本日現在:1223 転職体験記
No.1221

子どもが出来たことをきっかけに、高炉メーカーを飛び出す人事マン

前職
一部上場 大手鉄鋼メーカー 人事部
現職
一部上場 大手製薬メーカー 人事部
栗本 知治 氏 / 34歳
群馬県立前橋高等学校 卒
東京大学 文学部 卒
TOEIC 965点

新卒時の就職活動と、入社後の経験

今回、自分自身の転職活動やこれまでの人生を振り返ってみて、改めて人生というのは偶然やご縁が重なって形成されていくのだなと実感している。

私が新卒時に就職活動をした頃はリーマンショック後の不況の時期で、大手各社が軒並み採用数を絞っている時代であり、所謂買い手市場の時代だった。そんな中でも国家、日本の根幹たるモノづくりを支えていける産業に魅力を感じ、鉄鋼メーカーへ就職した。当時、優秀な方が多く、そんな環境で自分を磨き、恥ずかしながら将来はこの会社の経営を担うという気概まで持っていた。事務系総合職はジョブローテーションが活発だったが、様々な分野や職種を経験できることは、将来経営者になる上でもプラスになると考えていた。
従って、この当時は、転職することなど全く考えておらず、一生勤め上げるつもりであった。

入社後は製鉄所での生産管理に携わり、現場の方々とどっぷり仕事をしてモノづくりの基礎や仕組み、勘所などを学びながら、生産管理システムの刷新というプロジェクトにも関わることができた。生産現場では顧客(営業)側と製造部隊側とで利害がマッチしないことが多く、間に入って折衝していく様な折衝力や調整力はこの時に鍛えられた気がする。
また、法人営業も経験し、自動車メーカーや部品メーカーなどを顧客に、販売計画の立案から実際の商品提案まで担当し、顧客との良い関係にも支えられてやりがいを感じていた。時には東京から中国地方までクレームの謝罪に行脚し、お叱りをいただくような経験も含め、「商売」というものを肌で感じることができた。

人事部への異動

一事業部の生産や営業に関わる中で、折角大企業に入ったので全社的な観点で業務に当たる管理部門へ、特に現場での経験を通じて人や組織の重要性を感じていたことから、人事部へ行きたいと考える様になった。そこで異動願いを出したところ希望が叶い、人事部での業務に当たることとなった。

人事では採用や育成、タレントマネジメントなど多様な経験を積むことができたが、特に人事施策を考えるためには事業戦略を考えねばならないということを上司から強く指導いただき、この考えを持ってから、人事の仕事がより充実したものに感じられた。これまでこの会社でゼネラリスト的なキャリアを歩んできたが、その終着点は人事かもしれないなぁ、などと考えたこともある。自分の中で、人事は特にしっくりくる感じがあったのだ。

転職を考え始めたきっかけ

では、苦労して入った会社でなぜ転職を考えることになったのか。
直接的な転機は結婚と子の誕生である。妻のキャリアも尊重しながら、子供もなるべく安定的な環境で育てたいという想いが生じ、将来的な転勤は最小限にしたいと思う様になった。
一方、自分自身のキャリア観を見つめ直すことにもなり、このままゼネラリストを追求するのか、今やりがいを感じている人事のキャリアを積み重ねていくのか、と考えた際、後者への想いが強くなっていった。人生100年時代とも言われる中で終身雇用も保障されない世の中にあって、自分の軸となる領域を持ちたいと思った。

また、将来経営に携わりたいという思いを持つ中、人事は経営と密接に繋がっており、ある意味夢に近づけている手応えの様なものもあった。折しも鉄鋼業界は中国勢に押され国内需要も縮小する中で今後の成長が見込み難く、また今後攻めのクリエイティブな仕事に関わるチャンスも少ないのではと感じていた。

そう考えた際、人事というキャリアを軸に、成長産業に関われ、且つ居住地もある程度固められるというのが自分の転職の軸となった。転職活動のスタートである。

転職活動のスタート

まずはスカウト型の転職サイトへ登録してみて、自分にどの様なオファーが有り得るのか見てみることにした。自分自身は人事関連を希望していたが、人事経験自体は3年と短かったため、もう30代中盤に差し掛かる中でどれだけの求人があるのだろうかと思っていたが、コンサルタントや事業会社の人事ポストの話は思いの外多かった。
その中で、大手エージェントからは組織人事コンサルを提案され、もともとコンサルに興味はあったことから、まずはコンサルを見てみることにした。
何社か応募したところ、思ったより順調に選考が進み、2社からオファーをいただくことができた。

話が前後するが、事業会社に関してはどうかというと、ここで(株)エリートネットワークさんにお世話になることに。
エリートさんのことは元々認識しており、転職カウンセラーの高橋さんとは以前ご挨拶したことがあった。自らの転職にあたり、高橋さんに相談することにした。
銀座のオフィスで2時間ほどお話しさせていただき、学生時代から今に至るまで事細かにヒアリングを受けた。ちょっと面接を受けているみたいだった。

