自分が何を目指すべきか分からず、頭が真っ白になってしまった。それと同時に「仕事は選ばなくても “暮らしたい” と思う国で生きたい」という夢に近い考えも捨て切れずに悶々とした日々が続いていた。

最初はどんな可能性も捨て切れないと考え、その国のローカルのエージェント・他の国のエージェント・日本のエージェントなど、人事職としてチャレンジ可能なあらゆる転職エージェント宛に履歴書を送った。
ちょうど運良く連休と合わせて一週間、日本に帰国できることになり、「外資系に強い」・「管理部門に強い」・「海外案件に強い」など、想定される選択肢それぞれに対応ができるように複数の転職エージェントに登録。帰国期間中に面談できるように調整した。

その中で唯一、電話で事前ヒアリングの依頼が来たのは、エリートネットワークの杉本さんだった。
約束の時間に電話に出ると「よろしくおねがいしま~す!」という威勢の良い声。
別の転職エージェント登録時の経験もあって、登録情報の確認のような事務的な電話を想定していたので一瞬驚いた。電話の内容も、大学時代に興味を持った業界や生い立ちの話、メーカーの面白さといった雑談に近い話が多く、実際にお会いする前にこのような話をできたことで何となく安心感を得ることができた。さらに驚くことに、偶然にも出身大学が杉本さんと同じことが分かった。

内輪トークをするうちに、本当に大学の先輩と話しているような感覚になり、前職に対して持っていた違和感や、メーカー時代に感じていた仕事の面白さ、人事職に戻りたいという未練が堰を切ったように口から出てきた。
杉本さんはただひたすら話を聞き、最後に「やっぱりメーカーが合っているんだよ。」と一言。「メーカーの人事職に戻りたい」と自分で思っていたにも関わらず、どこか「出戻り」、「失敗」だと思い自分自身も素直に受け入れられずにいた。しかし、杉本さんに受け止めていただけたことで、「この人になら本音で話して大丈夫かも」という感覚を抱くことができた。

数週間後に一時帰国し、迎えた面談当日はケーススタディと作戦会議の場となった。私が持つその他の選択肢(たとえば外資系企業を渡り歩くタイプのキャリアパスが私の志向と合うのか、どんなメリット・リスクがあるのか)や、人材紹介会社から人事職への転職のサクセスケースなど、生の情報を教えていただいた。
人事職として比較的入りやすいとされる採用・教育の分野ではなく、労務分野で内定を得るためにどのようなアピールをすれば良いか、留学期間と前職への在籍期間が「人事職としてはブランク」と見做されないためにどのような説明をすれば良いかなどについて、具体的なアイディアを頂戴できたことが、以後の面接に落ち着いて臨む上での鍵になったと感じている。

他の転職エージェントの面談にも出向いた。しかし、形式的な質問しかされずに流れ作業的に大量の求人案件紹介が届くだけであったり、現職が人材紹介会社であることを理由にメール登録の段階で遠回しにお断りの連絡が来たり、わざわざ帰国して日本での面談に臨んだタイミングで「うちでは転職のお手伝いをするのは難しい」とコメントされることもあった。
ある程度覚悟していたとはいえ、自分の足場がどんどん揺らぐ気持ちがした。それでも、事前に電話で経歴確認などの “事務的な” 説明は済ましておき、面談当日にリラックスして、メーカーの人事担当などからつかんでいる生の声を転職カウンセラー経由で確認できたのは心強かった。

エリートネットワークを含む複数の転職エージェントとの面談を通して、海外で働く・語学を活かすということはあくまで副次的な問題であって、一番重要なのは「人事職として経験を積む」ことだと再認識し、「長期的に人事職として勤められる日系企業の本社採用」に今回の転職の軸を定めようとようやく腹を括ることができた。

一方で、これまで過ごしていた国を去らなければならないのは、若干悔しい思いもあった。料理が美味しく、毎週末街めぐりをしても新しい発見が尽きず、さらに問題なく生活できるくらい現地語を覚えて、新しい友人もできたタイミングであったため、非常に残念ではあったが「一旦、日本に帰ろう」と決意した。

