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外資コンサルを1年半で辞め、"運命の会社”と直感した海運会社に入社

外資コンサルを1年半で辞め、"運命の会社”と直感した海運会社に入社

No.1288
  • 現職

    東証1部上場 海運会社 風力エネルギー事業担当

  • 前職

    外資系コンサルティングファーム システム系コンサルタント

北村 賢太 氏 33歳 / 男性

学歴:麗澤瑞浪高等学校 卒
東京大学 工学部 化学システム工学科 卒
東京大学大学院 工学系研究科 化学システム工学専攻 修了
Fundamental Engineering 試験 合格
TOEIC 905点

【想定読者について】

私の『転職体験記』で想定している読者は、「コンサル業界でちょっと大変な思いをして、そのまま頑張り続けるのも辛いから、事業会社へ転職しようかと悩んでいる方」となります。なぜなら、私がまさにそういう形の転職だったからです。

当てはまる方は是非読んでいただき、転職活動のティップスになれば幸いですし、当てはまらない方も「転職カウンセラーの篠原さんのアドバイスは的確なんだ」ということは伝わる内容かと思うので、興味があれば是非お目通しください。

【本『転職体験記』で読者にお伝えたいこと】

1. 篠原さんのアドバイスは的確、且つ的を射ている。
2. 心の底から転職したいと思える “運命の会社” に出会えれば、もう転職できたも同然。

1.今回転職するに至った背景や理由・きっかけ・経緯

「成長したいと思ってITコンサル業界に入ったけど、求められるレベル・量が多く、自分の時間があまり取れず辛いなぁ。。。。。」
「他業界に転職したいけれども、目に見える実績がなく自信がない。。。。。」

表立った理由はほかにもありますが、毎日深夜2時~3時まで残業し続けた私は、転職し僅か1年でこのような思いを抱きはじめ、転職活動をスタートしました。そんな私が転職に求めた条件は、「こういう仕事がしたい!キャリアップしたい!!」というような前向きで素晴らしいものではなく、「固定費の多い家計なので、前職と同じような年収」「ワークライフバランスが今の外資コンサル業界より取れること」なんていう欲望まみれな条件。

忙しい業務の合間を縫っていくつかの転職サイトに登録し、何人かのエージェントと面談するも、そんな条件の良い企業として紹介されるのは総合商社くらい。総合商社ももちろん視野には入れていましたが、1年程度のコンサル経験では受かる気もせず、なかなか応募に踏み切れずにいました。

そんな中、出会ったのが転職カウンセラーの篠原さん。第一印象は、「結構無口な方だなー」でした。私の先述の条件と、後から考えると取り下げたくなるような「今の仕事の経験を活かせるIT関連の業務が良い」という条件。そのような条件を元にいくつか提案していただいた求人案件の1つに転職先の海運業界の企業がありました。

正直、初めは「海運?? もの運ぶだけ??? え??? ITじゃないし、なにそれおいしいの?」と思っていました。しかし、求人案件に関する篠原さんの「新規事業を手掛けようとしている」「最終的には風力発電の全領域に絡んでいきたいと考えている」といった説明が非常に魅力的に感じられ、説明を聞いた時からなんとなく「ここが良いな!」と感じていました。

そのあと、海運業界・該当企業のことを調べていくうちに、この会社が素晴らしい企業理念を持っており、しかも業務内容・これからの新規事業への進出の内容・ビジネス以外の企業としての活動等がすべて企業理念に一致した、個人的には稀に見る素晴らしい会社だと感じ、「この会社に入りたい!!」と思えたことがきっかけで、初めて応募に踏み切ることができました。

2.転職活動を通じて、気づいた点や学んだ点、反省点等 
 ~篠原さんのアドバイスは的確、且つ的を射ている~

その後、転職活動は粛々と進み、いくつかの企業の一次面接が決まりました。初めての企業面接では、自分的には万全の準備をして臨んだにも拘わらず、面接の印象は正直「良くない、落ちたな。」でした。

