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35歳・税理士,税理士法人から事業会社への転職

35歳・税理士,税理士法人から事業会社への転職

No.435
  • 現職

    一部上場 大手エネルギー関係企業 経理部 国際税務担当

  • 前職

    大手国際税理士法人 税務コンサルタント

小沼 臣之 氏 35歳 / 男性

学歴:早稲田大学 商学部 卒
税理士 
TOEIC 840点

はじめに

今回はいわゆるリストラによる退職という、どちらかと言うと後ろ向きな転職でしたが、数年前からいずれは働きたいと考えていた「グローバルに展開している日本企業」に転職することができ、結果的にはとっても良いものとなりました。私を担当して下さった(株)エリートネットワーク松井様からの企業紹介及びアドバイスには本当に感謝致しております。私の経験談が皆様の転職活動に少しでも参考となれば幸いです。

1.今までの経歴及び転職の理由

大学卒業後、約10年間3つの大手国際税理士法人で税理士として働いていました。クライアントは日本の上場企業及び外資系企業がメインでした。3つめの税理士法人の財務状況の悪化により導入された、早期希望退職優遇制度に応募して、前職を退職しました。退職時には、まだ、再就職先が決まっていなかったので、当時はとても不安でした。

2.(株)エリートネットワークと他のエージェントの大きな違い

転職活動を決意してから、積極的に多くのエージェントと会い、話を聞きましたが、(株)エリートネットワーク松井様との初回面談と、他のエージェントとの初回面談には大きな違いがありました。通常のエージェントとの初回面談の時は、私の自己紹介から始まって、今までのキャリアを話し、その後エージェントがこのような企業が募集していますが興味ありませんか?というのがお決まりの流れで、時間にしておおよそ45分前後(長くても1時間)でした。

しかしながら、(株)エリートネットワーク松井様との初回面談の時間は、約2時間ほどでした。私の今までのキャリアはもちろん、将来のビジョン等色々なことについて話しました。更に、松井様は私のキャリア以外にも私の人柄や性格についても知ろうとしていたのだと思います(松井様は、私が過去にバックパックで中央アジアへ一人旅した事があると話したらその行った国までメモしていました)。とにかく、松井様からは私が会ったエージェントの誰よりも、「あなたの良い転職のためにがんばります」という気持ちが伝わりました。

また、私が、「グローバルに展開している日本企業が希望であるが、この不況下なので外資系も選択肢の中に入れたい」という旨の発言をしたら、松井様は「あなたの性格は外資系向きではないと思います」とはっきり言ってくれました。おそらく私の経歴から外資系の会社のほうが内定を獲得し易いのにも拘わらず、私が日本企業を希望したこと、及び私の性格は日本企業向きであるということで、日本企業のみを紹介して頂きました。松井様とのやり取りを通じ、私は松井様は本気で私の将来を考えてくれていると実感できました。実際、松井様が一番熱心(紹介数においても)に企業を紹介して下さいました。私がこの企業に興味があると言ったら、その企業にアポを取って、出向き、私の採用の可能性を探って頂いたこともありました(その企業は20代の経理経験者を採用したいとの意向があったため結果的に面接には至りませんでした)。

3.応募した企業の選定基準

数年前から、いずれは事業会社で、それも、グローバルに展開している日本企業で、今までの国際税務の経験を活かしたいと考えていたので、グローバルに展開している日本企業(経理部門)を中心に応募しました。また、次に働く会社は、定年まで働けるような会社(従業員を大事にする会社、個人よりも組織(チームワーク)を大切にする会社、安定している財務内容の会社)で働きたいと思っていたので、おのずと、応募した企業は、所謂日本の大企業が中心となりました。(株)エリートネットワークを含め、複数のエージェントから紹介された企業の中から、グローバルに展開している日本企業に応募しました。グローバルに展開している企業の中から、その企業の業務内容に興味があるものや、企業理念に賛同できるような企業に絞って応募しました。

