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サステナビリティ業務に「事業会社」の立場で携わるため、政府系シンクタンクから財閥系海運会社へ

サステナビリティ業務に「事業会社」の立場で携わるため、政府系シンクタンクから財閥系海運会社へ

No.1427
  • 現職

    東証プライム上場 財閥系海運会社 ESG関連職

  • 前職

    東証プライム上場 総合エネルギー企業 法人営業職の後、営業企画職
    →政府系シンクタンク 新規事業部門 ESG関連の企画・コンサルティング業務

伊藤 美和 氏 39歳 / 女性

学歴:県立高校 卒
一橋大学 卒
ビジネス実務法務検定試験3級
TOEIC830点
CSR検定2級
GRI Certified Sustainability Professional

① 学生時代の就活

新卒の時は広く社会を支える企業に興味があり、インフラ業界を中心に志望していました。
当時はアルバイトに明け暮れていて就活に充てる時間も限られていたため、幅広くエントリーすることはできませんでしたが、幸い第一志望のエネルギー会社から内定をもらうことができ、そのまま就職いたしました。

② 今日迄の担当業務や実務経験、体得したスキル

エネルギー会社では法人営業職を6年経験した後、営業企画職に従事しました。
引き続き営業部門ではありましたが、大規模案件を管轄する部署だったため経営層や他部門を巻き込んで業務を進めることが頻繁にあり、大きい組織で沢山の利害関係者と調整・連携しながら物事を円滑に前に進めるスキルが身に付いたと思っています。

その後、家庭環境の変化を理由に転職を決意いたしました。
ワークライフバランスを意識しながらの転職活動でしたが、どうせなら新しい経験をしたいと思い、前々職と規模も業種も全く異なるシンクタンクの新規事業部門に転職いたしました。
近年注目度の高いサステナビリティの分野に携わることができる点に最も魅力を感じたことに加えて、新設部署でのミドル・バックオフィス体制構築も求められていたため、企画職の経験が活かせるのではないかと考えました。

入社後は、サステナビリティ関連の国際動向のリサーチや日本企業への研修・コンサルティング支援に携わりました。
また、新規事業開発において、新会社の設立からバックオフィス構築や会計などの運営業務も実施しました。
社内ベンチャーのような部署だったので既定業務が無く、前々職とは異なり人材や予算も限られていたため、とにかく自ら考えて工夫する、自分で動く、といった点で自走力や柔軟性が身に付いたと感じています。

③ 今回転職するに至ったきっかけ

プライベートの環境が改善し、時間的・心理的にも余裕が生まれたことをきっかけに、キャリアに対する思いが再び強くなりました。
もちろん前職に留まる選択肢もありましたが、サステナビリティ分野に携わる面白さを実感する中で、シンクタンクとして外部からではなく事業会社の立場でサステナビリティに携わり実務経験を深めたい、と感じるようになりました。
また、前職はチームワークよりも個人主義の強い会社で、それにより成長できた部分も多かったのですが、自分は多くの人と関わりながら組織的に働く方にやりがいを感じるため、これから長くキャリア形成していくことも踏まえて、転職を決意いたしました。

④ 譲れないと考えた軸、逆に、従来のこだわりを捨てた点

転職活動の軸にしたのは業務内容です。
サステナビリティ関連の業務であることを第一の条件にしました。

逆に、業種に関しては「事業会社」という点以外は強くこだわりませんでした。
既に1度転職を経験し、転職活動はそう思い通りにいかないものだという意識が自分の中にあったので、最初から絞り込み過ぎず、選考状況を見ながら本当に行きたい会社を見極めていこうというスタンスでした。

志望企業を検討する上では、(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの梨本さんに多くのアドバイスをいただきました。
サステナビリティ分野の人材は様々な企業で募集されていましたが、「スキルアップのためなのか」「腰を据えて長く働きたいのか」といった自分の正直なキャリアプランや志向を聞き出してくださった上で、的確な求人案件をご紹介いただきました。

また、他のエージェント様の場合、メールでもらった紹介案件の中から応募する案件を自分で選び、それを伝えることで応募完了、という形でしたが、エリートネットワーク様の場合、紹介案件を送っていただいた後に再度打合せの場を設け、興味を持った企業に関する追加情報など、募集要項だけでは把握できない情報を共有いただくことができ、応募企業を選定する上で大変参考になりました。
更に、私自身、転職活動にあまり自信を持てていなかったので、事業会社優先という希望を尊重しながら、うまく進まなかった場合の次の選択肢も提案いただけたのは大変心強く感じましたし、その後選考が進んだ後も、志望度に応じて進捗を調整いただくことができ非常に有難かったです。

⑤ 転職活動を通じた気づき

私はこれまで2社経験していますが、1社目の時にあまり意識していなかった自分のスキルが意外と強みになっていることに気づかされたり、逆に2社目に全く異なる組織文化に身を置くことで自分の視野やスキルが広がったりなど、キャリアに対する様々な気づきがありました。
転職活動に臨む際にこういった経験を振り返る中で、強み・弱みや自分が仕事に何を求めるか、どういう働き方をしたいかが浮き彫りになり、自己理解が深まりました。
また、以前に比べ自分のキャリアを自律的に捉えられるようになったとも感じています。
もちろん、転職せずともキャリアを主体的に考えている方は多数いらっしゃいますが、私の場合は、転職を経てそのスイッチが入りました。

ただし、実際に転職するにあたっては、そういった自己理解だけではなく、客観的な視点も必要になります。
自分のキャリアや強みが外からどう見えるか、転職市場の中でどういう価値を持つかを自分で把握するのは難しいですし、時勢にも左右されます。
そういった点で、今回、エリートネットワークの梨本さんに並走していただけたことはとても心強く、順調に転職活動を進めることができ大変感謝しております。
選考中に人事部の方から「エリートネットワークさん経由ですよね」と確認されることも何度かあり、企業と深く信頼関係を構築されている印象を持ちました。

⑥ 次の職場に賭ける意気込み

最終的にとても良い形で転職活動を終えることができましたが、次の職場で働くにあたってはまだまだ足りない点もあると認識しており、自分にとってまた新しいチャレンジが始まると思っています。
魅力を感じた会社だからこそ、入社後しっかりと貢献できる人材になりたい気持ちが強いですし、そのために足りない部分があれば主体的にキャッチアップし、年次に関係なく学び続ける姿勢を持ち続けたいです。

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