子供の頃からバリバリ働きたかった女性、結婚を機に契約社員になるも、海運物流の経験を活かし再度正社員に

子供の頃からバリバリ働きたかった女性、結婚を機に契約社員になるも、海運物流の経験を活かし再度正社員に

No.1262
  • 現職

    東証1部上場 車用品小売チェーン企業 東京本部 流通管理部 流通管理担当(正社員)

  • 前職

    東証1部上場 半導体製造装置メーカー 製造本部 地方拠点生産工程管理(契約社員)

上里 圭子 氏 31歳 / 女性

学歴:都立高校 普通科 卒
有名私立大学 学芸学部 卒
TOEIC 760点
秘書検定2級
サービス接遇検定2級
観光英語検定3級

①    新卒での就活の時の志向など

学生時代の就活はとても苦戦したことを覚えています。

世の中の根本を支えている、すぐには無くならない仕事・会社 という軸で就職活動をしていました。そのため、業界や職種に拘らず幅広く企業を見るようにしていました。
最終的に、大手素材メーカー系の総合物流会社に総合職として就職することに決めました。

物流はコストである反面、さまざまな事業の根底を支えている不可欠なものであり、自分の軸に当てはまるので挑戦しようと思ったからです。
また総合物流であれば、陸海空のどの分野にもチャレンジする環境があり、幅広く働ける可能性があったのも、就職を決めた要因の一つです。

また、もう一つ拘ったのは総合職で働く環境に身を置くということでした。中学生時代くらいから、なんとなく「世に言うキャリアウーマン」になりたいという漠然とした憧れがあり、男女関係なくバリバリ働いて成果を出したいと思っていました。

内定をいただいた会社から「物流は男社会で泥臭い世界だけど大丈夫?」と、いうようなことを聞かれ、当時は悔しい思いをしたので、世間知らずではありますが、それなら私が変えてみようという気持ちもあり、総合職で物流会社に入社することを決意しました。

②    入社した会社での業務

新卒で入社してすぐ地方の支社へ転勤となり、希望していた海運関係の部署に配属されました。担当の船の運航管理、顧客への法人営業、予実解析等の実務から管理業務まで幅広い業務を経験しました。

海運という仕事柄、女性も少なくまさに男性社会での仕事だったので、その中で少なからず悔しい思いもしましたが、この経験で得た忍耐力や人間関係の構築方法、コミュニケーションスキルは今でも私の基盤になっているスキルだと思います。

その後本社に異動となり、引き続き海運の業務を経験しました。
当時、海運は特に女性の総合職が少なく、ロールモデルがいない中、私の思い描くバリバリ働く働き方ができたことは大変だった反面、道を切り拓くやりがいがあり、自信がつきました。

③  一度目の転職に至ったきっかけ、背景

充実した会社生活でしたが一度目の転職をします。
理由は結婚です。元々転職を検討していた時に夫の転勤が重なり、それを機に転職することを決意しました。

それまでなりふり構わず自分中心に働いており、結婚によって自らのキャリア形成のペースを落とすことに抵抗がありました。ですが、配偶者の転勤を機に自らの働く環境を変えることも一つの選択肢かなと考えるようになり、決断しました。

④  一度目の転職で感じたこと

2社目では、生産工程管理の仕事をしました。もともと転職を考えていた際に、次は製造業側で物流をツールとして使う立場で仕事をしたい、と考えていたので、希望通りの転職となりました。夫の転勤先で通勤できる範囲内での転職活動だったため、今まで拘ってきた総合職での採用は叶わず、採用ポジションのタイミングもあり契約社員として働くことを決めました。

当時は、結婚後の生活を考えると契約社員として柔軟に働ける勤務形態の方がメリットがあると思いましたし、自らのキャリアダウンも仕方がないと感じていましたが、正直、「自分の理想の働き方を変えなければならない」という悔しい気持ちはありました。

