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重工メーカーの火力発電プラントのアプリケーションエンジニアから、財閥系総合商社へ

重工メーカーの火力発電プラントのアプリケーションエンジニアから、財閥系総合商社へ

No.1322
  • 現職

    一部上場 財閥系 総合商社 総合職

  • 前職

    一部上場 総合重工メーカー 火力発電プラント部門 アプリケーションエンジニア

岩本 幸次朗 氏 32歳 / 男性

学歴:城北高等学校 卒
東京大学 工学部 航空宇宙工学科 卒
TOEIC 820点
剣道三段

①学生時代に遡って新卒での就活の時の志向

新卒の就活は大学院試験の不合格から始まった。
試験の合否を知ると同時に私は院試の再試験ではなく就活を選び、大学の先輩のサポートもあり、奇跡的に第一志望であった企業に合格することができた。
院試に合格できなかったことについては褒められたものではないが、面接の際に不合格であった原因に対して、取り繕わず試験対策が十分でなく自らの怠慢であったと言えたことだけは評価に値するかもしれない。

尚、新卒時は国内外問わず活躍できる場があること、ものづくり企業にて自分の設計した製品が社会のインフラを支えることができるというスケールの大きい仕事に携われることに魅力を感じ前職の企業を志望した。実際に入社し、私が思い描いた業務に携わり、やりがいを感じることができたので、この会社に入社し経験を積めたことには満足している。

②入社した会社・部門での担当業務や実務経験、体得したスキル

火力発電のアプリケーションエンジニアとして、見積対応、基本設計、お客様やパートナーとの打ち合わせ、交渉等、幅広い業務に従事した。
前職ではガスタービンや蒸気タービンといった主要製品のエンジニアと連携しつつお客様の要求仕様に最適な設計を落とし込んでいくことができる点で、製品を持たない純粋なプラントエンジニアリング会社と比較して、ものづくりに根差した視点での思考力が鍛えられたと思う。

またお客様やパートナーは海外企業がメインゆえ、自分の常識を相手の常識と思わず、常に相手の思考、発言の背景を理解しようと心がける姿勢は特に身についたと感じている。
また個別案件だけでなく各市場を横断してベンチマークし、受注戦略を立てるといった業務に若手の頃から携わり、幹部との接点を常に持つことができた。それにより、会社の目指す方向性を理解し日々の業務に落とし込むといった意識づけを早期から身につけることができ、非常に貴重な機会に恵まれたと感じている。

③今回転職するに至った背景や理由・きっかけ

今回転職するに至るには、昨今の経営幹部の描く会社の将来のビジョンが実務の立場から見えなくなったこと、また会社で経験を積んだ先で自分が目指す経営人材になれないと感じたことが要因に挙げられる。
前職ではエンジニア出身の方が昇進し、そのまま経営幹部になるといったことは多くあり、私も入社当時はエンジニアから経営者への道を志していた。
しかし、エンジニアや営業マンとして優秀であることと優れた経営者であることは別であり、仮に私が会社で出世し経営幹部になれたとして、経営者にふさわしい人材になれるのかについて、昨今の会社の度重なる体制変更、組織改編による士気の低下に相まって、私自身のキャリアはこのままこの会社で築いて良いのか不安と危機感を持った。
エンジニアとしてやプロジェクトマネージャーとしてのスキルが身についたとしても事業を知り、経営を学ぶ経験をこのままでは積むことができない、であればそれらの経験を積むことができる企業に転職しようと思ったこと、それが転職活動を始めたきっかけである。

④転職活動を通じて、気づいた点、学んだ点

転職活動は独りで行うものでなくチームで行うということだ。
私を支え、転職を後押ししてくれた家族、転職の相談に快く乗ってくれ、助言をくれた友人、先輩、プロの視点から一貫して転職活動を支援頂いた(株)エリートネットワークの転職カウンセラー高橋様、保坂様の支えなくしてやり遂げられなかったと感じている。
高橋様、保坂様については、私の都合に合わせ平日、休日、昼夜問わずサポート頂き、また適宜面談を設定し、面接に際しての不安なこと、確認したいこと等相談に乗って下さいました。
ご両名にスケジュールコントロールや企業とのやり取りを安心してお任せでき、私は面接の対策や自分の目指したいキャリアビジョンの整理に特化して時間を割くことができたことが面接に対する自信にもつながったと思う。この場を借りて感謝の意を申し上げます。

⑤次の職場に賭ける意気込み

今回様々な方からの支援のお陰で、納得のいく転職活動ができたと思う。
エンジニアから総合商社への転職ということで、新たに取得しなければいけないスキルや課題がたくさんあると思うが、地道に継続して努力し続けること、謙虚であることを忘れずにいたいと思う。
また、前職を退職する際、新卒の時の面接官であり、私の尊敬する上司から、「活躍の場はどこでも良い、日本の社会に貢献できる人物になってもらいたい」と身に余るお言葉を頂いた。
同じ会社で活躍の姿は見せられないが、新たな会社で活躍する姿を見せ、少しでも恩返しができるよう業務に邁進したいと思う。

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