4.予想以上に厳しかった書類選考と落選原因

グローバルに展開している日本企業(経理部門)に合計25社程度(そのうち(株)エリートネットワークからの紹介が半数)応募しましたが、結果的に書類選考を通過したのは2社だけでした。正直、税理士資格及びTOEIC:840を有していたこともあり、転職活動前はもう少し、書類選考は簡単に通るのではないか、と思っていましたが、予想していたよりもとっても厳しい現実を目の当たりにしました。

書類選考での落選原因は、(1)企業に於る経理実務経験が今まで全くないこと(2)今まで事業会社で働いた経験が無いこと(3)35歳という年齢(4)今までの転職回数が多い(3回)ということであるのではないかと思います。

5.給料2.5割アップの外資系への迷い〜松井様からの助言/激励

実は、転職活動初期には、ためしに、外資系の会社の税務部門にも応募したところ、なんと一回の面接で内定を頂いてしまいました。しかも、給料も前職から約2.5割アップの提示でした。もともと、上述のようにグローバルに展開する日本企業で働きたい、思っていたこともあり、断ろうと思っていました(ただし、内定回答期限を延ばしてもらっていました)。しかしながら、応募した日本企業の書類選考で落選が続いたこと、複数の(エリートネットワークではない)エージェントから、「この厳しい昨今の状況を考えると、内定をもらった外資系に転職したほうがいいと思います」「経理の実務経験がないので、海外展開している大手日本企業の経理部門の書類選考を通過する見込みはありません」と言われたこともあり、やはり、外資系に勤めたほうが賢明なのか、と迷い始めてしまいました(ちなみに、それらのエージェントからはどの企業も紹介して頂けませんでした)。

しかしながら、松井様から「確かに、経理実務経験がないと、海外展開している大手日本企業の経理部門の書類選考を通過しにくいけれども、経理実務経験がなくても、採用している企業は現にあります」「あなたの性格は外資系向きではなく、日本企業向きです。」「最後まで責任持って、応援させて頂きます」といった助言/激励を支えにして、腹を括ってその外資系の会社の内定をお断りしました。内定を断った時点では、一社も書類選考に通過していない状況、且つ、子供もいるし、住宅ローンの支払いもある、という状況だったので、とても不安でした。

6.書類選考通過〜面接〜内定

外資系の会社の内定を断った数日後に、書類応募した企業の中でも、特に興味を持っていた企業から書類選考通過の知らせを松井様から聞きました。第一次面接が決まった後、その企業の有価証券報告書や、ウェブサイトを更に熟読し、その企業を研究していくうちに、どんどん、その企業で働きたいと思う気持ちが強くなりました。面接で特に心がけた点というのはありませんが、強いて言うならば、松井様からの一次面接直前に携帯の伝言メッセージに入っていた「面接では大きな声で、明るく、元気に答えるように」という基本的なことでしょうか。面接官(課長、部長、役員等)の雰囲気も温和で自分にぴったりだと思い、面接を通じてその企業で働きたい気持ちが更に強くなり、それを自分の言葉で伝えられた事も良かったのか、一次面接、二次面接、最終面接ととんとん拍子で進み、内定を頂くことが出来ました。

7.転職活動を振り返って

私はこの不況と言われている状況下でも、幸いなことにいい転職が出来たと思います。すなわち、希望していたグローバルに展開している日本企業に転職できたからです。現在ももちろんその会社で働いており、周りの同僚、上司もみな親切であり、国際税務の実務も経験でき、本当にこの会社に転職できて良かったと思いますし、定年までこの会社でずっと働きたいと思っています。

目先の待遇面等を優先して、内定を頂いた外資系の会社(もちろんその外資系の会社も素晴らしい会社ですが)に行かなくて本当に良かったと思っています。松井様からの助言/激励がなかったら、その外資系の会社を選んでいたかもしれません。信頼できるエージェントに出会え、本当に私は幸運でした。この場を借りて、松井様に心よりお礼を申し上げます。 本当にありがとうございました!!!

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