本日現在:1289 転職体験記
No.874

国際物流の女性、自動車メーカーから電機メーカーへ

前職
一部上場 自動車メーカー 物流部門  海外向け国際物流担当
現職
一部上場 大手電機メーカー  産業機器部門   国際物流担当
新谷 涼子 氏 / 31歳
神戸大学 国際文化学部 コミュニケーション学科 卒
TOEIC 890点
貿易実務検定 B級

〈新卒 〜 1回目の転職〉

私は新卒で自動車メーカーに就職し、海外向けの完成車の物流の仕事をメインに7年間働きました。自動車メーカーを選んだ理由は、留学から帰ってきたばかりで海外で一番目にする機会が多かった日本の製品である自動車に魅力を感じ、いつか自分が携わった車が海外で走っているのを見たい! と思ったからです。

入社してからは、希望通りの仕事を担当させてもらい、仕事の幅も広がっていき、5年目には半年間海外で研修をする機会もいただき、本当に恵まれていました。ただ、やはりメーカーというのは工場があるところに仕事があり、出身地の地元でも学生時代を過ごした土地でもなく、働くためだけにこの場所に住んでいるという意識はいつまで経っても変わりませんでした。

また、当時業績があまり良くない時期が続いていたこともあり、会社全体の保守的な雰囲気に疑問や不安を感じることが増えてきて、もっとチャレンジ出来る環境で自分を鍛える必要があるのではと感じていました。海外研修から帰って来て6年目となり、期待してくれた方々に一定期間は恩返しをしなくてはいけないという気持ちもありながら、少しづつ転職活動を始めることにしました。

この時の転職の条件としては、都市圏で働くこと、学生時代に勉強していた教育関係の仕事であること、そして小さな組織でスピード感のある仕事が出来ることの3つです。

いくつか選考も進みつつあったのですが、ある日急に入社時からお世話になっていた上司から呼び出され、新しい工場の立ち上げの仕事を手伝って欲しいと言われました。志望度が高い企業の2次面接の直前だったのですが、選考中の企業よりも新しい仕事に惹かれていること、また自分を必要としてくれていることが嬉しく、結局面接もうまくいなかったので、異動することになりました。

異動後は新しい仕事にやりがいを感じていたものの、やはり自分の中で転職願望が完全に消えた訳ではなく、この工場の立ち上げを最後の仕事にしよう、あと1年だけがんばろう、と思っていました。この時に、今の会社に留まるということも今の延長線上にあるのではなく、自分で選んでいるのだと思うようになりました。その後、結局新しい工場からの初めての出荷を見届け、東京の教育系のベンチャー企業に転職し、各企業の人事部門の方に社員研修の提案営業をすることになりました。

〈2回目の転職を決意するまで〉

2社目は、業種も職種も会社の規模も、働く人の種類も全く異なり、毎日刺激的で新しい発見と驚きの連続でした。3ヶ月程度の研修を終えるとすぐに引き継ぎが始まり、営業の目標数字が与えられました。ベンチャー企業なので、人の入れ替わりが激しく、分からないことを聞こうにも前任者が既にいない状況の中で、何百人もの方が受ける研修がうまいくかどうか不安な日々が続きました。

また、周りの転職者は営業経験者ばかりで、新しい企業へのアポ取りや提案書作りに途方に暮れることも多く、自分の出来ないことばかりが目につき、無理やり頑張ってうまくいかなくて更に落ち込み、自信を失っていきました。今思えば、中途なんだからこれぐらい出来なければいけないという思い込みや、変なプライドが邪魔して、うまく周りに頼ることが出来なかったように思います。また、早く結果を出そうと焦り過ぎていたようにも思います。あと、もともとすごく法人営業がやりたかったという訳ではなく、面接をしている時にスタートは法人向け営業で と勧められて営業も一回ぐらいはやっておくか、ずっとやる訳ではないし、という意識の甘さもあったと思います。

