本日現在:1297 転職体験記
No.1269

総合商社3社を渡り歩いた猛者、強みは「自動車×海外×経営」

前職
一部上場総合商社 エネルギー関連事業 新規事業開発
大手自動車メーカー 海外営業
一部上場総合商社 自動車関連事業
外資EC企業 プライベートブランド事業
現職
一部上場 総合商社 自動車関連事業 管理職
山城 幸助 氏 / 45歳
慶應義塾大学 経済学部 卒
実用英語技能検定1級
TOEIC 985点
スペイン語(ビジネス会話)

1.始めに

今回の転職に際しては、エリートネットワークの転職カウンセラーの高橋さんにお世話になったが、実はこれは2度目。1度目は約20年前、新卒で入社した総合商社から自動車メーカーへ転職した際。そして今回、偶然興味を持った企業をご担当されていたのが高橋さん。

詳細は後述ご参照頂きたくも、転職は最終的には運・縁・タイミングだとつくづく思った。高橋さんへの感謝の念を表すべく、今回『転職体験記』なるものを纏めた次第。

2.原体験

私は小学高学年から高校卒業までの間、約7年間、欧米で過ごした。その間、家族で旅行したエジプトでの象徴的な出来事が私の価値観や行動規範の一つを形作ったと思う。

エジプトはナイル川をクルージングし、停泊する場所毎に数千年前の遺跡を巡る豪華な旅。その旅先で、遺跡訪問後、車で立ち去る際、私と大して年齢が変わらない少年が周りを取り囲み、バックシーシーと叫びながら、車の後を必死に追いかけてくる。何食わぬ顔で、父がどこかのホテルにあったであろう、ボールペンを窓から放り投げると、我先にそのボールペンに集まる子供たち。

生まれる場所や環境でこうも人生が変わり得るのか、と強い衝撃を受けたのと同時に、与えられた環境に感謝し、謙虚に真摯に向き合う事の重要性を強く誓った事を昨日のように思い出す。

3.新卒時

大学では開発経済・国際経済を学び、政府系開発銀行、重工メーカーや商社などを志望し、最終的に総合商社へ入社。エネルギー関連の新規事業を担当する事となったが、元々新たな価値創出を実現すべく入社した為、願ったり叶ったり。

大学同様4年間で1人前になるべく、狂ったように仕事に邁進。ある新規案件を企画し、実質推進リーダーとなったものの、入社後3年目で異動となった。全く畑の違う石油製品を取り扱うその部署は、エネルギー部門のトップを輩出する事が多いエリート部署ではあったものの、私は大きく意気消沈。加えて、同部署で働く中で、当時の鼻息荒い私はある程度の実力と媚びで昇進する社内文化に嫌気がさしていく。

年齢・性別・国籍に拘らず、実力に応じた成長の機会を与えてくれる実力主義を標榜する会社を求め、入社後4年目で自動車メーカーへ転職。

4.自動車メーカー

元々自動車に興味があった訳ではなく、純粋にOutputを出せば出すだけ、それに見合った機会を与えてくれるという触れ込みで入社した自動車メーカー。当時の私のニーズを汲み取って本自動車メーカーをご紹介下さったのが前述高橋さん。また、丁度そのタイミングで自動車メーカー社長の書いた本に啓発を受けていた事も重なり、転職。

海外営業担当として入社し、ゼロからこれまた猛烈に仕事に邁進。結果、入社1年後には中近東にある子会社へ出向させて貰い、そこで非常に有意義な3年間を過ごした。しかしながら、駐在中に社長が「海外に駐在する日本人は付加価値なし、本社に帰任すべし、現地は現地人に任すべし」という大きな方向転換を打ち出した事を受け、本自動車メーカーでの学びを更に深く太く出来る企業がないかを探索。

たまたま某総合商社の中途採用募集サイトを見つけ、応募・合格。

5.総合商社自動車関連事業

同総合商社の本部では、初となる中途採用社員となるも、早速中南米地域における新規事業開発を担当させて頂いた。日本及び中南米を往復する事、数知れず、新たな事投先を設立する為の企画書や稟議を無事終え、2年後には中南米地域へ駐在。

中南米地域には5年駐在後、そのまま豪州へ横異動。豪州では販売代理店の経営幹部として5年駐在。極めて優秀な上司に揉まれた計10年間の海外駐在を終え、日本へ帰国。

本社では南アジア市場における事投先管理及び新規事業立ち上げを担当。新規事業立ち上げは非常に多くの学びがあったものの、私が本社帰任前より出向予定であった超問題児の事投先に対する経営層の考え方や言動に直に触れ、最終的に退職を決意。

