本日現在1553
/ バックナンバーも全て読めます

一部上場自動車部品メーカーの経理への転職

一部上場自動車部品メーカーの経理への転職

No.342
  • 現職

    東証一部上場 自動車部品メーカー
    経理担当

  • 前職

    東証一部上場 自動車部品メーカー
    経理担当

新庄 旭 氏 35歳 / 男性

学歴:私立大学 経営学部 卒
BATIC(国際会計検定)838点

【転職のきっかけ】

私は、大学在学中に公認会計士を目指しましたが、最終合格には至らず、進路を変更し、10年ほど前に一部上場独立系自動車部品メーカーの経理として入社しました。
会社では、主計業務に携わり、月次決算の取り纏めからスタートし、年次決算、IR資料の作成、税金計算から国税局調査まで担当させて頂けるようになっておりました。
前職の会社では、バブル崩壊後の時期に管理部門の採用を極端に抑制しており、部門の人員構成上、中堅クラスが不足しており、負担は重かったのですが、一方で比較的早い時期から幅広く経験することができました。
経理業務を9年半にわたり経験し、経理業務に関してはほぼマスターしたなと思った頃、35歳という節目を迎え、専門性の幅を広げていきたいと思い、海外子会社や経営企画部への異動を希望しておりましたが、知識・経験を備えた社内のマンパワー不足に業績悪化が加わり、その希望が叶わない状況にあることがはっきりし、転職を決意しました。
また、2008年9月に米国での金融問題が表面化し、海外進出しているメーカーは、経済状況の悪化の影響を受け、来年度以降の採用は厳選化するだろうという予測から、転職するのであれば年内のうちに決めたほうがタイミング的に良いと思い本格的に転職活動を開始しました。
実際に転職紹介会社へ登録したのは、9月下旬でしたが、転職を意識し始めた数年前からキャリアの棚卸を行っておりましたので、以前に作成した職務経歴書をアップデートするだけで済みました。

【(株)エリートネットワークとの出会い】

(株)エリートネットワークは日経新聞で広告を目にしており、インターネット上の転職体験記を読んで、大手にはない良さ(例えば、企業担当者とカウンセリング担当者が一緒で求人票では見えてこない情報も掴みやすい、求人企業側の意向を直接ヒヤリングした上で、転職者側の親身になって相談に応じていることなど)に魅力を感じ登録しました。
登録後、銀座の(株)エリートネットワークに面談に伺い、転職カウンセラーの岩川さんにお会いし、転職の理由や会社の状況と担当している業務、今後の自分の目指していきたいキャリアの方向性などをお話ししました。不思議なもので、転職カウンセラーの岩川さんとお話していく中で、自分なりに自分の頭が整理されていく感じがしました。実は頭の中にあったものが、引き出されたというのが正しいかもしれません。一通り思いの丈をお話した後、業界や規模をあまり絞らなかったためもありますが、どっさりと求人を紹介されました。その場で気になった求人に関して岩川さんに質問しながら5社ほど選び応募意思を伝えました。気が付くと3時間弱の面談になっておりました。他の転職紹介会社のカウンセラーやサーチファームの方とお会いしたこともありましたが“格”の違いを感じた出会いでした。

【書類選考と面接】

職務経歴書は、自分というものを理解して頂くための重要な「ツール」であると思い市販されている書籍等を参考に作成しました。職務経歴書には、大きく分けて「編年体式」と「キャリア式」の2つのフォームがありますが、私は職歴としては、一社のみで且つ部署の異動もありませんでしたので、「キャリア式」にし、1枚目には、職務要約、資格、対応できる職務・希望、2枚目に主な職務内容と期間という構成にしました。
人事採用担当者、人事担当役員には1枚目で自分の志向を含めて理解して頂き、現場である経理部門と経理担当役員には2枚目でより詳細な職務を記載することで、今までやってきたアピール度の高いと思われる経験を「もれなく」且つ「簡潔」に伝えようと考え作成しました。
最初の面談時に応募する意志を伝えた5社に加え後日2社に応募し、書類選考を通過したのは4社でした。在職中で第二四半期の決算の締めの時期と重なり、面接の時間を確保するのに苦心しましたが、(株)エリートネットワーク様のスケジュール調整のお陰で段取り良く面接に伺うことができました。

応募する会社選びの上で待遇面に関しては現状維持ができれば申し分ないと思い、あまり待遇面はこだわりませんでした。実力以上の給与を頂くこということは、それだけ転職後すぐに高い成果を求められることにもつながり、長期的なキャリア形成のためにはかえって不利に働くリスクが高いと考えたためです。
重視したのは、長期的にキャリアを伸ばしていける環境かどうかという点です。
具体的には、会計・税務・財務等のキャリアを軸とした専門性をしっかり持ちつつ、その幅(マネジメント・語学力・原価管理など)を広げていくことで貢献できるキャリアを積めればと考えておりました。

また、そこで働いている人の価値観に共感できるかという点も意識していました。いわゆる社風にマッチするかどうかは、実際にその会社に足を運んでみないと分からないこともありますが、面接時にお話することで自分なりに確認していきました。
面接前には、各会社の事業内容と財務面のおおよその数字は頭に入れ、現状で貢献できると思われる仕事とその会社で将来的にチャレンジしてみたい仕事を考えた上で臨みました。
自分にとって足りないと思っていることは、取り繕わずに素直にこれから努力しますという自然体で臨みました。
結果として、10月末には自分の能力を発揮でき、志向を理解し育成していく旨の人事部長の御言葉を頂いた一社から内定を得ることができました。内定を頂いた時点で他の3社の選考も同時並行で進んでおりましたが、希望の一社の内定を頂いた時点で辞退しました。

【最後に】

私の転職活動は一ヵ月間という比較的短期間で満足する内定を得ることができました。短い間でしたが、転職活動をしていく中で、自分のありたい将来のビジョンや現状で足りない部分を考える良いきっかけにもなり、得るものが大きかったと思っております。
転職してから真価が問われてくると思いますので、今後も引き続き頑張っていこうと思っております。
最後になりましたが、(株)エリートネットワークのサポートに大変感謝しております。
初めての転職ということもあり、正直なところ不安もありましたが、転職カウンセラーの岩川さんの笑顔と元気さに勇気づけられました。この場をお借りして御礼申し上げます。
この転職体験記が少しでも転職を考えておられる皆様の一助になれば幸いです。

以上

この転職者を担当したカウンセラーに
転職相談したい

この記事をご覧になったあなたに

関連する転職体験記

転職体験記を絞り込み検索 全ての記事一覧は
こちら