面接後に、篠原さんと電話し、面接の時に話した内容と面接全体の印象を伝えると、「転職活動を始めたきっかけが “在籍して1年だがIT業界のことは大体学んだと思っている。次の成長の機会を探し、転職活動をしている” という理由は、キレイには聞こえるけども、正直  “本当?1年で学んだは無理がない??” となる」「それよりも、“前職の経験は1年半程度と少ないことは重々承知しているが、将来的に事業会社に転職することを考えており、年齢的に今が期限と考えているので転職活動を開始した” と悪い点も素直に認めている言い方の方が好印象」というアドバイスをいただき、目から鱗でした。

たしかに自分が面接官となったことを考えると、きれいごとを述べる人よりも、悪い点を素直に認めて話す人の方が好印象だよな、そんな人と仕事をしたいと思うよな、と気づかされ、そのあとの面接では基本的に包み隠さず自分をさらけ出すようにしました。

上記のようなアドバイスも篠原さんの素晴らしい点ではあるのですが、それ以外にも、「1年で転職しようとしている自分が本当に転職できるんだろうか」等と自信のなさそうな私を見て、いつもポジティブな声がけをしてくださいました。例えば、「北村さんより短いコンサル業界歴、しかも年齢が高い方で、転職を成功された方がいる」「北村さんのような強い志望動機を持った方はあまり見たことがない。自信持ってください」等です。これらの声がけがなかったら、自信のない状態のままで面接に臨み、受かるものも受からなかったんだろうな、と思うと、篠原さんには感謝しかないです。

3.心の底から転職したいと思える会社を見つけることができれば、転職は可能。

最後に、全ての転職活動をしている方に当てはまるティップスではないかもしれませんが、少なくとも私には当てはまった転職活動の要点を読者の皆さんにお伝えしたいと思います。それは、冒頭の【本『転職体験記』で読者にお伝えたいこと】で記載した「2. 心の底から転職したいと思える “運命の会社” に出会えればもう転職できたも同然。」です。

私の転職活動は、「お金が欲しい」「ワークライフバランスも欲しい」という欲望まみれの理由からのスタートでした。しかし、篠原さんにご紹介いただいた求人案件の企業は、「こんな素晴らしい会社、他にあるだろうか?」「一生働くならこんな企業!!」と思えるような企業ばかりでした。(個人的には、運命かな、とも思っています)

面接時にはその自らの思いを全開にし、「こんなかっこいい企業はないと思っている!」「だってこんなことだってやっているし、将来の方向性もその理念にかなっている。こんな素晴らしい企業で働きたいと本音で思ったので応募しました!」ということを伝えると、面接官の目の輝きが違いました。それはそうですよね、自分の会社をそんな風に良く言われて、いい気持ちにならない訳がないと思います。

まだ転職先の企業から、面接のFBはいただいていませんが、「最終面接の結果が2週間もかかるほど長引いた」選考で、内定を勝ち取ることができたのは、ひとえにこの “志望動機の強さ“ だと思います。これから転職活動をする皆さんも ”運命の会社“ に出会えば、正直、転職先は決まったも同然だと思います。なぜなら、あとはその思いを面接の場で存分に伝えるだけでよいからです。

というのは、ちょっと大げさかもしれませんが、正直、エリートネットワークさんを通して転職活動したいな、と思うような方は、経歴的に素晴らしい方が多く、こういう言い方もなんですが、みんな「ある種、似たり寄ったりな経歴・実力」だと思います。そのような候補者の中でひときわ存在感を放つには「志望理由」が重要かと思います。誰だって説得力のある内容で ”本心から“「御社のような素晴らしい企業で働きたいんです!!」(= ”こんなに素晴らしいんだ!!“ と「説得させる」ようなイメージ)と言われれば嬉しくなり、印象は抜群に良くなると思います。

皆さんが本心から入りたいと思えるような企業に出会い、無事に内定を獲得できることを願って、この『転職体験記』を終わりにしたいと思います。長く・まとまりがない箇所もあったかもしれませんが、最後までお読みくださりありがとうございました。

みなさん、頑張って下さい!!!

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