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1級建築士、ハウスメーカーから不動産デベロッパーへの転職

1級建築士、ハウスメーカーから不動産デベロッパーへの転職

No.987
  • 現職

    JASDAQ上場 独立系不動産デベロッパー 不動産本部

  • 前職

    一部上場 大手ハウスメーカー 集合住宅設計課 設計担当

本郷 健夫 氏 39歳 / 男性

学歴:京都工芸繊維大学 工芸学部 造形工学科 建築コース 卒
1級建築士

私は、新卒で入社したハウスメーカーで、工業化商品を扱った賃貸の集合住宅の設計・積算を17年間行ってきました。
新卒の就職活動時期は、丁度就職氷河期のピークで、学部卒では設計の求人が地元の設計事務所かハウスメーカーしか選択肢がありませんでした。
設計事務所に内定を頂いていましたが、まずは不況の影響も小さいとおぼしき大手のハウスメーカーで設計として経験を重ねよう、との思いで入社を決めました。

工業化商品の賃貸の集合住宅となると、設計としてはどうしてもスキルが偏ってしまう事は自覚していました。過去にも転職を考えたことはありましたが、結婚や子育て、マイホームの建築等私生活が慌ただしかった為、転職に対する具体的なビジョンを描けず40歳近くまで前職で仕事を続けてきました。
ですが私生活も落ち着き始め、定年まであと20年以上と考えた時、前職で行っていた定型的な仕事ではモチベーションがどうにも維持できないことを確信した為、転職を決意しました。

転職活動を始めるにあたり、まずは大手人材紹介会社の転職サイトに登録しました。これが3月中旬頃です。
志望業界・転職先についてはインハウスエンジニア、もしくは独立設計事務所でのCM (コンストラクションマネジメント) 業務等、発注者側として設計に携わりたい、という長年の思いがありました。

転職活動を行っていた中で、同社の転職サイトを通してエリートネットワークの転職カウンセラー小中出様から、求人案件を紹介して頂きました。
その求人の具体的な内容を紹介して頂きたい、と私から連絡を差し上げたところ、まずは銀座のオフィスで直接会って面談したい、とのお話を頂きました。
その頃は仕事が忙しく、なかなか定休日も休みづらいような時期でもありました。また他の人材紹介会社は電話面談で済むケースもあったので、わざわざオフィスまで行くのは正直しんどいな、というのが本音でした。

面談日、小中出様と初めてお会いして、まず驚いたのは私の人間性や人柄について細かく聞いて下さるところでした。大学でなぜ建築コースを志望したのか、そもそもどういったことが好きか、普段の生活では何をしているか、おそらく直接転職活動と関係しないのではないか、という部分にわたるまで、私という人間に興味を持って質問して下さっている事が伝わり、大変有難く感じました。
例えば、私が建築そのものを好きであること、普段から興味のある建築物や、建築家の講演会にもよく足を運んでいること等を小中出様にお話させて頂きました。

その面談時にご紹介して下さった企業様が、今回内定を頂いた企業様です。
不動産事業をリノベーションから新築まで用途も幅広く手掛ける企業様で、当初の希望通り発注者側の設計として働くことが叶いましたので、小中出様には大変感謝しております。

転職活動を総括すると、書類選考を申し込んだのが15社程で、通過したのがうち7社でした。
書類選考の通過率が比較的高かった理由としては、私が過去に手掛けた特殊物件をポートフォリオとしてまとめていたことだと思います。
普段から過去に手掛けた物件の写真やデータをきちんとストックしていた為、今回の転職活動の際に即活用することができました。

最終的には幸運にも4社から同時期に内定を頂くことができた為、その中から一番仕事が面白そう、且つ社風が合いそうで、条件も良い企業様への転職を実現することができました。

内定を頂いた4社のうち3社は、小中出様からご紹介頂いた企業様です。
これだけスムーズに転職活動が進んだのは、面接時に小中出様が各企業様へ事前に送って下さっていた私の 「推薦状」 に、おそらく私の人柄が的確に表現されていたからではないかと思います。(面接の際に私がまだ話をしていない内容を企業様から持ち掛けられて話が盛り上がる、ということを何回か経験しました。)

今回転職活動で学んだことは、自分の人柄を認めて頂ける企業様で、且つ人を育てる余力のある企業様であれば、多少は未経験の分野であったとしても志望動機さえしっかりしていれば採用の可能性がある、ということです。

その為にも普段から自分という人間性をメタ認知しておくことが大切だ、と感じています。
私は普段読書をすることでその感覚を磨いてきました。
年間で100冊以上読書をしているので、その経験は転職活動に大変役に立ちました。
(もちろん直接的に、ではなく間接的にですが。)

今回入社する企業様は、これまで自分自身を磨いてきた私の人柄を認め、選んで下さいました。
これから一緒に仕事ができることを楽しみにしています。
仕事内容もこれまでとは大きく変わりますので、今まで以上に学び続けることを大切にして仕事を楽しみたいと思います。

エリートネットワークの小中出様とのご縁で、今回の転職活動のご支援を賜ることができました。
本当にありがとうございました。

以上

この転職者を担当したカウンセラーに
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