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41歳,品質管理のエキスパート,中国から日本への転職

41歳,品質管理のエキスパート,中国から日本への転職

No.515
  • 現職

    外資系機械ユニットメーカー 品質管理マネージャー(東京勤務)

  • 前職

    外資系自動車部品メーカー 品質管理エキスパート(上海勤務)

佐藤 陽輔 氏 41歳 / 男性

学歴:関東学院大学 工学部 機械工学科 卒
JUSE/ASQ CQE ( 日本科学技術連盟/米国品質学会 認定品質エンジニア )
JUSE CRE ( 日本科学技術連盟 認定信頼性技術者 )

[ 転職への動機 ]

私が転職を考え始めたのは、中国での勤務契約を残すところ数ヶ月となった頃でした。上海での勤務の契約を終えた後には、日本に帰任しなければならないという時が迫ってきている頃でした。また、自分自身のキャリアのタイミングとしても外資系の自動車部品メーカーにおける品質マネジメントの仕事でちょうど10年が経とうとしていた時でした。中国・上海での勤務も、この10年間での会社員生活も、達成できた結果も、有意義で悔いの残らないキャリアであったと思う一方で、今後をどうするべきか、自分自身がどうしたいのかを改めて考えていた頃でした。

同僚や上司や周囲が勧めるように日本に帰国し、かつての日本の現地法人勤務へと戻って仕事をすることがベストなのか、それとも思い切って中国に残って働くことが良いのか。様々な角度から自分自身の今後のキャリアディベロップメントプランを改めて見つめ直していた時でした。その時既に年齢も40歳を過ぎておりました。自分自身の持っている専門分野での不安はなかったのですが、転職を考えると年齢面での不安などはありました。数ヶ月間に亘り考えた末の結論は、これまでに培ってきた品質マネジメントの専門性と実務経験を生かして別の企業組織で活躍したい。それが導き出した答えでした。まずは日本へと帰り、改めて自分自身のキャリアのセールス活動をしてみよう。漠然とではありましたが、しっかりした動機を持っていたと思います。今になって考えると自分自身のキャリア面での節目のような時期にあったのかもしれません。

[ 最初の転職活動 ]

実際の転職活動は少し大変でした。私の場合は、年齢が 40 歳を超えていたこと。品質マネジメントという分野での人材需要がそれほど大きく変動しない分野であったこと。この二点が理由であったと思います。一般的には、40歳を過ぎた品質エンジニアであれば、専門性のみならずマネジメントの知見もそれなりに求められてくること。品質マネジメントの人材需要はニッチな面であること。品質の専門資格などはその分野に限った人たちの資格であるため、あまり世間一般的に知られていない状況であること。たくさんある人材エージェンシーの中から自分にふさわしい人材エージェンシーにどうやって出会えば良いのか。どういった手段で転職活動に取り組めば良いのか。転職活動を始めた頃は、私自身のスタディが不足していたこともあり、この時にコンタクトを取ったエージェンシーにはうまく相手にされませんでした。希望した面接も設定されることなく、結局は数ヶ月を無駄にする結果になってしまいました。

[ (株)エリートネットワークのカウンセラー岩川さんに出会ってからの転職活動 ]

そういう状況がありましたが、転職活動に粘り強く取り組む姿勢は変えませんでした。インターネットで検索する際にも、ただ漠然と職種検索をするのではなく、自分自身の特性や経験をレビューしながら探していきました。総合的に見た場合の自分の状況を客観的に見ながら絞り込みを進めていきました。その中で、年齢が40歳以上であってもかなり多くの求人を紹介している(株)エリートネットワークのサイトに偶然にも出会うこととなりました。その時はあまり過大な期待はせずに、私の方で既に用意してあった職務経歴書を登録するというかたちでコンタクトを取ってみました。驚いたのは、その日に担当転職カウンセラーの岩川さんからメール連絡が有り、すぐに私の話を聞いて下さるとのこと。その後は更に紹介したい企業があるとのこと。そこまで僅か数日間のことでした。

その出会いがきっかけとなり、私の転職活動に強いドライブをかけることになり、もうその時点から後は、私が数ヶ月前に最初にコンタクトに取ったエージェンシーとはまったく比較にならないくらいの沢山の企業を紹介して頂きました。私が今迄年齢や人材需要面を心配していたことがまったくのナンセンスだったような感じで、岩川さんからご紹介頂いた各企業と私との面接はどんどん進んで行きました。余計なことで悩んでいる暇はありませんでした。エージェンシーによっては、職務経歴書の書き方や内容などをアドバイスしてから面接に送るようなケースもあると聞きましたが、私の場合は、そういった余計なプロセスは一切ありませんでした。最初の時に登録した英文と和文の職務経歴書だけでした。

いま思うと不思議なのは、岩川さんからご紹介頂きましたどの案件もが私にとって非常に魅力的な求人内容だったことです。最終的には、それらの中から外資系機械ユニットメーカーでの品質管理マネージャーへの転職を決めました。ここまでのプロセスを最初のコンタクトから僅か二ヶ月の期間で終えました。結果として、この二ヶ月間の転職活動には大いに意味があったこと、品質マネジメントの専門性と実務経験を生かして別の企業組織で活躍したいという当初の狙い、自分自身の今後のキャリアディベロップメントプランのスタートポジションに立てる結果となりました。

[ 転職活動を振り返って ]

まず言えることは、有名な人材エージェンシーであるからといっても、それが直ちに自分自身にとってベストな人材エージェンシーではないということです。有名であればカバーしている求人の範囲も広いと思います。しかしそれはあくまで一般論であって、自分がどのようなかたちでの転職を考えているのか、どのようなキャリアプランを描くかによっても、コンタクトする人材エージェンシーが違ってくると思います。

私の場合は既に年齢 40 歳を超えているという面があったこと、自分の今迄のキャリアを生かすことに集中したこと、その結果として(株)エリートネットワークにコンタクトを得る経緯になったこと、むやみやたらに多くのエージェンシーに手を伸ばさなかったことが、結果的には効率的な転職活動へと結びついたと思います。そのためには、自分からプロアクティブに活動していくことが大切だと思います。そしてそれを後押ししてくれる転職カウンセラーの岩川さんにお会いできたことが大きな力となりました。岩川さん、どうもありがとうございました。あの二ヶ月間はあっという間でした。本当に有意義でした。私は今回の転職を新たなスタートポイントにして更に頑張るつもりです。

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