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CADオペレーターから、金型加工職への転職

CADオペレーターから、金型加工職への転職

No.431
  • 現職

    試作金型切削加工メーカー  金型加工職

  • 前職

    半導体テスト機器メーカー  CADオペレーター

井村 信三 氏 27歳 / 男性

学歴:高千穂大学 経営学部 経営学科 卒

CADオペレータの仕事を経験した後、リーマンショックによる景気悪化に伴い、2009年に一旦職を失いました。失業してからは機械加工の職業訓練を受けました。その職業訓練を終えた後、IC機器関連の製品設計を行う会社に就職しました。CADの経験者だった為、面接時に即採用が決まりました。
しかし実際入社してみると人間関係が大変希薄で、他の社員も複数の案件を抱えており、誰も私の教育を担当する人はいませんでした。業務上、製品を組み立てる部署や資材発注担当との連携もありましたが、それぞれ自分の仕事だけを行い、私がミスをした際も何が悪いのかを尋ねても他の人に聞いて欲しいとたらい回しになることが多かったです。社内はお役所仕事のようでした。
仕事のノルマも次第に厳しくなり、納期に間に合わせる為、徐々に夜遅くまで残業を強いられるようになりました。しかし能力的に残業代は「まだ全額出せない」と上司に告げられました。次第に一体何の為に働いているのか、分からなくなってきました。自宅からも遠く、電車で片道1時間半程でした。環境が合わないことを実感し、入社してから約三ヶ月で転職しようと決意しました。


まず幾つか転職サイトに登録し、企業研究と自己分析を行いました。
今までとは異なる職種をやってみたいことと、実際のものづくりの現場を経験したいと思い、幾つかの企業に応募しました。
数社の書類選考が通り、最終面接まで至った会社もありました。面接でも手応えはあったものの、受けた企業は大手の会社だった為か、採用に至りませんでした。他に筆記試験が通った企業がありましたが、指定された次回選考が平日で有給を特別な理由で無い限り認めてくれなかった為、やむなく辞退した事もありました。

気がつくと夜遅くまで残業をすることが当たり前になり、転職活動の時間を確保するのも週末だけで精一杯でした。辞めてから転職活動するしか無いと決断し、退職願を提出しました。危険な事であることは承知していました。就職先がずっと決まらなければ、今後の就職活動に不利になると不安を持ちながらも、たまたまインターネット検索で(株)エリートネットワークを知りました。
前社を退職する前にカウンセリングを受け、まず試作金型や切削加工メーカーA社の紹介を受けました。二回の面接に通った結果、採用が決まりました。この会社は駅から遠く社内バスか自家用車等で通わなければなりません。面接を受けた際、二回ともA社の本部長がわざわざ車で送迎してくれました。一度目の面接の時、本社と近隣にある下請けの工場をご案内下さり、本部長自ら工場の各フロアにある機械の特徴等を紹介して頂きました。どんな加工を行う機械なのかを丁寧に解説し、車で送迎して頂ける会社は珍しいと思います。
それから翌週、A社の子会社であるB社の面接を受け、この時はB社の社長が面接官でした。この時もA社の本部長が車で送り迎えをして頂きました。その次の週に正式に内定を頂きました。

退職して二週間ほどで、こんなに早く採用が決まるとは思いませんでした。

入社後、実際の仕事内容はPCを使う仕事ではなく切削加工機を操作したり、製品の仕上げ加工を行っています。今までとは全く異なる職種であり、多々戸惑うこともあります。
主に金属や樹脂の加工業なのでマシニングセンターなど、それまでの実務で触れたことが無い機械を操作する為、まだまだ見習いです。仕事の段取りで分からない事が多いですが、地道に早く仕事を覚えたいと思います。

最後に仕事を紹介して頂いた株式会社エリートネットワークの転職カウンセラーの岩川様にこの場を借りまして、御礼申し上げます。

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