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地方新聞社編集部35歳女性、不規則勤務を卒業したく、インターネット系生命保険会社のコンテンツ制作に

地方新聞社編集部35歳女性、不規則勤務を卒業したく、インターネット系生命保険会社のコンテンツ制作に

No.1483
  • 現職

    総合リース会社系 インターネット生命保険会社 印刷物・デジタルコンテンツ制作担当

  • 前職

    地方新聞社 編集局 新聞記者→新聞紙面編集職

木内 詩乃 氏 35歳 / 女性

学歴:県立高校 卒
公立大学 文学部 社会学科 卒
TOEIC 615点
秘書検定2級

① 大学時代と就職活動

大学時代に印象に残っていることの1つが、人との出会いです。
大学3年時に着任した教授の授業を取ったことをきっかけに、他大学の学生や地域のNPO活動をしている方々との交流の機会を得て、とても刺激を受け、視野が広がりました。
そのような出会いの中で、就職活動では漠然とですが「地域に貢献できる仕事」「人生を豊かにできる仕事」「自分自身も刺激を感じ、成長できる仕事」を軸としていました。
私が経験した就職活動はリーマンショックと同時に始まったこともあり、先輩方に聞いていた温度感、スケジュールとは異なったもので、説明会、選考と進んでいく中で次第に自分の思いよりも内定を得ることの方を優先させるものになっていたように思います。
幸い、内定を頂いた地方新聞社で自分の軸に合った仕事ができそうだったので、入社を決め、就職活動を終えました。

② 前職について

入社したのは地元の新聞社で、記者職での採用です。
なかなか独自記事を書くことができずに心が折れそうなこともありましたが、記事を読んでくださった取材先からの反響が嬉しく、充実していました。
「人生を豊かに」とまではいかなくても、「生活に彩り」を添えることができたように思いますし、何より地域のために仕事ができているという実感がありました。

少しずつ記者という仕事にも慣れた頃、1年目の記者が対象となる夏の定期異動の時期を迎え、編集部門への異動となりました。
それから一貫して新聞紙面の編集をしてきました。
紙面編集を一言で説明すると、記者が書いた原稿に見出しを付け、必要に応じて出稿される写真や地図などのグラフィック素材とともにレイアウトを考え形にするというものです。
毎日締め切りに追われる仕事であること、深夜の勤務といった大変さもありましたが、日々新しいニュースに触れながら仕事ができる刺激的な環境でした。

③ 転職活動のきっかけ

今回、転職活動のきっかけとなったのは、これまで目標としていた東京五輪を終えたことにあります。
開催決定を会社のテレビで見ながら号外作成に携わったこともあり、東京大会の紙面作りでは先輩方のように活躍、貢献したいと思って日々スキルを磨いてきました。
その五輪を終えて次の目標を考えてきましたが、なかなか思い浮かばず、目標もなく日々の紙面を作るだけになっていました。

見方を変えて、誰かを目標としようと考えたのですが、尊敬できる先輩は大勢いても、不規則な働き方を含めると「〇〇さんのようになりたい」とは思えませんでした。
私もいずれは同じ立場で同じ働き方をすると考えると、会社に残るだけが選択肢ではないのではないかと思い、働き方を変える上でも、やりたいことを実現させる上でも転職活動をしてみようという考えに至りました

④ 転職活動のこだわり

実現したい事、やりたい事を考えた時に、幅広い読者に情報を伝える新聞では難しかった「必要としている人に必要な情報を届ける」ことがしたいと一番に思いました。
また、情報発信に携わることができるのであれば、もう一度ライティングや文章作成に携わる仕事がしたいと思いました。
この2点をやりたい事の軸としていました。

働き方を変えたいと思っていたので、新聞社の選択肢はありませんでした。不規則で体力的に厳しかったからです。
仕事に集中できる環境で自分の力を最大限出せる働き方がしたい、そのために日中がメインとなる働き方を希望しました。

また、業界を変えての転職になるため、年収が下がることは覚悟の上でした。

⑤ 選考で感じたこと

エントリーしたポジションの多くは、編集経験を活かしたオウンドメディアなどでの情報発信でした。
しかし、私の考える編集と企業側が考える編集が一致していないと面接で感じることもあり、少々難しさも感じました。
特に、新聞は情報を正確に伝えるメディアであり営業色を抑えている一方で、企業が発信したいのは営業に繋がる情報であるという違いがあります。
ポジションでの貢献だけではなく、会社の利益にどう貢献できるのかという点は、考えさせられるご指摘でした。

面接は準備も大変ですが、人事の方など採用側からの言葉を引き出せる点で、転職する側にとって貴重な機会だとも感じました。
どの発言を掘り下げているのか、仕草や表情から興味の有無がなんとなくわかりますし、上に挙げたようなご指摘を頂くこともあります。
たとえ次の選考に進めなかったとしても、面接で得られた言葉は転職活動に活かせると思います。

また、転職活動は考えていた以上に短期間で進んでいきました。
提出書類に関しては選考前に時間を取って作成することができましたが、テスト対策にもう少し時間を作れたら良かったと思います。

⑥ 新しい職場への意気込み

業界も仕事も住む土地もすべて新しい環境でのスタートになります。
経験を活かしながら新しい仕事に挑戦できる点でとてもワクワクした前向きな気持ちがありますが、業界が違うこともあり、期待に応えることができなかったらどうしようかと少しばかり不安になることもあります。

でも今動かなかったら何も変わらないし、自分自身で決断したことです。
早く戦力になれるよう、採用してよかったと思って頂けるよう全力で頑張りたいと思います。

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