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施設管理のプロ、大手電機メーカーの工場から、老舗倉庫会社へ

施設管理のプロ、大手電機メーカーの工場から、老舗倉庫会社へ

No.719
  • 現職

    東証一部上場 老舗倉庫会社  施設管理担当

  • 前職

    東証一部上場 大手電機メーカー工場 動力管理部門  技術担当

小森 勝 氏 34歳 / 男性

学歴:鳥取県立 境港工業高等学校 電子電気科 卒
第2種電気工事士
1級ボイラー技士
甲種危険物取扱者
水質関係第1種公害防止管理者
大気関係第1種公害防止管理者

前職の会社に入社した理由

中学生時代、私は勉強に興味が無く、とりあえず入学出来る高校に……と工業高校の電子電気科を選択し入学することにしました。
いざ、入学してみると、電気と馬が合ったのか大して勉強することなく首席になることが出来ました。

就活の時期に入り、学校の先生からは公務員になるか、大学へ推薦入学しなさいとアドバイスを受けましたが、裕福な家庭ではありませんでしたし、一般企業で働きたいとぼんやりと思っていましたので、あまり深く考えず求人票にあった電機メーカーの名を口に出し、トントンと入社する運びになりました。

前職での経験

既にバブルが弾けていたとは云え、まだ、電機メーカーは大量採用の時代でした。

皆と同じく、生産部署に配属され、淡々と仕事をするものだと思っていましたが、蓋を開けてみると動力管理部門の交代制要員として配属されました。
動力管理という仕事は空調・電気・水等を生産棟内へ供給し、そこで使われた排気や排水を浄化するという仕事です。

【公害防止】 【生産への支障防止】 という2大プレッシャーから、職場は緊張感にあふれていました。私もそのプレッシャーの中で徐々にではありますが、仕事を覚えていく事が出来ました。
また、当該部署は決められた国家資格を取得しなければ、社内での格付けが上がらないという特殊な職場でもあり、いくつかの国家資格を取得することになりました。

10数年間、担当する設備を転々と変わった後、日勤となり、より専門性の高い公害防止業務やISO14001の業務も経験することが出来ました。

転職を決意した理由について

2012年度、会社は巨額の有利子負債を抱え、嘗て1回しか行わなかったリストラを敢行しました。また、給与カットも行われました。
私の年齢はリストラの対象ではありませんでしたが、リストラをしない社風を誇りに思っていたこともあり、35歳を前に会社を辞め、一度リセットする決意をしました。

モラトリアム

仕事を辞めた4月時点では、半年位ゆっくりし、それから転職活動をするつもりでいました。
旅行に行ったり、川沿いをウォーキングしたり、テレビをダラダラ見たりとかなりリフレッシュし、初冬を迎えました。

さあ、転職活動をと思い立ちましたが、10数年振りに山陰の冬の厳しさを味わい、交通の便等をも考え、春から活動することにし、結果的に丸1年間のモラトリアムとなってしまいました。
(とは云え、完全に遊んでいた訳ではなく、ハローワークにて職業相談やセミナーへの参加はしましたし、国家試験を受験し、新たに資格を取得することも出来ました。)

転職活動について

3月下旬、ようやく春めいた季節となった為、転職活動を開始しました。
まずは、持っている国家資格を活かそうと、インターネットで検索すると、ある大手電機メーカーが、前職で辞める寸前までやっていた仕事内容の求人を出しているではないですか!

これはと思い、早速、その求人が載っていた(株)エリートネットワーク様に登録することにしました。
翌日、転職カウンセラーの岩川さんから連絡を頂き、それからは密に連絡を取りながら、10数社の紹介をして頂きました。

面接から採用まで

10数社の内、書類選考を通過して面接依頼を頂いたのは3社でした。一般的に年齢の数はエントリーしないと次の職は決まらないとお聞きしていましたので、面接依頼の数は妥当だと感じています。

面接でまず思ったのは、地方に住んでいると旅費が想像以上に掛かるということ。また、旅行慣れしていないと移動だけで疲れると感じました。
私自身、あまり電車や飛行機で旅行ということをして来ませんでしたので、大変、苦労しました。

実際の面接についてですが、今更、自分を変えることは出来ませんので、聞かれた質問に対して、自分の意見を真摯に述べていきました。よって、意見が合わず、見送りとなった会社もありました。

しかし、こんな頑固な私でも3社中1社、伝統ある素晴らしい上場会社より内定を頂きました。
(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの岩川様には、心より御礼申し上げます。

終わりに

今回の転職について、私は独身ですのでモラトリアムなどと悠長なことをしてしまいましたが、既婚者の方は家族の生活が掛かっており、転職への一歩が重いと思います。
しかし、十分なスキルを持っている方は思い切ってその一歩を踏み出してはどうでしょうか。一度、自分の手で転がした車輪は想像以上に速いですよ!

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