【東証プライム上場 日本を代表する財閥系総合デベロッパー】
総合職
【東証プライム上場 鉄道事業会社】
総合職(技術系)
黒沢 裕次 氏 31歳 / 男性
学歴:広島県内の私立高等学校 卒
旧帝国大学 工学部 卒
旧帝国大学大学院 工学研究科 土木工学専攻 修了
TOEIC 750点
技術士1次試験(建設部門)合格
宅地建物取引士
私は自分のやりたいことが未だに一つに定まっていません。良く言えば「自分に出来ないことはない」と思っていますが、悪く言えば「器用貧乏」です。昔から「自分にはこれしかない!」と言えるものが自分にはなく、そういった類のことが言える人に憧れてきました。
そんな私のこれまでの進路選択を振り返ると、その時々の自分の目に映る選択肢の中から挑戦したいと思えることを選択し、その環境において多少の理不尽があっても何とか粘って、粘った結果、今まで見えなかった景色が目に入って、人間的に成長出来たり、次の選択肢が見えてきたように思えます。私と似た方は多いような気がしています。
その次の選択肢が見えてきたタイミングを迎え、今回、(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの小島様と高橋様に応募のきっかけを頂いた財閥系不動産デベロッパーから内定を頂きました。今の自分に見える選択肢の中でベストの会社で挑戦する権利を得ることができ、お二人には感謝しかありません。
この『転職体験記』を書く上で、選考対策のハウツー的な話はエリートネットワークの皆様にお任せすればよいと思いましたので、私の心境の変化を中心に書いてみようと思います。転職を考えている方にとって少しでも参考になれば幸いです。
学生時代は、大学院まで土木工学を勉強しながらアルバイトに夢中になりました。アルバイトは大学1年生から服屋で接客をしていました。その服屋には、服好きという共通項を持つ様々な属性の方が集まっており、人と人が繋がってコミュニティが形成されていく場面を数多く目の当たりにしてとても興味深く観察していました。この時から「人が集まる場を創る」ことに惹かれていたので、この原体験が「街づくりに取り組みたい」という思いに繋がったような気がします。
服屋のアルバイトが面白かったので、衣料品に関われる会社に文系就職をしようかと考えたこともありましたが、一方で土木工学の選択肢を捨て去っても良いのかと悩んでいた中、学部4年生で研究室に配属されました。この研究室での最初のゼミ発表がキャリア選択のきっかけの一つになりました。
私は大学に入ってから全然勉強をしていない単位ギリギリの学生でしたから、準備不足の状態でゼミ発表に臨みました。そうすると、教員や先輩から質問攻めにあっても、もちろん何も答えられません。この時、自分がいかに勉強をしてこなかったかを痛感し、悔しい思いが溢れました。
「このままでは学生生活を終えられない。研究で成果を出してから就職のことは考えよう」と思い、大学院への進学を決めました。
その後の研究生活では、なかなか成果が出ず苦しい時期もありましたが、自分で立てた仮説の立証を試行錯誤する中で論理的思考力や理系的センスが磨かれていく実感があり、就職は理系の土木分野で力を活かしたいなと思うようになっていきました。
新卒の就職活動は、専攻した土木工学の知識が活かせること、人の生活に近い事業をしている仕事に取り組みたいと考えたことから鉄道業界を中心に検討していました。その中でも鉄道施設の大規模開発に取り組みたいと考え、第一志望の鉄道事業会社に縁あって就職できました。
入社後は希望通り、鉄道施設の大規模開発に従事しました。様々な利害関係者と合意形成を図るために山積する課題を解決する過程が面白く、「これは天職かもしれない!」と思えました。特に、分野横断的な課題は、解決のためのノウハウが社内に蓄積されていないことが多く、こういった課題に対してファーストペンギン的に挑戦し、周りの人々と協力しながら解決していくことに魅力を感じました。
それと同時に、土木工学の専門性を高めることに必ずしも魅力を感じていない自分に気付いた時期でもありました。
仕事をどんどん進めていくのは楽しかったのですが、次第に本社の決定した方針が制約となり現場で動きにくいことが増えていきました。本社は何を考えているのか、つまり全体最適を理解するためには本社に行くしかないと考え、本社に異動の希望を出し、幸運なことに希望を叶えてもらえました。
