電炉メーカー直系の鋼材 ・ パイプ加工メーカー 営業部門 営業担当
一部上場 総合商社 鉄鋼本部 ・ 鉄鋼貿易本部
大手ステンレス流通問屋 営業部門長
大手メガフランチャイジー M＆A特命担当
東野 宗介 氏 62歳 / 男性
学歴：和歌山大学 経済学部 経済学科 卒
TOEIC 800点 体育会ラグビー部 OB
韓国語 ビジネスレベル
三度目の正直とも言えるメガフランチャイジーの会社では、私の過去の経歴とはまったく毛色の異なる業務で、国内外の企業を対象とするM＆A業務に従事せよとの社命でありました。
なぜメガフランチャイジーがM＆A業務に人を配置するのかと言いますと、企業の予算は常に右肩上がりを株主や銀行筋から求められ、そのため毎年毎年出店を継続しなければ、実現不可となってしまう訳です。
出店は継続するも、時には業積不振のため閉店せざるを得ない店も中にはある訳で、そのリスク回避の意味からも、即効性のあるM＆Aを行い、成功すればすぐに増収・増益の効果をもたらすことができるためです。
私自身は国内外のM＆A仲介会社及び銀行さんとは積極的にコンタクトを図り、案件情報の収集に努め、会社のマネージメントには逐次案件の報告をしました。
時には、優良案件もありトップ自らが興味を示して GO のサインを受け、更なる展開に持ち込もうと海外出張を計画して相手企業のマネージメントとの顔合せと Q&A に対するMeetingを実施する段階に及んだにも拘わらず、突然断りの返事をするようにとの指令があって、不本意ながら Close File せざるを得なくなったこともありました。
残念なことにこのメガフランチャイジーの会社は、いわゆるブラック企業であり、本件に関し仲介会社を迂回して海外企業に直接コンタクトした訳で、いわゆる禁じ手を使った訳です。
このようなアクションは当然明るみに出て、仲介会社からは大クレイムと告訴の動きまで出てきた訳です。
そのためこの会社のトップである会長が採った手段は、私の解雇と同時に仲介会社との和解工作でありました。
ドラマなどではよく見かけますが、このようなトカゲのしっぽ切りは現実にもあるのです。
後で判ったことですが、このような行状は同社の常套手段であったようです。
そのような訳で、私は図らずもこのような年齢で浪々の身となり、新たに東京人材銀行の求人とインターネット上の求人への応募を新年より、精力的に熟さねばならなくなったわけです。
ただしこの年齢でもありますので、各企業さんでの書類審査で年齢を確認された途端にいわゆる 「お祈りレター」 の返却を受けることばかりで、正に出口の見えないトンネルに入り込んだ状態で、疲れ果てて就職そのものを諦めかけていた矢先でした。インターネットで検索していた折、たまたま見つけ、(株)エリートネットワークという、人材紹介会社さんは信頼出来そうだと直感し、Webから早速登録を済ませました。すると程なく、(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの杉本さんよりお電話を戴き、面談をしたいとのことで、銀座の事務所でカウンセリングをして頂きました。
面接時には私の家族の構成や現状なども聴取戴き、求人企業さん宛にもサイドインフォーメーションとしてフィード・バック戴いた様に思います。
また勤務に関わる私の希望などもお聞き頂いたのではありますが、これまでの経緯からして私の希望を聞いて貰える企業さんなどはまずは皆無かと思い、逆に62歳のこのような経歴の男であるが、採用のチャンスがありそうな企業さんにサウンドして戴き、脈があれば是非ご紹介下さいとお願いしていた次第です。
そんな中で2社のご紹介を受け、今回の企業さんに嘱託社員として契約戴きました。 ( 多分奇跡に近いかも知れないね！ と家内と話してます。 )
この企業は、電炉で作った鋼管やパイプの加工を生業にしております会社でありまして、私の過去の経験と知識を全て生かすことが出来ることから、きっと活躍できると思っております。
今回の就職におきましては、(株)エリートネットワークの杉本さんと高橋部長は、正に救いの神でありました。
この場をお借りして、改めて御礼申し上げます。
就職先が決まったから偉そうに言うのではありませんが、私と同世代もしくは団塊の世代の方でまだ働ける体力と健康を保持されている方は、是非とも(株)エリートネットワークさんに登録され、求められる企業さんに勤務される事をお奨め致します。
厚生年金の原資は減少しており、近い将来支給額の減額と支給年齢の切り上げは必至の様に思えます。後進の世代の為にも頼りない政府への依存は極力控え、元気に働き、それなりの希望を持って残りの人生を Enjoy したいものです。