端的に言えば、同事投先に対して所謂コンコルド効果的な対応をし続ける中、自分自身がその事投先の経営層として5年程度出向しても、説明責任が果たせず、自己成長もない、と確信。社内政治案件である事投先へ出向する事を我慢すれば、その後本社で部長など、同総合商社に残る事で得られる社会的地位と名声や給与も頭をよぎった事は事実。

しかしながら、健康寿命まで社会貢献していく事を考えると、残念ながら、この会社に居続ける事は自分の信条であるノブレスオブリージュにも反する為、退職。

6.外資EC企業

設立後20年で一挙に世界的企業に急成長したEC企業で本格的に日本市場のプライベートブランド事業を強化する、という触れ込みで、転職エージェントより紹介あり。いずれ自動車xEC(ネット)という切り口で産業構造の変化や新たな事業が生まれると踏み、EC側を深堀する事は自分の大きな成長に資する、と考えた。

無論、ECやプライベートブランド事業に関するノウハウを有していなかったものの、そもそも社歴も短い企業である為、Catch Upは十分可能と踏んだ。更に、常に先入観を排し、現況に胡坐をかかず、成長に貪欲、また、ヒトの育成にもコミットしている、同社の行動規範にも強く惹かれ、新天地へ飛び込む事を決意。

最終的には半年間で退職。詳細は記載出来ないが、私の職業倫理に反する職務内容。それに加え、オーバーストレッチした目標を部下に与えるのみの放任主義、ついてこれない部下は退職して貰ってOK、というヒトを使い捨てる上司の考え方に全く同意出来ず。

同社の次年度の予算策定等を全て完了した1月末に退職。これ以上、本EC企業に勤める事はマイナスこそあれ、プラスはないと判断し、定石ではないが、転職先未定のまま、退職。総合商社を退職した事自体に後悔はなかったものの、本EC企業への転職を通じ、今までの自分の企業選択に際する基軸や判断基準等で省みる点は多く、次に活かそうと強く誓った。

7.総合商社 自動車関連事業

自分の強みは「自動車x海外x経営」の3本柱。今まで会社の看板に頼らず、自分なりの経験・スキル・力量を蓄えてきた自負はあり、海外事業投資先経営層や新規事業開発では即戦力となり得ると見ていた。また、45歳という年齢自体もある種、脂が乗っている年齢層と考えて貰えるのでは、と考えた。とはいえ、志望先である商社や自動車メーカー各社の募集時期や募集職種がばらばらである上、私の世代の役職にはプロパー人材を登用したいと考える大企業が多い為、ある程度中期戦になると見ていた。

また、IR目的の「なんちゃってDX」や「なんちゃってDiversity&Inclusion」を打ち出している会社ではなく、事業価値創出及び年齢・性別等に拘らず、人材育成・活用に真剣な会社である事を見定めた上で、私の3本柱をより強化できる会社があれば、と転職エージェントへ登録。

そんなある日、転職斡旋会社のメール配信の中で、ある会社に興味を持った。ご担当者を見ると、そこには20年前にお世話になった高橋さんのお名前が。Zoom面談にて今までのキャリア変遷を説明。その後、ほどなく高橋さんより今回の転職先である総合商社でもニーズがあるかも分からないので、職務経歴書などを提出してよいかとの連絡あり、快諾(同総合商社のウェブサイトでは、公式には自動車関連部局の募集は一切なし)。

高橋さんのこのアクションのお蔭で、そこから先はとんとん拍子。SPIや適性検査、4回もの面接も無事完了し、晴れて内定となった。面接合否や次なる面接の日程調整以外はほぼ高橋さんとのコミュニケーションはなかったものの、私自身もそれ以上を望んでいなかった為、終始適度な距離感で付き合えた。振り返れば、高橋さんが私のキャリアへ一定の評価をしてくれたからこそ、私を総合商社へ売り込んでくれたと思っており、改めて御礼を申し上げる。

8.最後に

健康寿命まで社会に貢献すべく、自己成長を図れる環境に身を置き続けたい、また、事業を通じたヒト作り、次世代へのバトンタッチが出来得る総合商社で新たな一歩を進める事が出来る幸せを感じる。また、今まで様々な企業や場所で学べた事、知り合えた人との繋がりに感謝の気持ちを持ちつつ、新たな環境において謙虚に学び、更なる成長を遂げる事で、私なりの恩返し、そして、自分らしい人生を送っていきたい。最後に、転職先確定に至るまでの間、心身共にサポートし続けてくれた家族に対して深く感謝したい。

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