その後、事業会社の人事ポストをいくつかご紹介いただける事となった。
成長性という点でベンチャー数社に応募するも、こちらは書類選考で結果が芳しくなかった。自身の専門性が低いことや、重厚長大産業の出身者は魅力的に映らないのであろうか。

そんな中、大企業の非公開求人を1件ご紹介いただいた。それが今回入社することとなった、製薬会社の人事ポストだった。
その会社自体は就職活動の際に説明会だけお邪魔したことがあり、朧げながらいい印象を持っていたが、今や更に成長し飛ぶ鳥を落とす勢いである。そこが人事で求人しているというのだ。
更に要件を見ると、人事以外の経験のある方歓迎、というものであった。この求人を見たとき、何か来るものがあったのをよく覚えている。高橋さんにすぐ応募をお願いした。

すると、こちらは先方の役員預かり案件だった様で、役員の方へ直接売り込んでいただくことができた。こういう案件に強いのがエリートさんなのだなと感じた瞬間である。
また、応募先企業については、夜にたっぷり時間を取って下さり、高橋さんの視点から求人の背景、企業の特色、面接の具体的なアドバイスをいただいた。
その後企業と面接をさせていただいたが、面接の場での雰囲気や相性など、あまり違和感を感じなかったことに加え、思った以上にスムーズに運び、無事内定をいただくことができた。恐らく、高橋さんが先方の雰囲気と私の雰囲気も見た上で、相性の面でもマッチしそうな会社をご紹介下さったのだと思う。

オファー後の苦悩

この様に、転職活動自体は順調に進んだのだが、実はオファーをいただいてからが本当に苦しい期間を過ごすことになるとは思いも寄らなかった。できるなら2度と経験したくないくらいである。
コンサルなのか事業会社なのか、あるいは現職に留まるべきなのか。本来活動を始める際に考えておくべきことだと自覚しながらも、想定以上に早く決まってしまい、この三択で悩み苦しむ事となってしまった。

家族にも相談するが最後は自分次第、という事で悩みは深まるばかりという時、家族以外にまずは高橋さんに、コンサルか事業会社かで悩んでいることを打ち明けた。
すると第一声は、「栗本さん、それは甘いんじゃないですか」というもの。面食らった感じであったが、そこから1時間ほどお話をいただいた。
「コンサルに挑戦したい気持ちはわかるが、年齢的に若くなく、且つご家族もいて、コンサルの働き方はあなたを幸せにしないのでは。あなたが28歳独身で相談に来ていたら私もコンサルを勧めたかもしれないが、今のあなたの状況を聞き、敢えて推薦しませんでした」というお話であった。
これまでに沢山の転職者をご覧になってきた故に非常に説得力のあるお話を伺い、目が覚めた様な気がした。コンサルの大変な部分を見ない様にしていた自分に気づいたからである。この瞬間、転職するなら製薬会社という気持ちは固まった。

もう一つ、最後は現職か転職か、という点に思い悩んだ。
現職では良い評価ももらっており、このまま頑張れば出世できるかもしれない、お世話になった方々、築いた社内人脈、慕ってくれる沢山の後輩、苦労して入った会社、想定される退職交渉……。本当に転職すべきなのか、猛烈に悩んだ。
ただ、最後にここばかりは自分で乗り越えねばと思い、最後は覚悟を決めて新しい環境に飛び込むことに。そこからは霧が晴れた様な気がした。

終わりに

以上、長々と自身の転職について振り返ってみたが、転職活動後半に悩み苦しんだことは、本来もう少し前段階で悩み考えて整理しておくべきことだと改めて反省している。ざっくばらんに転職について相談できる家族以外の存在がいれば話は違ったかもしれない。その点で、高橋さんにはもっと早く本音ベースで相談できれば良かったなと思っている。そういう信頼できるパートナーに出会うことが、人生の契機においては重要なのだと感じた次第である。
これをご覧になった求職者の方がいらっしゃれば、ぜひエリートネットワークの転職カウンセラーの方々には最初から本音ベースでお話しし、悩みや不明点があればどんどん相談して下さい。

今、転職して1ヶ月が経とうとしている。初めての転職だったが、自分が思った以上にスムーズに組織に入っていけた気がする。それはもしかしたら、高橋さんがそこまで見越して求職者と企業のマッチングをしていただいたからではと思う。
転職により環境、ビジネスが変わることは非常に新鮮で、日々新しいことに触れ学ぶ楽しさを感じている。ただ、学ぶだけでは意味がないので、一日も早く会社に貢献し、この会社をより良い会社にできる様、人事としてやれるだけやってみたいとの一心で取り組んでいきたい。

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