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第二新卒、異業種・異職種の転職を成功させる方法

第二新卒、異業種・異職種の転職を成功させる方法

No.204
  • 現職

    マザーズ上場ITベンチャー 営業企画推進担当

  • 前職

    大手損害保険会社 総合職

山崎 春香 氏 25歳 / 女性

学歴:一橋大学 商学部 経営学科卒

はじめまして。国内最大手の損害保険会社を1年で退職し、諸事情により5ヶ月程のブランクを経て、この9月からITベンチャーで働くことになりました。
社員数20,000人の会社から、200人の会社へ!
ITとかeコマースなんて、全然分からなかったのに!
この思いもよらない展開に胸を躍らせ、一方、自分で選んだ道だからどんなに険しくともそう簡単には諦めないぞ、と闘志をみなぎらせ目前に控える入社日を心待ちにしています。少し遠回りしたけれど、スタート地点にやっと立つことができました。本当の私はここから始まる、後は自分の持てる力を振り絞って駆け抜けるつもりです。

まず、この体験記の視点を明確にしておきたいと思います。
テーマはズバリ『いかにして異業種・異職種の転職を成功させたか』。

「第二新卒をウリにキャリアチェンジしたい」
「石の上にも3年と言うけれど、今の会社・仕事は何か違う!という確信がある」
「大企業の中の歯車として平凡なサラリーマンになってしまうことに危機感を覚える」
「スキルはないけど、情熱は人一倍ある」
といった思いを持ち、転職を考えている方に参考にして頂ければ、と思います。
多くの先輩方が、以上の私の文章を見て「最近の若者って奴は青い鳥症候群ばかりだ…。世の中そんなに甘くないぞ」と嘆かれることと思いますが、そのとおり!世の中そんなに甘くありませんでした。辛くて悔しくてへこたれそうになって、悩みながら走り続けました、(株)エリートネットワークのカウンセラーの溜池さんと共に。そして結果的に私は、青い鳥捕獲をやってのけました。長く感じられた活動期間も、終わってみれば初めて(株)エリートネットワークに相談した日からちょうど1ヶ月で、第一志望の企業から内定を得ることができていました。

この1ヶ月間は私の人生の転換点でした。
転職活動中、熱い想いを伝え切れず、悔しくて悔しくて、泣きべそかきながら帰ることも少なからずありました。そんな時、ふと気付いたのです。「私、今までこんな悔しい思いしたことなかったかも?」と。おそらく思うにそれは、今までこんなに本気になって (人から機会を与えられるのではなく) 自分からやりたいことを掴み取ろうとしたことがなかったからかもしれない。そしてこんな私の無謀なチャレンジを (呆れながらも) 暖かくサポートしてくれている両親や友人、もちろんカウンセラーの溜池さんに心から感謝し、私を支えてくれる人達の期待に応えるべく新たな闘志を燃やす毎日でした。人生80年、これからも色々なことがあると思うけれど、それでも思い返すことがありそうな25歳のひと時。今、全てを振り返って、転職を通じて人間的に成長できたと思うし、新卒の時に知らなかったような仕事を知ったり、ビジネスにおける強者どもと意見を戦わせたり、本当に貴重な体験をすることができてラッキーだったと思います。

ここでポイントなのは、本当に信頼できる・思いを共有できるキャリアカウンセラーに出会えたということです。
なぜカウンセラーとの出会いが重要かと言うと、社会に出てほんの少し世の中や会社のことが分かってきた (つもり) 結果、自分のやりたいことが明確になってきても、それをどこで実現するかというフェーズになると新卒の頃の職業観から抜け切れないからです。つまりキャリアチェンジしたいと言いつつも、溢れる求人情報の中で、やっぱり新卒で就活していた頃に知った仕事 (例えば「コンサルタント」という言葉はとても魅力的に感じてしまう) や、新聞をにぎわすような大企業に目を向けてしまう。これでは本末転倒、転職しても「やっぱり何かが違う。もっと私に合った仕事があるはずよ」ということになりかねず、それこそ大先輩の方々のため息も増すばかり。

社会人経験も浅い若輩者の私には、常に世の中の職業にアンテナを張り巡らせている「プロ」であるカウンセラーの方々に、思いもよらなかった可能性を提示して頂けたことが何より重要でした。
ではどうやったら「思いもよらない可能性」を示してもらえるのかと言うと、カッコつけずに自分のありのままをカウンセラーの方に伝える必要があります。私は前職での経験や将来のビジョンだけでなく、小学生時代からの武勇伝の数々や最近のニュースについての自分の見解なども担当のカウンセラーの溜池さんにお話しました。そのような中から私のチャレンジ精神や負けず嫌いな性格、責任感や根性といった職務経歴書だけでは伝え切れない人間性の部分も理解して頂き、企業様にもそういった部分を補足して推薦して頂きました。確かに初対面の人に自分の良いところも悪いところも全て見せるということに抵抗を感じる方も多いと思いますが、カウンセリングは面接ではありませんし、私は失うものは何もないと思っていました。カウンセラーの方に私自身を好きになってもらえなければ (溜池さんは女性です。あやしい関係ではありません) 面接という限られた時間での勝負の場で、誰が私を採用しようなんて思ってくれるんでしょうか?転職後のミスマッチを防ぐ上でも有効な策だと思います。なぜなら(株)エリートネットワークの方々は法人営業もカウンセリングも分業せずに各自両方共ひとりでやってらっしゃるので (ご苦労様です) 、社名や表面的な企業概要では分からないような業務内容についてもアドバイス頂けると思います。

結論として、新天地でゼロからやり直してみたいと考えていらっしゃる第二新卒の方に、経験者としてアドバイスできることがあるとしたら、信頼できるカウンセラーの方に自分を曝け出し、二人三脚で厳しい転職活動を頑張り抜くことが適職への一番の近道なのではないかと思います。後はあなたが転職で何を実現したいか、熱い想いを面接で語り、第一希望の会社を口説き落とすことでしょうか。頑張って下さい。

最後になりましたが、(株)エリートネットワークの皆様、特にカウンセラーの溜池さん、本当にありがとうございました。転職活動は無事成功しましたが、これからもお互い働く女性として意見交換し合えたらなと思います。今後共よろしくお願い致します。

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