食品メーカー向けシステム開発を行うITエンジニア32歳。より長期的な視点でシステムに携わりたく、エネルギープラットフォーム提供会社の社内SEへ

No.1742
  • 現職

    【東証プライム上場企業グループ 売上約1,000億円のエネルギーマネジメント会社】
    IT統括本部 IT企画・開発プロジェクトリーダー

  • 前職

    【東証スタンダード上場 大手鉄鋼メーカー系システム開発会社】
    食品メーカー向け情報管理システムの改修

岸井 雅之 氏 32歳 / 男性

学歴:関西の私立高校 卒
関西の私立大学 総合情報学部 卒
基本情報技術者
日本商工会議所簿記検定2級
中級食品表示診断士
Microsoft Excel Expert(Office 2019)
ITパスポート
TOEIC 600点

開発環境:SQLServer/Oracle/Java/Windows Server/Apache/Tomcat

掲載日:2026年9月14日
目次
  1. 新卒時の思い
  2. 思いを叶えられる仕事との出会い
  3. これだけは譲れないと感じていたこと
  4. 転職活動を通じての気づき
  5. 次の職場にかける意気込み

① 新卒時の思い

新卒での就職活動をしていた頃、私には「多くの人々の生活を支える基幹産業を、システムという側面から支えたい」という思いがありました。
社会を支えるさまざまな産業や企業の仕事を、ITやシステムの力で支えることに携わりたいと考えていたため、より大規模なシステムに関わることのできる環境に魅力を感じ、特定の基幹産業を母体とするシステムインテグレータに入社しました。

ところが、入社後に配属されたのは、当初想定していた業界とは異なる食品関係の業界を担当する事業領域で、しかも営業職でした。
就職活動の際に思い描いていた仕事とは異なる配属だったため、最初は戸惑いもありました。

しかし、実際に食品関係の業界のお客様と関わる中で、次第にその仕事内容に興味を持つようになりました。
法人営業としてお客様と直接お話しする中で、現場がどのような課題を抱えているのか、システムによって何を実現したいのかを知る機会が数多くありました。
そこで、単に製品やサービスを提案するだけではない、「お客様の課題をシステムで解決する」という仕事の面白さを実感したのです。

そして、法人営業としてお客様と接する中で、「お客様の課題をもっと技術的な側面から解決したい」という思いが強くなり、やがて、システムエンジニアとして開発にも携わるようになりました。

振り返ってみると、新卒時に思い描いていた「社会を支える産業をシステムで支えたい」という思いは、当初想定していた形とは違いましたが、食品関係の業界というフィールドで実現していくことになりました。
営業職としてお客様の声を直接聞き、その後システムエンジニアとして実際のシステム開発に携わった経験は、私にとって「お客様の課題を理解し、それをシステムという形にして解決する」という仕事の原点になったと感じています。

② 思いを叶えられる仕事との出会い

前職でシステムエンジニアとして実務経験を積む一方で、「今後はよりシステムを利用する側に近い立場で仕事をしてみたい」という思いが徐々に強くなっていきました。

これまで私は、システムインテグレータの立場から、お客様の要望を伺い、それに合わせてシステムを提案・開発する仕事をしてきました。
大きなやりがいがありましたが、プロジェクトが一段落すると、また次の案件へと移っていくという渡り鳥のような働き方でもありました。

そうした実務経験を重ねる中で、「システムを導入して終わり」ではなく、その後も実際にシステムを利用する人たちと継続的に関わりながら、より長期的な視点でシステムを良くしていきたいと考えるようになりました。
また、ただシステムだけを作るのではなく、事業会社の中に入り、事業構造そのものを深く理解した上で、「この会社にとって本当に必要なシステムは何なのか」を考えてみたいという思いもありました。

そんな中で出会ったのが、エネルギーに関わる事業会社の社内SEという仕事でした。
エネルギーは、私たち国民の生活や企業活動を支える社会基盤です。
新卒時に抱いていた「多くの人々を支える基幹産業をシステムで支えたい」という思いに立ち返った時、業界は変わっても、根底にある信念はつながっていると感じました。

食品関係の業界をシステムで支えてきたこれまでの実務経験を活かしながら、今度はエネルギーという社会を支える業界を、社内SEという立場から支えてみたい。
その思いが、転職を決断する大きなきっかけとなりました。

③ これだけは譲れないと感じていたこと

転職活動を始めるにあたって、改めて「自分は仕事を通じて何を実現したいのか」を考えました。
その中で、これだけは譲れないと思ったのが、「システムを通じて、人や社会を支える仕事に携わること」でした。

業界については、必ずしも限定していませんでした。
前職でも、当初想定していなかった食品関係の業界に携わりましたが、そこで仕事をする中で、生活に欠かせないものを取り扱う企業をシステムで支えることに、大きなやりがいを感じるようになったためです。
この経験から、業界そのものよりも、「その仕事が社会にどのようにつながっているのか」を重視するようになりました。
その意味で、エネルギー業界は非常に魅力的でした。

