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海外赴任も経験した本社主計部の36歳課長。上が詰まっている総合エンジニアリング会社から財閥系 海運会社へ

海外赴任も経験した本社主計部の36歳課長。上が詰まっている総合エンジニアリング会社から財閥系 海運会社へ

No.1548
  • 現職

    【東証プライム上場 財閥系 海運会社】
    事務系総合職

  • 前職

    【東証スタンダード上場 総合エンジニアリング企業】
    主計部 経理サービスセンター 海外会計グループ(経理・財務業務を受託している子会社へ出向)
    本社連結決算担当(海外子会社・JVの連結、開示注記情報の収集)
    →主計部 管理・予算セクション 連結ベースのFP&A業務
    →中近東の在外子会社赴任 財務責任者
    →主計部 コーポレート会計セクション 課長職(本社計数管理、税務、監査対応、IRサポート、ガバナンス強化等)

木村 耕志 氏 36歳 / 男性

学歴:世田谷学園高等学校 卒
オクラホマ州立大学 ビジネス学部 会計学科 卒
TOEIC960点
使用ソフト:SAP, Stravis, PRONEXUS WORKS

① 新卒での就職活動

学生時代を海外で過ごしたこともあり、就職活動においてはスケールの大きさ、グローバルなフィールド、日本の社会経済に資するビジネスである点を重視しておりました。
ボストンキャリアフォーラムにてエネルギー関連企業と出会い、産業の上流である同分野に興味を持ちました。

前職はエネルギー生産国でプラント建設を担う事業会社でした。
日本のすり合わせの技術を以てスケールの大きいプロジェクトをリードする事業は新興国の経済開発に大きな影響があること、資源が乏しい日本にとって技術の輸出を通して大きく社会経済貢献が出来る事業でした。
社員は過去担当してきたプロジェクトや事業の存在意義に誇りを持って働かれており、インターナショナルな現場経験を経た、柔軟性の高い方が多かったため、入社を決意しました。

② 入社した会社・部門での担当業務

大学時代の専攻が会計学であったため、初期配属は連結決算を担当するグループでした。
大学で培った知識を実務で使えるだろうと高を括っていましたが、実際には実務で求められる知識の深さや幅が大学時代のそれとは違い、入社からの三年間は会計関連の実務書を読み漁りつつ、必死に現場のプロフェッショナルに追いつこうと我武者羅に仕事をしたのは良い思い出です。
最初の三年間で仕事に向き合う姿勢、所作、技術の基礎を学んだと思います。

その後はFP&Aの領域、F&Aマネージャーとして在外子会社の再建、本社主計の課長職を経て、会計領域全般、税務、ファイナンス、内部統制関連業務等、会計を専門性の軸としつつ事業会社の計数管理に係る業務を幅広く経験させて頂きました。

アサイメントが変わる都度、率いるチームも変わり、自分なりのリーダーシップの基礎や社内外の合意形成を粘り強く遂行していく力を育むことが出来たと思います。

③ 転職に至ったきっかけ

過去に海外大型プロジェクトの失敗から大きな損失を計上したことにより、外部より支援パッケージを得ておりました。
それに伴い計数関連部署の部長以上は出向者で占められていました。
今以上のポジションが望めないことに加え、中長期で考えた場合の事業の成長性には不安が残る状況でした。

加えて、前職においては、課長職までの経験を通して、経営陣、同業他社、監査法人等、業務の関係者からも信頼を得る仕事が出来ていたため、培った専門性や行動指針をテコに、新しい分野で改めて挑戦したいという思いが募り転職を決意した次第です。

④ 転職活動の感想

転職活動はこれまでのキャリアを客観的に見つめつつ、自身の実務経験や専門性を棚卸しする良い機会となりました。
数々の面談を通して、スキルの言語化や自分の仕事論のようなものをアウトプットすることで頭が整理されました。
同時に、業界研究を通して、これまで興味がありつつも漠然と捉えていた業界や会社について多くを知ることができました。
培ってきた業界感覚や知識をベースに、新卒の時とは違った視点や角度で各企業を理解することが出来ますので、純粋に楽しいと感じる部分もありました。

転職活動は現職がありつつ行うものですので、タイムマネジメントが不可欠であり、今回の活動は三か月という比較的短い期間で集中して活動した点が良かったと思います。
活動中は体力的にも精神的にも負担がかかるものですので、長期間となると苦しくなりそうだと感じていました。

⑤ 次の職場に賭ける意気込み

引き続きエネルギーバリューチェーンに関連する業界であり、スケールが大きくグローバルなキャリアが予想されることから、大きな期待を持っています。
前職の経験や知識に奢ることなく、謙虚な姿勢を持って、気持ちを新たに一歩ずつ着実に歩を進めていこうと思っています。

⑥ 最後に

前職で多忙を極める中での転職活動でしたので、不安も少なからずありましたが、エリートネットワークの転職カウンセラーの丁寧なフォローや情報共有を通して、二人三脚で進めさせて頂けました。
一人では挫折しそうになりそうな時もありましたが、温かいサポートがあったことで踏ん張れたと感謝しております。
この度は大変お世話になりました。

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