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コンサルティング会社から、事業会社への転職

コンサルティング会社から、事業会社への転職

No.406
  • 現職

    一部上場 パーク24(株)  人事部

  • 前職

    人事アウトソーシング・コンサルティング会社  マネージャー

下鳥 広高 氏 29歳 / 男性

学歴:法政大学 法学部 政治学科 卒
社会保険労務士

1.背景

自分のやりたいことを本格的に考え始めたのは、高校を卒業するぐらいからでした。もともと小さい頃から、野球を続けていたので、プロ野球の選手になるという夢は持っていましたが、それも高校を卒業する頃には、あきらめないといけないという現実が待っていました。そんな中で、大学に進学、就職氷河期を目の当たりにし、また、雇用状況もいつリストラされるか判らない世の中になり、これからは、自分の専門性を持っていないと、生きていけないのではないかと真剣に考えるようになりました。そういった状況で、大学在学中に、社会保険労務士の受験をし、運良く試験に合格。その後、法律の面白さに興味を持ち、大学卒業後就職をせず、司法試験の受験に専念することにしました。

司法試験自体は、4度受験しましたが、いずれも結果が伴わず、年齢的にもそろそろ就職活動を始めないと厳しくなると感じたことと、ロースクールの卒業が必須になるという状況もありましたので、司法への道を断念致しました。

もともと大学在学中に、社会保険労務士の試験に合格しておりましたので、社労士事務所か、もしくは、人事のコンサルティング会社に的を絞り、就職活動を始めました。就職活動を始めた当初、インターネットを通じて、様々な求人情報を検索していましたが、業界の特性だと思いますが、だいたいの企業は、経験者の募集のみでした。だめもとで応募してみましたが、案の定、電話で未経験の旨伝えると、その場で断られるということが多々ありました。そんな中、偶然見つけた人事のコンサルティング会社が、未経験者の募集も行っておりましたので、そちらへ応募し、見事採用されることになりました。

会社自体も急速に成長する時期を迎えていましたので、入社後はとにかく、これでもかというほどの業務量だったと思います。もともと経験がないということで、コンプレックスを持っておりましたので、与えられた仕事は何でもやる。更に専門性が求められる仕事でもありましたので、人事に関すること、社労士業務に関することを積極的に取り組んでいました。また、会社の成長期でもあり、対クライアントとの仕事だけではなく、新規の顧客開拓というタスクも加わり、法人営業の仕事も行いました。

朝から夕方まで、新規の訪問や既存クライアントへの訪問、会社に戻ってからは、資料作成、週末は、採用支援をしている会社の会社説明会の対応。また、自分よりも後から入社してきた新卒社員のマネジメント。とにかく、ブランクを埋め、専門性を追求することを念頭に、働き続けました。5年弱の期間でしたが、この間に、様々なことを学ぶことができました。人事に関すること、またクライアントも、大企業・中小企業・ベンチャー企業・個人事業主と様々でしたので、それぞれの会社が何を求めているのかも、仕事を通じて学ぶことができたと思います。

そういう環境で、働き続けていくうちに、コンサルタントとしての限界をなんとなく感じるようになりました。仕事であるコンサルティングは、あくまでも社長や人事の担当者の方とのやりとりが中心です。もっとも、自分たちが提供しているコンサルティングサービスは、社長や担当者の方だけではなく、その会社で働く社員のために、行わなければならないものであり、仕事を進めるうちに、もっとその会社の懐深くに入り込みたい、直接社員の方とも関わっていきたいと思うようになりました。

いわゆるコンサルティングの壁、外から関わることの限界みたいなものだと思います。様々な企業に出会えるということでの醍醐味はもちろんありましたが、クライアントにコンサルティングを行ったことがしっかりと社内に根付いているのか、1社1社もっと踏み込んだサポートはできないかという悩みでした。担当する企業数もかなりありましたので、限られた時間の中で、できることの限界みたいなものを感じていました。そういった悩みを抱える中で、もっと1つの会社に腰を据えて、じっくりと問題解決に取り組みたいと思い、転職をすることを決意しました。

