本日現在:1210 転職体験記
No.1196

プラントエンジニア、48歳で専業エンジニアリング会社からメーカーへ2回目の転職

前職
東証⼀部上場大手素材メーカー下のユーザー系エンジニアリング会社 プラントエンジニア(主に⽤役・空調設備設計)
東証⼀部上場 ⼤⼿専業エンジニアリング会社 プロジェクトマネージャー、プロジェクトエンジニア(主にFPSO)

現職
東証⼀部上場 持株会社下の⼤⼿⾷品会社 エンジニアリンググループ
桑田 敏仁 氏 / 48歳
京都工芸繊維大学 工芸学部 機械システム工学科 卒
京都工芸繊維大学 大学院 工芸科学研究科 機械システム工学専攻 修了
プロジェクトマネジメント・スペシャリスト(PMS)
1級管工事施工管理技士
消防設備士甲種第1類
乙種第4類危険物取扱者
TOEIC 725点

●新卒でユーザー系プラントエンジニアリング会社へ

就職氷河期の1998年に大学院を修了し、ユーザー系のプラントエンジニアリング会社に就職しました。大学・大学院時代に行った研究を通じて興味を持った、水処理プラント建設を行っているエンジニアリング会社を中心に企業研究を行い、数社へ応募しました。結果、専業ではありませんがユーザー系のプラントエンジニアリング会社から内定を頂くことができました。

就職後はプラント技術部門に配属され、前半の5年は用役・空調設備設計に従事、後半の5年はプロジェクトエンジニアとして、主に設計と工事との間のコーディネーション業務に従事しました。

就職して初めて分かったことは、取り扱う商品に関わらず、会社内には様々な部署があり、理系・文系等、様々な学部・学科を卒業した方々が働いているということです。例えば、機械系学生にとって当時の花形就職先は自動車メーカーでしたが、こうした「機械系の就職は機械メーカーが中心」という観点に拘らない選択肢が広くあることを実感しました。これは学生時代には想像できなかったことです。

最初に配属された用役・空調設備設計の部署では水処理設備を取り扱っており、学生時代の希望を叶えることができました。
後半の5年に経験した2件の海外プラント建設プロジェクトでは、主にプロジェクトエンジニアとして従事しました。当初はまともに英語で会話できないレベルでしたが、何とかあきらめずにプラント完成まで成功裏に終えることができました。これらの案件を通じて、海外案件の楽しさを実感し、より海外案件の経験を積みたいと、1回目の転職を決意することになりました。

●新卒入社10年後に1回目の転職、大手専業プラントエンジニアリング会社へ

2008年、海外案件の売り上げ比率が当時8割を超えていた大手専業エンジニアリング会社へ転職しました。36歳の時です。
この転職活動では、転職サイトに履歴書・職務経歴書を登録した結果、転職エージェント企業1社からオファーがあり、そこと活動を進めました。紹介された求人情報をベースに企業研究を行い、希望に見合う企業複数社へ応募しました。最終的に、同業他社(但し、海外案件に特化)3社から内定を頂くことができました。

決め手となったのは、面接を通じて感じた会社の雰囲気、社員の方々の人柄が気に入ったこと。そして当時勤めていた会社と同じグループの企業であったためか、なんとなく雰囲気がよく似ていたことです。余談ですが、転職前のアメリカのプロジェクトでは出張先のサイトと宿泊先との間を自動車にて通勤していました。転職先の企業では、このご時世で自動車通勤が可能であることも一つの魅力でした。

入社後は希望通り海外案件(主にFPSO: Floating Production Storage and Offloading System、洋上で原油・ガスを生産し、生産した原油をタンクに貯蔵し、直接タンカーへ積み出しを行うプラント)のプロジェクトエンジニアとして、複数のプロジェクトの見積、実行を行いました。非常に充実した11年半(そのうち7年半程度は長期海外出張)であり、キャリアを積むことができました。最後の3年間では、規模が小さいソフト案件ですが、プロジェクトマネージャーとしてプロジェクトを取りまとめました。

●転職の動機

1回目の転職をした動機は、海外案件で活躍し、キャリアを築きたいと思ったからです。
具体的には、1998年に新卒入社した後、5年目以降に担当した2つの大きな海外プラント建設案件に参画したことで、国内案件とは異なる面白さ(プロジェクト遂行の手法、使用言語、異文化コミュニケーション、プラント建設地の商習慣、等)および一設計担当者ではなく、プロジェクト全体を統括するプロジェクトマネジメントの醍醐味を覚えました。2008年に米国から帰国した後も、引き続き海外案件担当として、同社でキャリアを積んでいく予定でした。しかしながら2008年に発生したリーマンショックを境に、親会社の海外進出案件(工場の新設、増設)への投資がしばらく縮小されることになり、その結果、同社では海外案件が激減しました。この状況を打破するために、海外案件をメインとする大手専業エンジニアリング会社への転職を決意しました。