加えて、企業の研修とこれまで自分が描いていた教育のイメージにも乖離を感じ始めていました。最大公約数的な会社側が 『受けさせる』 研修ではなく、もっと個人個人に対して直接関わり、自発的に学んでいくこと、長期的な成長や変化が見えるようなアプローチがしたいと感じるようになりました。結局これ以上営業職を続けていくのは無理だと感じるようになり、1年ちょっとで営業部門を離れ、新規事業の部署に異動することになりました。この時は自分が納得するまでがんばり切れなかった自分に情けない気持ちでいっぱいでした。

新しい部署では、ノルマや自分だけでなんとかしなくてはいけないというプレッシャーからは解放されたものの、新規事業の性質上、とにかく利益を生み出し、拡大していくことが一番重視されるので、実力以上の受注をしてから限られたリソースでどうにかするという感じでした。次から次へと起こる問題にその場しのぎで対処しているだけで精一杯で、根本的に改善する余裕もなく、みんなが疲弊しているような状況でした。希望通りに部署を異動させてもらったものの、仕事内容を変えたところで、この会社で長く働いていくイメージが持てなくなっていました。やはり女性は30代にもなると、結婚や出産のことも考えざるを得なくなり、長く働き続けられる環境というのは大切だと改めて思うようになりました。

2回目の転職をするにあたり、条件として長く働き続けることが出来ること、自分のこれまでの経験を生かして社会に役に立つことが出来ることが、軸となりました。1回目の転職の時に比べると、自分がやりたいことよりも自分が出来ることでどう周りに貢献することが出来るかということを考えるようになった気がします。思い出してみると、私が仕事でやりがいを感じる時というのは、成果の大きさや実績に対する評価ではなく、誰かに必要とされているか、役に立っているかということの方に価値を感じているように思います。

〈今回の転職を振り返って〉

結果論にはなると思いますが、1社目で7年間勤めたということはとてもプラスになったと思います。自分でも途中で妥協せずに最後までやり切った気持ちがあったので、自信を持てる部分があったし、いち担当者としての業務だけでなく、グループをまとめるような仕事もさせてもらっていたこと、ある程度の期間に渡るプロジェクト業務を行い、結果や振り返りも含めて整理できていたことで面接でも落ち着いて話すことができたように思います。

また、2社目で全く異なる、寄り道とも取れるような選択をしたことに対しても、きちんと何を感じ、どう今後に活かしていけるかを聞いてくれて、そこも含めて評価してくれたことはありがたく感じています。実は転職カウンセラーの杉本さんとは、1回目の転職時にも一度お話をさせていただいていたのですが、その際は結局大手のエージェントにお世話になり転職したので、転職先をお伝えして、それっきりでした。今回、2回目の転職を考え始めた時に、すごく丁寧に話を聞いて下さったことを思い出して2年以上ぶりに連絡しました。

杉本さんは今回も4時間以上にわたるカウンセリングをしてくれて、まるで人生相談か占い師のようでした。
とにかく気が済むまでじっくり話を聞いてくれて、言うべきことははっきりおっしゃってくれること、うまくいかない状況が続いても、必ず最後までサポートしてくれるという信頼感、そして私以上にうまくいくことを信じてくれているという心強さがあったからこそ、今とてもすっきりした気持ちで新たなスタートを切ることが出来るのだと思います。面接前に杉本さんに、「新谷さんの事は心配していない。会って話せば絶対良さが分かってもらえる。」 と言ってもらえると、少し自信を持つことができました。ありがとうございました。

〈最後に〉

最後に、私が何かを決める時に心がけていることは2つあります。
1つめは、自分で決めること。結局自分の人生の責任は自分にあり、うまくいかなかった時に人のせいにしたくないと思っています。
2つめは、極論を言えば、決める時に何がいいかなんて分からない。であれば、決めた結論が良かったと思えるように、これから自分で努力していくしかないのだと思っています。

私自身ほんとうに不器用で遠回りばかりだなと自分でもつくづく思うし、周りから見れば突拍子もない選択のように見えるのかもしれないと思いますが、やっぱり自分で体験して実感しないと納得して前に進めないし、幸いなことに思ったようにいかなくても、それも全て必要な経験だったと受け入れる能力は人よりもあるようです。これからも転ばないようにするのではなく、転んだ時にどうやって起きあがってもう一度歩き出すか、を考えていきたいと思います。

本当にありがとうございました!

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