本日現在1556
/ バックナンバーも全て読めます

国家公務員26歳、第二新卒として電力会社へ転職

国家公務員26歳、第二新卒として電力会社へ転職

No.1297
  • 現職

    一部上場 電力会社 事務系総合職(第二新卒)

  • 前職

    霞が関 中央官庁 国家公務員 総合職

河内 一裕 氏 26歳 / 男性

学歴:京都大学 工学部 卒
TOEIC 690点
マイクロソフト オフィス スペシャリストWord 365&2019
マイクロソフト オフィス スペシャリストExcel 365&2019

はじめに

この度、転職の機会を得られたことに感謝するとともに、初めての転職活動を丁寧にサポートしていただいた株式会社エリートネットワーク様、および転職カウンセラーの保坂様には心より御礼申し上げます。

転職にあたり、私自身この『転職体験記』を拝見し、参考にしておりましたので、私の体験が参考になる方がお一人でもいらっしゃれば幸いです。

新卒時について

私は大学3年次の年末ごろ、自身がこれまで主体的な意思なく、ただ流れに身を任せて生きていたこともあり、このまま周囲と同じく大学院まで行って推薦などで適当に就職することで良いのかと考えた時に、やりたいことがあるわけでもないのに大学院へ行くのではなく、社会に出る選択肢もあるのではないかと思い至り、就職の選択をしました。

国家公務員になることに意味があったわけではありませんが、一事業会社より制度設計などの大きな業務に幅広く関わることができる点から、興味がある分野を扱う中央官庁を希望しました。

入省してから転職を考えるまで

私は、技術系の区分で採用されましたが、入省後の業務は事務的なものが多く、主に法令に関する業務に従事し続けました。想像とは違うキャリアパスでしたが、全く縁のなかった法令に立案過程から関わり、業務を通じて法令への知見を深めることができたのは非常に良い貴重な経験でした。働き方が異常な時期もありましたが、自身の興味のある分野に関わっていた間は、社会的にも意義のある業務であったために、やりがいはありました。

役所の業務に慣れてきた時に、比較的業務の落ち着いた部署へ異動となり、将来についてじっくり考える時間が得られました。役所で得られる経験やスキルは何か、諸先輩方の働き方が自分の将来の姿であることについて考えた時、役所の外の世界も見てみたいという気持ちが大きくなっていきました。入省動機でもあった「施策に早々に関わること」が経験できたのも大きいと思います。

また、役所の仕事はうまくこなすことが前提であって、成果を実感しにくい点も要因の一つです。自分の仕事が誰のため、何のためになるのかわからないことも多くなり、自身の身の振り方に思い悩んでいたところ、自身の後輩や、就職活動を控える方々と話す機会がありました。その時に、自信をもって我が職場を勧めることができない(むしろやめた方がいいと思っている)ことを痛感し、転職を決意しました。

転職活動について

転職先の会社の選定には、自身の興味のある事業を行っているか、新しいことを積極的に行っているか、という点を考慮しました。労働環境については外に出れば基本的に改善されるので、条件は確認しつつもあまり重点には置きませんでした。

転職活動では、公務員の実務経験は数値で語ることが難しく、成果を分かりやすく伝えることに苦労しました。特に職務経歴書などを書く時に、何をどう書くべきかわからなかったのですが、保坂様にご協力いただき、ブラッシュアップをしていきました。また、仕事をしながら転職活動をしていると、面接等の日程調整が非常に困難なため、企業の担当者へ調整をしてくださるエージェントの方に協力いただくことは不可欠だと実感しました。特に内定が出るタイミングでの調整は重要で、今回、保坂様には大変ご尽力いただき、複数社の条件を比較しながら後悔なく決断することができました。

入社日については、可能であれば着任に向けた準備をする期間を長めに確保するとよいかと思います。事務的な退職手続きに時間を要するほか、引継ぎや転居など身の周りのことにも意外と時間がかかるため、区切りでの退職でない場合は、想定よりひと月くらいは長めに考えるのがよいと思います。

最後に

転職については、漠然と考えている方も多いと思いますが、転職活動を始めたら「どこかの企業を選ばないといけない」ということはなく、転職活動の結果「転職をしない」という選択をするのも良いのではないでしょうか。転職活動を通じて、自身の職場の良さを再認識することができると思います。個人的な意見ですが、一つの企業で長く勤め続けるのも素晴らしいことですが、自分の働きやすい環境を得るために行動することも重要なことかと思います。

転職活動をするとなった場合、心強い味方がいることが大きなアドバンテージになると思いますので、転職をお考えの方はぜひエージェントの活用をお勧めします。仕事をしながらの場合は特に恩恵が大きいと思います。私個人としても、今回の転職結果にはとても満足しており、今後、公務員の同僚から転職の相談を受けた場合は、迷わずエリートネットワーク様をご紹介したいと思います。

執筆現在、有給休暇消化中でゆったりとした時間を過ごしておりますが、新しい職場で働くことをイメージして勉強などの準備を着々と進めているところです。不安もありますが、希望していた会社でもありますので、次の会社で働くことを非常に楽しみにしています。

この転職者を担当したカウンセラーに
転職相談したい

この記事をご覧になったあなたに

関連する転職体験記

転職体験記を絞り込み検索 全ての記事一覧は
こちら