本社では、開発プロジェクトの上流の意思決定をするため、限られた時間で十分な情報を集めた上で数多くの現場担当者と調整しながら最適解を考える日々でした。重要な業務を任されて、脳も感情も毎日クタクタでしたが、非常にやりがいがありました。
ただ、仕事が身に付いていく内に、その開発プロジェクトの先行きが大変難しく自分の力ではどうにもならないことを真に理解し始め、このまま仕事を続けて良いのか悩み始めました。まさに出口の見えないトンネルを掘っているように思えました。
また、難易度の高い業務を一つずつ進める中で成長を実感し、「今の自分なら大抵のことはやれる」という根拠のない自信が持てるようになっており、環境を変えて挑戦した方が自分のキャリアにとって良いと思えるようになっていました。
前述の通り、大型の開発プロジェクトに関する仕事が好きでしたから、より人々の日常生活に近い街づくりに取り組めば、仕事の手応えを感じながら成長できるかもしれないと、不動産デベロッパーで街づくりがしたいとボンヤリと思っていました。
一方で、かなり狭き門だと聞いていたので、選考通過は難しいだろうと想像しており、なんとなく挑戦する気が湧いていませんでした。
そんなときにスカウトシステムでエリートネットワークさんからお声掛け頂き、オンライン面談をすることになりました。
この時点では何が何でも不動産デベロッパーに転職したいとは考えていませんでしたが、ボンヤリ考えていたことを面談で伝えたところ、高橋様から「財閥系不動産デベロッパーに挑戦してみませんか?狭き門で宝くじを当てるようなものですが、買わないと当たりませんよ!」と言われ、良い意味で「軽い気持ちで受けてみよう」と決心できました。この時、狭き門であるという現実をしっかり教えて頂いたのは、私が自然体で選考に臨む上で大変有難かったと感じています。
面接対策をする上で高橋様からアドバイス頂いたのは「面接で重要なのは自己開示である」ということです。
当たり前ですが、面接官は多くの求職者と面接を行い、その良し悪しを短時間で判断します。面接官のすべての質問には求職者の真意やスキルを探りたい意図があることに十分留意し、どのように回答すれば自分という人間の考え方や生き様が最大限に伝わるか、自己開示の方法についてよく考えました。
それには自己分析がもちろん必要であり、これまでの考えや行動を細かく振り返り、それらを「面接官に刺さるように」伝えるにはどう話すべきかという自問自答を重ねました。コツは「面接官から見て自分は面白い人間に映っているか」という視点かなと考えています。
自分で書いていても当たり前のことだと再認識する限りですが、普段の仕事モードを脱して求職者モードに切り替えて入念に面接対策をするのは本当に重要だったと振り返って思います。ここを侮ると受かるはずの面接も受からなくなってしまいますから……。
面接を通じて志望度が更に高まっていったこともあり、内定を頂けた時は本当に嬉しかったです。エリートネットワークさんのご提案がなかったら応募していなかったと思うので、頂いたご縁に本当に感謝しています。
新たな環境での挑戦に心の底からワクワクしています。不動産デベロッパーにおける街づくりの仕事が「自分にはこれしかない!」と言えるものになるかはまだわかりませんが、そうなるかもしれない業務に挑戦できることは自分にとって本当に有難いことだと感じています。
この『転職体験記』を読んでいる方で「今の就労環境は悪くないけど、他に自分に向いていること(挑戦したいこと)があるかもしれない」とボンヤリ思っている方は、ひとまず動いてみるのが良いと思います。その際はエリートネットワークさんの皆さんが全力で後押ししてくれますので、是非相談してみて下さい。
国家公務員総合職の27歳女性。民間企業の競争環境下で「高いレベルで挑戦を続けられる場」にこだわり、財閥系海運会社へ転職成功
半導体を研究した電子・物理工学専攻の修士32歳。グローバル食品メーカーで法人営業と経営管理を経験。初めての転職で財閥系海運会社の総合職へ
海外駐在のあるLNGプラントエンジニアからコンサルタントに転身した30歳男性。海外事業の第一線でもう一度汗をかきたいと、海運会社へ転職
クライアント企業との太いパイプと採用実績・高い定着率で財閥系企業や上場企業を中心に各業界の大手企業各社から評価を頂いており、ハイキャリアの転職支援実績が豊富にございます。
各紹介先企業に精通した専任のカウンセラーが転職活動の各プロセスにおいて、職務経歴書の作成に関する具体的なアドバイス並びに添削、退職にまつわるノウハウも提供し、次の会社への入社に至るまでひとりのカウンセラーが一貫してサポートします。