また、もう一つ大切にしたのは、「自分自身が当事者としてシステムに関われる環境」であることです。
これまでの実務経験を活かしながら、事業会社の一員として業務を深く理解し、現場の声を聞きながら、より良いシステムや業務のあり方を考えていきたいと思っていました。
単に依頼されたシステムを作るのではなく、「会社や現場にとって何が必要なのか」を自分自身で考え、長期的な視点でシステムを育てていける仕事がしたい。
それが、今回の転職で大切にしたことでした。

④    転職活動を通じての気づき

転職活動を通じて最も強く感じたのは、これまでのキャリアを改めて振り返ることで、「自分が仕事に求めているもの」や「これからどのような働き方をしたいのか」が明確になった、ということです。

転職活動を始める前は、「今までの経験を活かして次の仕事に挑戦したい」という漠然とした思いを抱いていました。
一方で、実際に活動を始めてみると、「本当に今の会社を辞めていいのだろうか」「これまでの実務経験が転職先で通用するのだろうか」といった不安を感じるようになりました。
特に、食品関係の業界を中心としたシステムインテグレータからエネルギー業界の事業会社へ転職することになるため、業界が変わることへの不安は大きなものでした。
また、これまでシステムインテグレータの立場で仕事をしてきた自分が、事業会社の社内SEとして活躍できるのかという心配もありました。

そうした中で、(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの久井様には、求人案件の紹介だけではなく、これまでの実務経験や転職理由の整理、応募先についての相談、面接に向けた事前準備など、さまざまな面でサポートして頂きました。

特に久井様とのやり取りを通じて印象に残ったのは、転職活動に対する考え方が変わったことです。
それまでは、「自分の経験や能力が転職先から評価されるのだろうか」「自分は転職市場でどの程度通用するのだろうか」といったように、自分が会社からどのように評価されるかということばかりに意識が向いていました。
しかし、転職活動は会社から評価を下されるだけの場ではなく、自分自身が会社や仕事を見ながら、「自分の実務経験を活かせる環境なのか」「自分が大切にしていることを実現できる会社なのか」を考える機会でもあるのだと気づきました。
「自分が選ばれるか」だけではなく、「自分と会社の双方にとって良い選択なのか」という視点を持つことで、必要以上に現状を不安視せず、自分が本当に働きたい環境について考えられるようになりました。


また、業界が変わることについても、考え方が変わりました。
食品関係の業界からエネルギー業界への転職となるため、これまで知らなかった業界知識や業務知識を学ぶ必要があります。
選考を受ける中でも、「業界未経験で本当に大丈夫なのか」という不安はありました。

しかし、振り返ってみると、新卒時に想定していなかった食品関係の業界に配属された際にも、最初は戸惑いがありました。
それでも、お客様と関わり、その業界の課題や魅力を知る中で、仕事の面白さややりがいを見つけることができました。
その体験を思い出すと、業界が変わること自体を必要以上に恐れる必要はないと感じられるようになりました。

もちろん、新しい業界について学ぶ努力は必要です。ただ、これまでの仕事を通じて身につけてきた実務経験や考え方には、業界が変わっても活かせる、共通する部分があると考えています。

転職活動を終えて振り返ると、転職とは単に「新しい会社を探すこと」ではなく、「これまでのキャリアを振り返り、これからどのような仕事をしていきたいのかを考える機会」でもあったと感じています。
不安を感じる場面もありましたが、久井様に客観的な視点からサポートして頂きながら自分の考えを整理することで、最終的には「これまでの実務経験を土台に、新しい環境に挑戦してみよう」と前向きに考えられるようになりました。

⑤    次の職場にかける意気込み

新しい職場では、エネルギー業界というこれまでとは異なるフィールドにおいて、社内SEとして仕事をすることになります。
業界知識や業務知識など、これから新しく学ばなければならないことはたくさんあります。最初からすべてを理解できるとは思っていません。
だからこそ、まずは現場の方々の話をよく聞き、実際の業務を理解するところから始めたいと思っています。

前職の営業職時代に、お客様から直接お話を伺うことで業務への理解を深めていった経験があります。
その経験を活かし、新しい職場でも「システムを使う人は何に困っているのか」「どのような業務をより良く改善したいのか」という視点を大切にしていきたいです。

また、システムエンジニアとして培ってきた、要件を整理し、関係者と調整しながらシステムを形にしていく実務経験も活かしていきたいと考えています。
社内SEとして目指したいのは、単にシステムに詳しい人ではありません。
現場の業務を理解し、システム部門と現場の橋渡しができる存在になりたいと思っています。そして、現場の方々から「相談して良かった」と思っていただけるような存在になることが目標です。

今回の転職で業界は変わりますが、私自身が大切にしてきた「社会を支える仕事に、システムという立場から関わりたい」という思いは変わりません。
これまでの営業職とシステムエンジニアとしての実務経験を土台に、新しい業界について一から学びながら、今度は社内SEという立場から会社やそこで働く方々を支えていきたいと思います。
そして、日々の仕事を一つひとつ積み重ねながら、自分自身も成長し、「この会社のシステムを支える存在」として信頼していただけるようになりたいです。
新しい環境への挑戦を楽しみながら、これまで培ってきた実務経験を活かし、エネルギーという社会を支える業界に貢献していきたいと思います。

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