2.転職活動

いざ転職活動を始めると決意したものの、厳しい雇用情勢でしたので、どうしたものかと最初は悩みました。求人媒体などを色々と当たってはみましたが、自分が希望する事業会社の管理部門の求人、特に人事に関する求人は、ほとんどない状況でした。また、人材紹介会社についても、ここ数年で多くの企業が生まれている状況も知っていましたので、どの人材紹介会社が、本当に求職者のために親身になってサポートしてくれるのかということも判断することが難しく、何より自分自身が前職の仕事柄、人材紹介会社の方たちと仕事をしていることもありましたので、求職者一人一人へのサポートがおろそかになっている現実も感じておりました。そんな中、自分の信頼できる先輩の紹介で、(株)エリートネットワークさんを紹介して頂きました。

初めて(株)エリートネットさんを訪問し、面接をして頂く中で、今まで自分自身が感じていた人材紹介会社への不安は、払拭されていました。その一番の理由は、形式的な面接をするのではなく、厳しい現実というものを初めから本音で親身になって話して頂いたという点です。自分が今まで築いてきたキャリアを客観的に見てどう感じているかということ、雇用情勢がもちろん厳しく求人案件が少ないということ、コンサルティング会社から事業会社への転職が厳しいということなど、転職そのものを深く考え、本当に求職者にとって、ベストな選択ができるように、紹介して頂く会社を厳選して紹介する姿勢やその転職活動に関するアドバイスが印象的でした。(株)エリートネットワークさんなら、自分の転職活動を親身になってサポートしてもらえると思いました。

最初の面談を終え、転職活動が始まりました。自分自身同様の仕事をしていたとは言え、いざ自分が転職をするとなると何をどうしたらいいのかという不安もありましたが、その都度、担当して頂いた転職カウンセラーの高橋さんに、適切なアドバイスを頂き、順調に活動を始めることができました。面接に臨む際のアドバイスや面接終了後のアドバイス、特にすごいなと思ったのは、企業側の面接を担当する方の人物情報や人間性などのアドバイスやそれを踏まえて、自分自身をどのようにアピールするべきかといったことのアドバイスを頂けた時は、面接に臨む自分へのプレッシャーの負担を軽減してくれるアドバイスでした。

そういった(株)エリートネットワークさんの親身なサポートがあったお陰で、当初難しいと言われていたコンサルティング会社から事業会社への、しかも自分が希望する人事部へ転職することができました。採用が決まった旨の連絡を頂いた時は、ご担当者の転職カウンセラーの高橋さんも、我が事のように一緒になって、喜んで頂き、本当に(株)エリートネットワークさんを通じて、転職活動をして良かったなと、これだけ多くの人材紹介会社がある中で、(株)エリートネットワークさんに出会えて、良かったなと思っています。紹介して頂いた先輩、そして、転職活動をバックアップして頂いたご担当者の方に、本当に感謝しております。

3.まとめ

転職活動を振り返り、自分の希望する事業会社からの内定を頂き、改めて感じたことは、もちろん面接で自分自身をしっかりとアピールするということ、自分の経験、今後のキャリアプラン・目標を明確にすること、その受ける会社を調べ、なぜその会社に入社したいのか、をしっかりと伝えることが大事だと思いますが、何よりも、良き転職活動のパートナーと巡り会うことが大事だということです。これだけ、多くの人材紹介会社がある中で、求職者と正面を向き合い親身になって、相談に乗り、アドバイスをしてもらえるパートナーに出会うことができるのかが、とても重要だと思います。

所詮、人は一人では何もできないということ、また自分をサポートしてくれる周囲の支えがあって生きている訳ですから、転職活動においても、そういった自分を応援してくれるサポーターに如何にして出会うか。転職活動に悩んでいる人をサポートしてくれる、しかも親身になってサポートしてくれる会社、担当者の方。そういったサポートが、(株)エリートネットワークさんにはあるということです。

自分の転職活動における体験が、他の転職活動をされている皆さんのお役に、少しでも立てれば幸いです。ありがとうございました。

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