2回目の転職をした理由は、いわゆる受注産業型のエンジニアリング産業(企画・立案ではなく、客先にて決められた予算、リソース、スケジュール内でのプロジェクトの実行・完了が役務)ではなく、オーナー側にて、もう少し上流の企画・立案の段階からプロジェクトに携わりたいと思ったからです。また、直近5年の会社の業績が非常に悪く、それ故に、会社の先行きに不安を感じていたことも事実です。
そのため、異業種ではありますが、これまで約20年間築き上げてきたプロジェクトマネジメントスキルを活かし、食品メーカー(地産地消に向けて海外への積極的な進出を計画している)への転職を決意しました。

●2回目の転職活動から入社を決めるまで

前職で最後に担当していたプロジェクトでは、プラント改造案件のコンセプト設計までを進め、少額ながらそのサポート業務を2019年初頭に海外の顧客より受注し、粛々と約1年に亘りその設計図書を客先へ発行し続けました。一方で、客先提示の設計原案書に記載通りの技術要求を満たす設備費用を積み上げると、当初の客先想定予算に収まらず、それゆえ客先の投資判断が遅れて、当初の想定スケジュールよりも約半年ほど遅れてしまい、いわゆるEPC契約に予定通り至らず、受注産業故のもどかしさを強く感じていました。もう少し顧客側の上流意思決定に参画できないものか?との想いのもと、このまま受注産業企業に留まるか、オーナー側に転職すべきかと葛藤していました。

そこで、2019年6月に約12年前に既に経験済みである転職活動を改めて行うため、転職サイトに履歴書と職務経歴書を登録し、企業からのオファーを待ちました。
登録情報を転職サイトでリリースすると即座に5社ほどの転職エージェント企業から面談の申し込みがありました。それまで「35歳転職限界説」を個人的には信じていましたので、そのレスポンスの速さには正直驚きました。
自分が保有するキャリアに基づく現在の自分の市場価値、および中途採用に積極的な業界は何なのか、等の最新情報を得るために、オファーが来たすべての転職エージェント企業のご担当者と直接面談あるいは電話面談に臨みました。転職エージェント企業はそれぞれ得意な分野、企業を有しており、転職活動を有効に進めるためにも、1社に絞るのではなく、複数社の転職エージェント企業を活用することが賢明だと感じます。

5社の転職エージェント企業の中で最後に面談申し込みを下さったのがエリートネットワーク社の転職カウンセラーである梨本様からのものでした。
まずは面談のアポイントをメールでとるのですが、ここで恥ずかしい話があります。返信メール文中の宛先を、誤って他の転職エージェント企業名で発信してしまいました。それにも拘わらず、梨本様は何一つ嫌な顔も見せずに、転職希望理由や想定する業務内容、希望所得レベル等、初回の面談時に丁寧にヒアリングの上、その後の対応を真摯に行って下さいました。

積み上げて来たキャリアと希望をベースに転職エージェント企業各社から紹介された求人内容は、再生可能エネルギー会社でのプロジェクトマネジメント業務が中心でした。残念ながらこの時点で、メーカー企業からの求人情報がほぼない状況でしたが、求人が出ていた数社へ内々に打診して頂いた結果、何社かで書類選考を通過し、面接へ進んだ企業もありました。

梨本様が最初にご紹介下さった企業群では、残念ながら書類選考が通過しませんでした。そこで梨本様は、希望年収を当初希望していた現状維持から約100万円下げて応募することで、企業も書類選考だけではなく、面接を設定しやすいのでは?とアドバイスして下さいました。
また、オーナー側であるメーカーだけへの応募に拘らず、可能性を広げる意味でも、同業他社の専業エンジニアリング会社への応募も勧められ、数社から見事書類選考通過の連絡が入りました。

面接対策としては、企業の採用ホームページをよく読んで情報収集しました。キャリア採用の情報は少なくなりがちですが、新卒採用の情報も十分に役に立つのでそちらの方も熟読を勧められました。また、頂いたアドバイスの中では、「対象企業研究に最低6時間程度をかけること」が印象的であり、実際に「気づき」がありました。これらを実践することで、希望企業からの内定獲得につながったと思います。

また、中途採用では内定通知後に入社の意思表示を1週間から10日で行う必要がありますが、梨本様にはこうしたスケジュール調整にもご尽力頂きました。具体的には、オファーを頂いた食品メーカーの内定受諾まで約1か月も待って頂くことになりました。(同時に選考が進んでいた専業エンジニアリング会社の選考状況を密に共有しながらお待ち頂きました。)
最終的に、計2社から内定を頂くことができましたが、メーカーに転職することを決めました。いままでと業種が異なりますが、面接を通じて得られた採用への熱い期待、会社の雰囲気、人事担当者の方をはじめ、執行役員、部長の方々の熱い想いが伝わってきました。もちろん、転職理由であった、プロジェクトのより上流の段階から企画・立案に携わることができ、積み上げて来たキャリアが活用できるということ。また、盤石な財務基盤を有するということが最終的な決め手となりました。

●最後に

ご担当して頂いた転職カウンセラー梨本様をはじめ、エリートネットワーク社からのサポートのお蔭で、満足のいく、約半年に亘る2回目の転職活動が完遂できたと確信しています。
本当にありがとうございました。

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