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2児の母、時短正社員として実働5時間の経営企画職へ

2児の母、時短正社員として実働5時間の経営企画職へ

No.1170
  • 現職

    大手資本のエネルギー事業会社 経営企画 (時短勤務)

  • 前職

    一部上場 大手メーカー系SIer システムエンジニア
    戦略コンサルティングファーム コンサルタント
    エネルギーベンチャー 営業企画 (時短勤務)

尾崎 結子 氏 38歳 / 女性

学歴:東京大学 文学部 卒

「自分軸」を大切に、働き方と仕事を選びたい。

それが、私の転職活動のポリシーでした。
世間から、他人から、どう思われるか。
仕事と育児を両立する上で、どのような道をたどるのが一般的か。
そのようなことにはできるだけとらわれず、「自分」と家族が一番幸せでいられる道を模索した結果、子供が小学生のうちは16時頃には帰宅できる時短勤務で、子供たちの勉強や習い事や精神面を最大限フォローしつつ、これまでの経験もできるだけ活かせる仕事でやりがいを感じながら働きたい、という結論に至りました。

長く勤めたコンサルティングファームでも、数年間のハードワークを経て2度の産休・育休を取得した後は、残業や出張のない短時間集中の働き方をさせてもらっており、信頼関係も築けていました。
しかし、長男で「小1の壁」を(特に精神面で)強く感じた際に、自分自身が何に価値を置き、どのように生きたいと思っているのかを考え抜いた結果、前述の結論に至り、働き方をさらに大きく変えるためには全く新たな環境の方が良いと感じたため、「入社時からの大幅な時短勤務」での転職を決意しました。

もちろん、そのような条件が可能で、かつ、ある程度やりがいも感じられそうな案件はかなり少ないですが、働き方改革の流れもあって少しずつ増えてきていたので、気長に情報収集をして焦らず転職活動に取り組み、何とか希望通りの転職先に巡り合うことができました。

前職にあたるその会社は、業界・職種ともに全くの未経験でしたが、コンサルティングファームでの経験を間接的に活かすことができました。
また、限られた時間の中で最大限のパフォーマンスを発揮することを意識して時短勤務を行った結果、そのような少数派の働き方についても評価していただくことができました。
そして家庭では、子供たちの勉強や習い事の練習をしっかり見たり、寝る前に読み聞かせや子供たちの話をきちんと聞く時間を持ったりと、今の私にとって仕事以上に大切なことに、以前よりも時間を使えるようになりました。

しかし、組織変更の影響もあり、徐々に仕事の種類が増えて、自分が最も付加価値を発揮できる仕事に割ける時間が少なくなっていったため、将来のキャリアのためにもそのような仕事にできるだけ集中できる環境に移りたいと思うようになり、同じ勤務時間での再転職を決意しました。

数社のエージェントに相談した中で、エリートネットワークの転職カウンセラー廣重さんは、私のこれまでの経緯や思い、マイノリティとも言える経験や希望を、最も的確につかんでくださいました。
私の話をじっくりと聞いてくださった後で、私に合う仕事は型にはまった求人票のような形ではなかなか出ないため、こちらから企業に個別に提案していくという方針と、そのような転職サポートのやり方が一番適切で且つ得意としているということを、笑顔でお話ししてくださったので、とても気が軽くなり、また頼もしく感じました。

その後、廣重さんが企業訪問の際に私を提案してくださったことがきっかけとなって、今回お世話になる企業としては元々は採用計画外であったものの、幸運にも“時短正社員”として受け入れていただけることになりました。
廣重さんのアドバイスも踏まえて自分なりの志望動機を考えて面接に臨みましたが、基本的には自然体で、拙くとも自分の言葉で正直な思いを語り、それぞれに個性のある面接官の方々と、できるだけ「会話を楽しむ」ことを心がけました。

複数の企業で選考が進む過程で志望順位を考える際にも、条件面だけではなく、面接の場でどれだけお互いに自然体で話が噛み合い心が通じ合ったかというフィーリングを重視しました。
また、応募する際にも、業界・職種、会社の規模・知名度、雇用形態といった「形」にはあまりこだわらず、自分のこれまでの経験や強みを活かせそうな会社を積極的に受けて、面接の場で直接詳細をきちんと確認してから判断するようにしました。

結果的に次の仕事は、一番長かったコンサルティングファームと、未経験で飛びこんだ前職の両方の経験を活かすことができそうなので、これまで何度も悩みながら手探りでジグザグに進んできたけれど、無駄な経験というものはなく、いつの間にか全てが繋がっていくものなのだなぁ……と感じています。

これからも、ライフステージや自分の価値観は少しずつ変わっていくと思いますが、その都度、自分の思いに正直に、「自分軸」に沿って考え、行動を起こし、一歩一歩、前に進んでいきたいと思います。

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