日本への帰国を決意し、転職活動を本格的に開始

一時帰国から戻ってから、エリートネットワークの杉本さんよりご紹介いただいた求人案件は、いわゆる「誰もが知っているようなグローバルメーカー」が中心であり、中にはまさか自分がチャレンジできるとは思っていなかった企業の求人もあった。ただ、それだけのネームバリューがある企業で、ましてや人事職であれば他の候補者との競争も激しく、実際に「経験値不足」という理由でのお断りで全く面接に進めない状況が1か月半ほど続いた。
当時は他の転職エージェント経由で応募していた企業もあったが、結果は同じようなものだった。

応募先の企業から見れば「一旦外国に飛び出して、人事職のキャリアから外れた経歴なのに何を今さら」と思われているのではないかと思った。やはり人事職に戻るのは無理かもしれない……と不安に駆られ始めた。

ここで何を思ったか、企業の率直な反応を聞いてみたいと考えた。どの転職エージェントにも「無理なら無理と、はっきり言ってほしい」と事前に伝えてはあったものの、どこからも返答は「大丈夫」とだけ返ってくることが不満だった。
そこで、杉本さんであれば「ぶっちゃけた本音ベース」で話ができるし、企業サイドからの感触について何かしらの情報が得られるかもしれないと考え、電話での相談をお願いさせていただいた。

杉本さんからは、以下のような率直なフィードバックが返ってきた。
●人事労務の職務から離れて人材紹介会社に転職をしているので、“人事コンサル方面に進みたい” 人材だと見られがちであること
●留学・海外就職という経歴から海外への志向が強く見られて、必ずしも海外案件の仕事ばかりではない人事職に就いたとしても、すぐに不満を抱いてしまうのではないかと懸念されがちであること
●他職種から人事職へ転職するケースは採用・教育分野のものが主であり、労務分野では直近で実務経験をしていないと難しいこと

これらのフィードバックには厳しい現実を感じさせられたが、これにはまだ続きがあった。
それは、「逆に見せ方を工夫すれば企業サイドの懸念を無くせる。ちょうど相談ができて良かった。」という杉本さんのコメントで、これには本当に救われた気持ちになった。

同時に、志望企業や今後の転職活動の進め方についても、前回の面談で伝え切れていないニュアンスがあったと思い、杉本さんにお時間を割いていただいて、以下のような細かい部分をじっくりとすり合わせた。
●グローバルに事業展開するメーカーを希望していたが、「TVCMでよく見かける・誰でも知っている」ようなネームバリューは求めておらず、独自の製品や技術を持っている企業に興味があること
●消費者よりも企業向けに製品を提供しているBtoBメーカーへの興味が強いこと
●人事労務分野にこだわりはあるが、採用分野などから入り、将来的に幅広く人事業務を扱えるポジションであればチャレンジしていきたいこと

この後、BtoBの機械メーカー・素材メーカーの人事職を中心にご紹介いただいた。ロボット・機械や建造物、乗り物など男のロマン(?)をくすぐる物が好きだったので、製品名や社名に聞き覚え・馴染みがあり、また労務分野の仕事にチャレンジできる求人も多く、転職への意欲を再度高めることができた。

ほぼ同時期に、業種こそまちまちではあったが、他の転職エージェント経由で応募していた企業からも面接の案内が届くようになった。
ただ、いくら運賃の安いLCCが運航しているとはいえ、面接の度に帰国することはできずSkypeでの面接を設定していただいた。落ち着いて会話のできる自宅でSkype面接を行うため、前職の勤務に影響しないよう様々な調整をしなければならなかったのは大変だった。
中には、Skypeでの面接希望を出したら電話口の声が不機嫌になる転職カウンセラーもおり、稀に「(Skypeでの面接を希望するなら)選考を辞退してほしい。」という返事が来たケースもあった。

一方、杉本さんからは、企業サイドの予定・選考のリードタイムも共有いただきつつSkype面接のアレンジ、加えて、数日間の再度一時帰国の際に集中して面接を受けられるようにご調整いただいた。結果として、2日間という限られた期間の中で3社の面接を受けられることになった。

そのうちの1社は最終面接にまで漕ぎ着けていた。メーカーとしてトップシェアの製品を持っていることや、海外売上・生産の割合が高く管理部門でも海外に関わるチャンスがあること、「工場人事」からキャリアをスタートさせて人事職としてのキャリアアップを期待されていることなど多くの魅力を感じており、是非入社したいと考えている第一志望の企業であった。

