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中国の子会社 董事長から、本社海外事業部の課長に

中国の子会社 董事長から、本社海外事業部の課長に

No.307
  • 現職

    金型部品メーカー 
    海外事業部  事業開発課  課長

  • 前職

    電子部品メーカー
    中国現地法人  董事長

草川 久男 氏 38歳 / 男性

学歴:一橋大学 社会学部 卒
HSK 10級

皆さん、こんにちは。私の転職体験記を簡単に書かせて頂こうと思います。今後、転職を考えられている皆さんのご参考にして頂ければと思います。
私は1999年に、中国語のプロになろうと、中国に渡りました。中国語で飯を食べられるレベルになりたいと考えていたので、それこそ、朝から晩まで、寝ても覚めても中国語を勉強しました。2年後には、HSK10級を取得していました。恐らく、日本に帰って、中国語の通訳を目指すことも可能だったと思います。
しかし、私はその道は選びませんでした。なぜなら、通訳という、人の意思を伝える仕事ではなく、自分が学んだ中国語を使って、自分自身の意思を中国の方達に伝えていきたいと思ったからです。また、中国という国をビジネスを通じて、もっと奥深くまで知りたいという気持ちもありました。

こうして、私は、中国で現地採用の仕事を探すという道を選びました。そして、深センにある日系のメーカーに採用されました。
中国という国では、思わぬことが次々と起こります。SARS、反日デモ、度重なる制度変更・・・。その都度、大きな決断を迫られました。しかし、こうした問題と取り組んでいくことは、とても刺激的でした。
また、私が中国語や中国の文化などに熟知していたことも評価され、3年余り経った後には現地法人の代表を任されるまでになっていました。
このように見ると、皆さんは、とても順調ではないか、転職する必要などないではないか、と思われるかもしれません。
しかし、法人代表となったことで、かえって、それまでは見えなかった会社の様々な矛盾が見えるようになってきました。本社の出す経営の方向性に、限界を感じるようになっていきました。しかし、この会社では、現地の法人代表は本当に小さな権限しか与えられていませんでした。
こうして、自分が法人代表として、なさなければならないことの大きさと、実際に与えられた権限とのギャップに悩む日々が続きました。
そして、悩んだ末に出した結論が、「転職」でした。そして、その時のキーワードはやはり、「中国」でした。私はやはり、引き続き中国という場で、自分の力を発揮したかったし、中国こそが自分の力を発揮できる場だと考えていました。それ以外の条件は、特に考えませんでした。

このように、転職の方向定めをしてから、色いろな転職サイトやエージェントを当りました。エージェントはいずれも、大手でしたが、残念ながら、あまり順調には進みませんでした。
その理由は恐らく、一つは私が本社採用でなおかつ、中国に派遣される仕事・ポジションという、かなり難しい条件をつけていたこと、二つ目には、私がそれまでの会社で、比較的早く法人代表という、全体を管理する立場になってしまったために、逆に、営業や製造といった、個別の部門での実務経験に乏しかったことなどがあったと思います。そのため、紹介はあるものの、やはり、実務経験を重視する求人が多かったため、書類選考の段階で通らないという状況でした。

そんな時、ネット上で、「中国 求人」をキーワードに検索をしてみました。その際に、上位に出てきたのが、(株)エリートネットワークさんでした。サイトを見てみると、中国関係の求人が、大手のエージェントよりもずっと多いように感じられ、早速登録しました。その後、中国まで電話を下さったのが転職カウンセラーの岩川さんでした(とても、若々しく、張りのある声だったので、自分と同じぐらいのお歳かと思っていましたが、後にお会いしたら、想像よりずっと年上の方だったので、驚きました(笑))。
他のエージェントの方も、中国にいる私に電話はしてくれましたが、それで終わりでした。しかし、岩川さんは、私が日本に出張した時に、会いたいと言って下さいました。
日本で面談して、私の希望や経歴を岩川さんに詳しく伝えた後、岩川さんは早速、中国と関係のある2社を紹介して下さいました。いずれも、私の経験を存分に生かせる仕事でした。2社に応募したところ、いずれも書類選考が通って面接に進みました。そして、最終的には、このうちの1社に入社することが決まったのです。

なぜ、(株)エリートネットワークさんにお願いしたら、こんなにすんなりと新しい仕事が決まったのでしょうか? ポイントは二つあると思います。
一つは、先ほども書きましたが、岩川さんが、中国にいる私であっても、直接会うということにこだわって下さったことで、私という人間を理解して頂いたこと、もう一つは、(株)エリートネットワークさんの場合、大手のエージェントと違い、転職希望者の窓口と企業の営業担当を分業せずに一人の方がやっていらっしゃることです。
この二つが重なることで、他のエージェントからは、書類を通じてしか伝わっていなかった私という人間、私の中国に対する思い、情熱といったものが、岩川さんを通じてダイレクトに企業に伝わり、比較的順調に面接に進めたということがあったのではないかと思っています。
私は(株)エリートネットワークさん、そして、転職カウンセラーの岩川さんに本当に感謝しています。
これから転職を考えられる皆さんにも、大きなエージェントだからいいという訳では決してないということで、私の経験をご参考頂ければと思います。

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