⑤   二度目の転職

転職をして2年経ち、今回二度目の転職を決意します。
その転職活動のサポートをしていただいたのが、エリートネットワークさんの転職カウンセラーの黒澤さんです。

転職の理由は、キャリアアップ。やはり総合職でバリバリ働きたい気持ちが消えず、ずっともどかしい気持ちを抱えていました。契約社員ではありましたが、それなりに責任があり、やりがいのある働き方をさせてもらいましたが、仕事量も内容も物足りなかったです。

家庭に専念できるように、と決断して選んだ道でしたので、とても働きやすい環境ではあったと思います。ですが30代に差し掛かり、自らの人生を考えた時に「仕事も家庭も、どちらも理想通りにできる方法はないか」と考えるようになりました。やはり私は学生時代から目標だった「バリバリ働く」という生き方を諦めたくなかったですし、そうしている自分が生き生きしていたと思いました。

他者や環境に依存して決めてしまったキャリアをもっと主体的なものにしたい、と思ったのが転職の理由です。黒澤さんに素直にこのことを伝え、転職活動を進めることになりました。

黒澤さんにお世話になってからはとんとん拍子に転職活動が進み、最終的に今回入社する上場企業から内定をいただくことができました。

⑥  こだわり、譲れなかった点

二度目の転職活動の軸は「総合職であること」、「物流のスキルが生かせる企業・職種」で、居住地に拘らず企業を探しました。

とにかく自らのやりたいこと、想いを優先してキャリアアップのための就職活動するようにしていました。

⑦  転職活動で気づいた点、学んだ点

今回の転職活動では、自らの想いを伝えることの大切さを痛感しました。

転職サイトにたくさん登録しましたが、私のような条件の就職活動はなかなかうまくいかず悩んでいました。そのときにちょうど見つけたのがエリートネットワークさんの『転職体験記』です。私と同じ出身校や似た境遇の方が転職を成功されていて、ここならなんとかなるのでは……と思い面談を申込みました。
黒澤さんには初回の面談からしっかり話を聞いていただき、私の今回の就職活動にかける想いを伝えることができました。

正直、転職活動全体を通して、書類すら通らないこともあり、「既婚、地方在住、契約社員」であることがネックになっているんだ、と落ち込んでばかりいました。
本当に転職する気があるのか?と思われたのは当然だったと思います。ですが今思えば、転職に至った経緯や想いを伝え切れていなかったのだろうなと思います。

なぜなら、黒澤さんが繋いでくださった縁もありますが、私のような条件でも採用してもらえる会社が見つかったからです。面接前に黒澤さんからいただいた「想いを素直に伝えれば大丈夫」という言葉はまさにその通りだったなと思います。
想いを伝えてそれがマッチすれば、結果は必ず出るのだなと思いました。

どんなに不利と思われる状況でも、実直に想いを伝えること、自らの実務経験に自信を持つことが大切だと学びました。

⑧  次の職場への意気込み、覚悟

私にとってはチャレンジングな職種、仕事内容であり、初めて経験する業界なので少し不安はありますが、新たな環境にわくわくもしています。
思い描く通りにバリバリ働くことももちろんですが、私生活とのバランスも含めて何かを諦めるのではなく工夫して乗り越えていきたいと思っています。

何より自分が何にも依存せず決めた道なので、巻き込んでしまった家族のためにも責任を持って仕事に取り組んでいきたいと思っています。

⑨ 最後に

人生の方向性に迷った私がエリートネットワークさんのHPに偶然辿り着き、『転職体験記』に勇気付けられ、面談を依頼したこと。黒澤さんに担当してもらえて、私にマッチする転職先をご紹介いただいたこと。そして企業に想いを受け入れていただけたこと。

ご縁が重なって、約1ヶ月ほどで転職活動を終えることができました。どれが欠けても、今回の結果にはなっていなかったと思います。このご縁を大切にして、これからの新たな人生悔いのないよう過ごしていきたいです。

『転職体験記』に救われた一人として、私の経験を書かせていただきました。
転職活動は人生の大きな岐路です。どなたかのきっかけや励みになれたら幸いです。

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