最終面接前には、採用部門長様、人事総務部門長様とそれぞれSkypeを用いて面接をさせていただいていた。その面接の中で、なぜ企業と製品に興味を持つに至ったのか、なぜ人事職なのか、工場の人事職として仕事をするためには何をすれば良いのか、海外人事に関する様々な課題やテーマに関してどんな考えを持っているかなど、人事の仕事にどう取り組んでいきたいかという、これまでの経歴・経験以外の質問に対しても一つひとつお答えさせていただいた。同時に、先方からは会社の方針として人事職に何を期待するかを歯に衣着せずお話しいただけた。

最終的に利用した転職エージェントはエリートネットワークだけに、そして内定へ

面接のために再度一時帰国をした頃には、面接に進んでいる企業は、ごく一部を除きエリートネットワークさんからご紹介いただいたものだけになっていた。転職成功率の低い人材と思われたのか、他の転職エージェントからはパラパラと求人案件の紹介メールが届く程度になっていた。

結果として、エリートネットワークの杉本さんと二人三脚で転職活動を進めることになった。

転職の軸が定まったこの時点では、希望から外れた案件に対して時間とエネルギーを割く必要が無くなりプラスに働いたと思う。
一時帰国から戻った後、先述の第一志望の企業から再度Skypeで面接したいと連絡があった。その企業とはSkypeと対面合わせて4回面接をさせていただいたが、ミスマッチの可能性を徹底的に排除するために、じっくりお話の機会をいただけたのだと有難く思っている。

最後は勤務地や職務内容などの細かい点について、企業のお考えと自分のキャリアの方向性にズレが無いかを確認し合い、その後正式に内定通知をいただいた。
その日のうちに、杉本さんに内定受諾の電話をかけたところ
「いや~ホント良かったですよ~。これで改めて人事マンとしての時代が来たね!」
というお言葉をいただいて、初めて安堵したのを覚えている。

業種・職種・グローバル企業の全ての希望を叶えた転職を実現

まず、今回の転職活動を始める前、キャリアに対して「青臭い」考えを持っていたことを認めなければならない。

人事やそれに関連する仕事を希望しながらも「海外で仕事したい」という希望が強すぎて、何の職種が自分に向いているのか、誇りを感じられる事業は何か、将来の人生やキャリアをイメージできるかという視点が疎かになっていた。
もちろん、海外で現地採用社員として就職をしてキャリアを築き続けることや、自分が好きになった国で生き続けるために様々な仕事に挑戦することを否定したい訳ではない。そうした人生を歩んでいる方々の努力は並大抵ではないと思う。(中には私のようなケースを「海外就職で失敗した」と捉える方がいることも理解している。)

しかし、今回エリートネットワークの杉本さんと二人三脚で転職活動を進めたことで、「あれもこれもやってみたい」という状態から、自分の性格やものの考え方、希望するキャリアの志向を洗い出すことができたのは「ぶっちゃけた本音ベース」で「率直」に対話ができたお陰だと思う。

BtoBメーカーという希望業種、人事労務職という希望職種、グローバル企業(海外での仕事のチャンスがある、且つ世界中で製品が使われている)という自分の希望が三拍子揃った転職を実現できて、心から有難いと感じている。
今後は念願のメーカーの人事職として働けることに胸の高鳴りを感じるとともに、「現職流」の人事労務のイロハを早く身に着け、組織・従業員・地域社会それぞれに貢献できる人事マンになるべく腹を決めている。

多くの求職者がいる中での自分の立ち位置や、企業サイドからの見え方を客観的に理解し、現実的な選択肢を導き出すためには、「夢見がち・実現は難しい選択肢」を否定しなければならない瞬間が来るし、耳が痛い指摘を受ける場面もあるかもしれない。
ただ、転職活動のサポートを受けるにあたって、単なる「案件を探してくるだけの転職エージェント」と「機械的に選考を受けるだけの求職者」の関係にならないために、「本音をぶっちゃけて」相談することをおすすめする。自分の本当に求めていることを理解してもらうには、それが必要になる。
実際に私は運良く「海外企業・外資系企業を渡り歩く先にあるもの」を自分が本当に求めているのか、こういったキャリアを企業サイドは求めているのかという本音を杉本さんから得ることができた。

転職活動の先のキャリアを見据えるために、隠さず、格好つけず、謙虚になって話をし、アドバイスを受け入れて現実的な判断ができるように導いてくださったエリートネットワークと杉本さんに、心からのお礼を申し上げる。

以上

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